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 [レンジブログ 前回のあらすじ]

田原とレンジ(私)はセブパシフィック航空を利用し無事に着陸。深夜便の入国審査前には多くの旅行者の姿があった。その列を田原の機転で一気にショートカット。二人ゲートに向かう。また、この記事中には、田原という人物の紹介、また入国カードの書き方サンプルなどを掲載しています。

[前回の記事]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m

[オノケンのブログの第一話はこちらから]
【オノケンブログ1】転落と後悔

オノケンブログの一覧はこちらから

 

 

【レンジブログ2】フィリピン人女性パーリー、美人現地責任者

 

空港のエントランスを、田原さんの後ろをついていきながら出た。

 

私「うっ」

 

深夜でもすぐにムッとくる湿度が伝わってくる。亜熱帯の生温い空気とともに、全身の毛穴が開くのを感じる。


[マニラ空港の外側、真夜中の様子の写真]

 

エントランス出口には、出てくる旅行者を待っているフィリピン人たちの姿がいくつかあった。

どれもギラついているように見える目。

おそらく皆、家族や知人を待っているのだろうが、旅行者をハンティングするような雰囲気を感じるため未だに慣れない。

ワクワクする気持ちを抑え、少し気を引き締める。ここは日本のように安全ではない。

決して刀は置くな、常に注意すべし、私。

 

二人でゲート際を少し見渡す。いた。

 

その美しい人は待っていた。

大勢の人々の姿、賑やかなしゃべり声。周囲の様子は前回の渡比の時と同じだ。

どの顔も同じように見えるフィリピン人の中にいてもすぐ分かる。田原さんもすぐその人を見つけたようである。

 

田原「Hi! How are you?」

パーリー「ゲンキ、ネムイダケ」

 

パーリーは二十代後半の純フィリピン人。田原さんの彼女であり、また現地法人の代表者で、田原さん曰く一般的な日本の社会人以上に優秀な人物とのこと。

 


[パーリー似顔絵]

 

パーリーは疲れた様子だが元気そうではあった。

また、田原さんの直近の渡比は先々週であったので、それほど久しぶりではない。そのためかあまりテンションは上がってないよう。

 

それにしてもパーリーは美しい女性である。

まさに凛とした佇まい、日本人にはない美貌と気品に溢れている。

低身長ではある。しかし、モデル並みのスレンダーなスタイル。黒いスーツがまた良く似合っており、膝上タケのスカートからは細長い脚が伸びている。

田原さんには話したことはないが、どの国籍の男性であってもメスとして大いに有りであろう、まさに理想的なアジアンビューティー、超絶才色兼備なパーリー。

 

私「Hi, Pearly! It’s been a long time!」

パーリー「ネー、久しぶり、痩せたんじゃない?レンジさん」




私はパーリーと一年ぶりの再会、練習してきた英語を使った。

色々と使いたい英語は頭にあるが、まず使いたかった渾身の「久しぶり」と言う表現。

前回の渡比では、自身の英語力のなさを呪った。

帰国後は学生時代には一切興味なかった「スピーキング力」を高める勉強に努めた。ロングタイムノーシー、私はまずこれを卒業したかったのだ。

[参考記事]
【英会話】絶対おすすめ! 英語のスピーキング能力を劇的に高める方法とは!?

 

パーリーは私のことを察したのかニコッとして、褒めてくれたようである。

ジャパニーズお世辞もしっかりとわきまえている。

 

彼女は田原さんと付き合って約10年、漢字も読めるらしく日本語は全く問題ない。

日本でのオフィス勤務経験もあるため、日本語はほとんどネイティブレベルだ。

 

パーリー「チョット待ってて、ドライバー近いから」

 

パーリーは個人ドライバーとともに空港に迎車に来てくれていた。空港前は混雑していたため、一度車を旋回してきているとのこと。

 

そのドライバーのエピソードで印象に残っているものがある。もともとは、パーリーの知人でパートタイムのTAXドライバーをしていたという。

以前、田原さんがパーリーとともに移動中、1,000ペソ程をそのドライバーの車内に落としてしまっていた時があった。田原さんは乗車中はもちろん降車後も、全く気付きもしていなかったが、彼は丁寧にもすぐに連絡してきて届けてくれたらしい。

1,000ペソと言えば、現地の一般的な労働者にとっては日当以上にも相当する金額であっただろうに。

 


[ボブの似顔絵]

 

現地の普通のタクシードライバーであった彼。名はボブ…見た目のままで名前も覚えやすい。

スキンヘッドの一見怖そうなおじさんである。

いやそれでも今時、日本でも珍しいかもしれないほどの親切さ。

以後、田原さんが在比する際はもちろん、パーリーが車を使う日には毎日雇われるらしい。彼にとって田原さんは、忘れ物を届けただけで、以後は良い料金を払ってくれる固定のお客様となったのである。

 

1,000ペソを一度届けた事で、お抱え運転手として毎度2,000ペソの売り上げが約束される様になった訳だ。

実はこの様な考え方が理解できるフィリピン人はとても希少な気がする。この時点での私の印象だが、ほとんどの人々は将来の生活よりも今目の前のお金が重要なのであろうと感じていたからだ。

 

その背景には現地の強烈な貧困、格差問題があるのだが、日本人がその問題と文化、人々の思想を知るにはかなりハードルが高いかもしれない。

 

 

[次回タイトル] フィリピン、マニラでのタクシーについて。旅行者は特に注意が必要。

[次回あらすじ]
マニラでのタクシー利用時の注意点です。今でこそGrabなどの配車タクシーサービスが一般的となりましたが、当時はまだそうではありませんでした。タクシー利用時の恐怖体験も。

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