マラテ KTV 1Fはヴォーグ Vogue 2Fはゼブラ ZEBRA

 

[レンジブログ 前回のあらすじ]

謎のアパートという場所にやってきたレンジ。そこでは現地の女性が集まる出会いの場所があった。

[前回の記事]
【レンジブログ28】女性と出会う場所、マニラのアパートは危険地帯だった

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m

オノケンブログの一覧はこちらから

 

[レンジブログの第一話はこちらから]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

 

 

【レンジブログ29】マラテに帰還、続いてはフィリピンパブ KTV ヴォーグ Vogue へ

 

マラテに入ってから、マークは用事があったらしく途中で下車することに。田原さんが500ペソをお礼にチップとして渡そうとした。マークはいらないと拒んでいたが、田原さんは強引に受け取らせた。マークは深々と頭を下げ、私たちのタクシーを見送ってくれた。

 

二人でパンパシフィックホテルに戻ってきた。タクシーから下車すると田原さんの現地の携帯が鳴ったらしい。

 

田原「もしもし!はい、あー、元気よ!うんうん、そうなの?うんうん、オッケー。今ね、日本からの友人と二人でいてね、これからどうしようかな、ってところ。ちょっと待ってね」

 

田原さんは満面の笑みだった。

 

田原「レンジさん、古い友達から電話なのだけど。この近くで飲んでいるっていうからどうかなって。一緒にね!」

 

私「はい。是非行きましょう!」

 

田原「もしもし?あー、行くよ!うんうん、はい。すぐ近くだからねー。はいはい、はいー、失礼しまーす」

 

私「田原さん、嬉しそうですね」

 

田原「超久しぶりでね、連絡はたまに取っているのだけど、会えるのは三年ぶりかな。こちらで駐在中の日本人、武本さんって言うのだけど。銀行のヘルプデスクのヘッドしている人。昔はね、良く一緒して無茶していたのだけど。最近なかなかお互い忙しくてさ、いっつも飲もう飲もうって言っていたのだけどね」

 

私「なるほど」

 

田原「俺がフィリピンに初めて来た頃からの付き合いでね、すっごく良くしてくれて。年下なのだけどね、本当にいい奴。今、この近くのヴォーグVogueって言うところで飲んでいるらしい。まだ新しいところだけど、行ってみようか!」

 

私「はいっ!」

 

マラテ KTV 1Fはヴォーグ Vogue 2Fはゼブラ ZEBRA
[マラテのKTV 1Fはヴォーグ Vogue 2Fはゼブラ ZEBRA 昼間の外観写真(2018年2月の様子)]

 

武本さんとはもう二十年くらいの付き合いになるらしい。田原さんがここマニラでビジネスを始めるキッカケも武本さんがお手伝いしてくれたからとのこと。

 

田原さんの様子からは、武本さんのことを心から信用していること、久しぶりの再会をとても喜んでいることが感じられた。このような田原さんの笑顔は見たことがない、おそらく本当の友人なのだろう。

 

私たちはパンパシフィックホテルを出て、南側を迂回。ちょうどホテルのエントランスの裏側へ向かった。

 

マラテのマビーニ通り Mabini st だ。

 

相変わらずジプニーやオートバイの排気爆音が絶えず響き、忙しく渋滞している。

 

渋滞を縫ってくるオートバイやトライシクルに注意しながら、田原さんの後を付いていく。

 

マラテ中心部を歩く事などこの頃にはもう、私も慣れたものだった。

 

その建物はすぐに見えて来た。

 

マラテ KTV 1Fはヴォーグ Vogue 2Fはゼブラ ZEBRA
[マラテ KTV 1Fはヴォーグ Vogue 2Fはゼブラ ZEBRA 夜の様子(2018年2月の様子)]

 

二階建ての一軒家のように見える。

 

ヴォーグは一階の店、二階はまた別の店で、エントランスはどちらも一回にある。建物の前には計20人くらいいただろうか。多くは店の女性、皆お店用のタイトなドレスを着ているようで一見誰もが魅力的に見える。また、呼び込みらしい男性スタッフの姿もいくつかあった。

 

とにかく賑やかな入り口だった。




田原さんを先頭に、二人で一階右側のエントランスに向かう。ヴォーグ Vogue の入り口だ。

 

マラテ KTV 1Fはヴォーグ Vogue の料金システム写真
[マラテ KTV 1Fはヴォーグ Vogue の料金システム写真(2018年2月現在)]

 

一人の男性スタッフが声をかけてきた。

 

スタッフ「コンバンワー、イラッシャイマセー、オフタリデスカ?」

 

田原「うん、中にね、友達がいるの」

 

田原さんは店の中を指差しながら、すでに別の友人が入店している事を伝えた。

 

スタッフはすぐに理解したようで、私たちを店内へと案内した。スタッフの対応は大変丁寧で好感が持てた。

 

私自身、この時はマニラ初心者(今でも初心者)であったが、以後このヴォーグ Vogue を大変気に入って、開店以来常連となる。オーナー、スタッフの方々、特に男性スタッフは皆さん親切で、いろいろとお世話になっています。

マニラのKTV  ヴォーグ Vogueのホームページ http://ktvvogue.com/

 

ここでも色々なエピソードがあるので、後日レンジブログで報告させて頂きます。

 

[次回タイトル] フィリピンパブ KTV Vogueの店内へ。ショーアップで全員指名!?

[次回あらすじ]
店内には田原の旧友の武本の姿が。日本人三人で飲み始めるが、まさかのショーアップにて並んだ女性達を全員指名することに?

ブログランキングリンク-ボトム
ブログランキングのトップを目指しています。
応援よろしくお願いしますm(_ _)m

 

 

 

スピンオフ小説『クレイジーマニラ』電子書籍、単行本出版決定!Amazonで販売中↓ フィリピン 小説 マニラ

 

レンジblog前の記事
レンジblog次の記事

 

レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

コメントを書く

Please enter your comment!
Please enter your name here