[レンジブログ 前回のあらすじ]

ホテルチェックイン時に提示するバウチャーについての説明。また、パンパシフィックホテルの内観について紹介。

[前回の記事]
【レンジブログ6】マラテのパンパシフィックホテルにチェックイン

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m

オノケンブログの一覧はこちらから

 

[レンジブログの第一話はこちらから]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

 

 

【レンジブログ7】夜のマラテへ繰り出す準備。現地の両替所にて、日本円をペソに両替

 

部屋に入ると、改めて一人ではもったいないと感じる。

ツインタイプだが、ベッドサイズはダブル。デスクセットもある。清潔感と高級感のあるインテリア。飲み物やアメニティーは一部有料だが無料分でも充実している。

 

また、スケベなのはバスルームのバスタブ横の扉を開くとガラス越しにベッドルームが見えること。

 


[パンパシフィックホテルの室内バスルーム写真]

 

ここで、愛する女性と二人で過ごせたらな。外国人が現地の女性と恋することは、前回初めての渡比でなんとなく難しいとわかった。しかし、今回こそは、頑張ってみるぞ!何とか足跡を残したい。

 

どこの国でも不潔な男性はモテない。シャワーを浴び、ヒゲを剃り、髪型をビシッと整える。着替えもした。この国では清潔感が特に重要である。

 


[パンパシフィックホテルの室内バスルーム、シャワースペース写真]

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そして、今晩の戦闘力はとりあえず、20,000ペソくらいあれば良いかな。一万円札を5枚、前ポケットに入るファスナー付き折り財布へ入れる。

あとカードキーと目薬。スーツケースには鍵をかけて、パスポートとその他貴重品はセキュリティボックスへ。

 

よしっ、準備完了!

 

ホテルのロビーに行ってみると、田原さん一人が待っていた。

 

田原「パーリーは疲れたからって。部屋で寝ると。」

私「そうですか。」

田原「一発だけで許してもらえた。はは。」

私「はは、お疲れ様です。」

 

パーリーは部屋に入り次第すぐに激しく求めてきて、終わった後は寝始めたとのこと。

 

夜の町に、スッキリした田原さんと二人で出ることになった。私もこの方がいらぬ気を使う必要がないので、ありがたかった。

 

とりあえず、私たちは両替所に向かうことにした。田原さんはボブと連絡を取っている様子。

外国人が多いため、マニラにはいたるところに両替所がある。ドルや円をペソに変える場所である。その日の為替によって変動するし、手数料などは両替所によって異なる。

特に不慣れな外国人には、低レートでボッタくられるケースが多々ある。レートを店内外どこかに掲示してる店を選ぶことをお勧めする。

 


[マラテには至る所に両替所がある。レートを掲示してある店を選ぶとよい]

 

このホテル付近にもいくつかそういった場所があるが、ここら辺はレートがあまりよくないらしい。この時の滞在では1万円が約4,100ペソ前後であった。

フィリピン マニラのオススメ両替商 エルミタのシェーナ Sheena

ボブが車を配車してきた。二人で乗り込む。

おそらくいつもの両替所へ向かうのだろう。

そこは、ロビンソンモールのもう一本西側の通りにあるシェーナ SHEENA という白い看板が目印の両替所である。

私たちの滞在中は、いつもこの両替所を利用する。(2018年もこの辺りの両替所がやはりレートが良いようである。両替するならマカティよりマラテの方がおすすめです。)

 

田原「俺、今はいいや。レンジさん行っておいで。両替後、出てくるとき注意してね。」

 

両替所から出てくる旅行者は、強盗の格好の獲物らしい。このときは特に注意する必要がある。

 

一人で車外に出る。

 


[マラテのおすすめ換金所シェーナ Sheena Money Changer]

 

店前に止めた車から店に入る3mほどの距離が、とても遠く感じた。当時は、たったそれだけのことが非常に心細く怖かったことを覚えている。

 

真夜中、オークリーのサングラスをかけたギャングのようなお兄さんがお店の扉を開いてくれる。サングラスの向こうには笑顔が見えた。

 

店内には、客は私のみ。5枚の万札をカウンターの柵下から店員に預ける。対応してくれたのは、スカーフを頭に巻いた優しそうなおばさんだ。おばさんはすぐに私が渡した5枚を数える。

 

おばさん「Five?」(5万円?)

私「Yes」(はい)

 

しばらくするとすぐに、両替されたペソが出てきた。添付してある小さなレシートにはこう記載されていた。

 

5(渡した紙幣の枚数)

4,150(その紙幣一枚辺りで両替されるペソ)

20,750(両替後の合計ペソ)

 

渡された紙幣が正しいか、カウントしながら確認する。またその際、紙幣に欠け破れがないか全て確認する。少しでも紙幣に傷があると、お店での会計時に使用できないことが前回あった。銀行で交換してくれるが、それは一つの手間となる。今回は、しっかりとお札の状態を確認したので大丈夫であろう。

 

1,000ペソ札が20枚、500ペソ札、100ペソ札が2枚、50ペソ札、ぴったりと、20,750ペソある。




よしっ。私は日本では富裕層ではない。フィリピンでも同様だ。しかし、この夜だけは富裕層の気分に浸る。今、私のポケットには、現地の平均月収程の金額があるのだ。

 

余りある戦闘力を得た気分で店外へ出る。

 

もちろん、付近に十分注意しながら。駆け足気味で田原さんが待つ車へ乗り込む。

 


[ちなみに、このすぐ向かいに「EDZEN」という名の両替所がある。こちらもマラテの中では高レートでお勧めの店である]

 

田原「大丈夫?OK。じゃ、どこいこうか」

私「そうですねー。お任せですけど。」

 

田原さんは、フィリピンという国が好きで、日本でもよくフィリピンパブに行くらしい。スケベ目的ではない。現地の女性と会話を楽しむのである。

この時までにも私も何度か日本で一緒していた。私にとっては、本場フィリピンパブは前回から二回目である。

 

田原「そうだね。静かなところがいいよねー。グランドにでもしとく?」

私「はい。良いと思います。」

 

その夜のお店は、いわゆるフィリピンパブというよりかはフィリピンラウンジのような落ち着いた店である。個室のVIPルームが充実しており、店内は落ち着いている。

この辺りでは高級店の部類に入るらしく、日本人好みのルックスを備える女性が多く、レベルは高い。ワンセット1,000~1,500ペソくらいの料金だったと思う。

レディースドリンクや指名、VIPルーム利用には追加料金が必要だ。この辺りでは、不明な支払いを要求されることはない優良店だと聞く。

 

ホテルからは程近いところだが、ここからは少し距離がある。田原さんがボブに指示を伝え、ボブは車を発進させた。

 

車の外は大変にぎやかだ。多くの現地人、外国人が歩いている。

路上の簡易出店のようなところで、串揚げや串焼きを食べている人たちを多く見かけた。皆仕事終わりなのだろうか。

 

車は少し大回りをして、パンパシフィックホテル前を過ぎ、さらに進む。

この辺りは本当に賑わっている。途中、サークルと呼ばれる円形の交差点を見た。夜間はライトアップされている。前回も見た覚えのある場所だった。

 


[アドレアティコ通りにあるサークルと呼ばれる円形の交差点写真。人通り交通量も多く一見賑やかな場所だけのように思えた。]

 

田原さん「前回も言ったと思うけど、このサークルの東側と南側の奥へは絶対行かないでね。外国人がよく強盗に合ったり殺されたりする事件を聞くから。日中でも止めておいた方がいいよ。」

 

はい。かしこまりました。その後、出会うフィリピン人女性も同じようなことを言っていた。相当危ないエリアなのだろう。

私たちの車はそのサークルという交差点から西側の道路へ、右折しマビニ通りに入った。

 

そして、目的のお店の前へ。

 

 

[次回タイトル] マラテ、フィリピンパブKTV。グランドヨーコ GrandYoko にて、ショーアップ。

[次回あらすじ]
田原とレンジ二人が現地の夜のお店へ。店内の様子やショーアップの様子を紹介。

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

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