[レンジブログ 前回のあらすじ]

レンジにとって2回目のフィリピン旅行が終わり帰国する。初めて好きになったマリーと言う一人のフィリピーナとの今後の展開は果たして。

[前回の記事]
【レンジブログ49】 日本へ帰国した後、現地フィリピーナとどのように連絡を取り続けるか

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

レンジブログを始め(序章)から読んで頂けると幸いですm(__)m
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

レンジブログ第一章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ

 

また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m

オノケンブログの一覧はこちらから

 

 

【レンジブログ50】現地のフィリピーナが日本のフィリピンパブで働くと言い出した

 

二回目のマニラから半年経過していた。

 

私は日本で働き、マリーはマニラのKTVで働いている。

 

私もマリーもお互い母国で日常を送る。もちろん彼女がKTVという場所で働くということは、いろいろな男性からアプローチを受け続けるということ。こちらも恋愛の耐性がないと、コンタクトは続かない。

 

一応、毎朝、毎晩、彼女にメッセージを送った。既読、返信があるなしに関わらず。

マニラでの通信事情はわかっていた。

また、フィリピーナは男性側から連絡がないことを極端に嫌う。そのことをよく知っていたので、どんなに返信がなくともこちらからメッセージを残すことだけは心がけた。

 


[マリーが私にプレゼントしてくれたライター 彼女は知らないが私にとっては誕生日プレゼントだった]

 

マニラへ彼女に会いに行きたいと思うこともあった。

しかし、日本での日常を言い訳に、なかなかその勇気と覚悟が出なかった。

一度だけマニラで良い感じになったフィリピーナ、この半年でマリーは結局私の中でそのような存在になってしまった。

 

そしてある日、マリーとメッセージのやり取りをしていたとき、彼女からいつもとは違うメッセージが入ってきた。

 

マリー「I’ll work in Japan as Talent next month.」(私は来月、タレントとして日本で働きます。)

 

私も「What!? I never recommend you to work in Japan.」(何!?  私は決して日本で働くことをあなたに勧めません。)

 

私はこの頃、日本で働くフィリピーナの何人かと親しくなっていた。

二回目のマニラ以降、日本のフィリピンパブに今まで以上にはまってしまったのである。

マリーのことはいつも頭にあったが、彼女はマニラ。私は結局、職場から近い日本のフィリピンパブが手頃だと理解してしまったのだ。

 

そのフィリピーナ達は皆、日本のフィリピンパブで出会ったのだが、店外デートを重ねるほど親しくなったフィリピーナもいた。

ただ、マリーに抱くほどの恋愛感情はなく、日本にいる親しい外国人のお友達という認識だった。

 

私が通っていた場所に勤務していたあるフィリピーナから、いつも職場の不満を聞いていた。

そこでの給与は月に日本円で四万円くらいの約束。しかし、店側は人件費削減のため、ドリンクバックのカットや理不尽なペナルティーを与え、タレント達の給与をさらに減らしていた。

また、休日はなく毎日出勤、プライベートな外出も全く許されてはいなかった。タレントと言うにはあまりにも可哀想な現実だった。

 

私は、マニラのKTVで働くフィリピーナのことを何となくだが知っていた。

その日本のフィリピンパブと比べると、場合によってはマラテやマカティで働く方が、給与も良く、プライベートな時間もあるだろう。

日本より確実に条件の良いKTVが既にあり、マリーが勤めているグランドヨーコの雇用条件が優良なことも知っていた。

もちろんフィリピーナにとってさらに優良なフィリピンパブも日本には多数ある。きちんとタレントに給与を払い、プライベートな時間や休みも週一回あるようなところの方が多いだろう。

 

しかし、劣悪な労働環境のフィリピンパブは確かにある。

日本に憧れるフィリピーナ、彼女達にとって当たり外れがある事を私は知っていた。

プロモーターや店側の思惑などもあるため、ここであまりその話題は触れないが、とにかく私はマリーに日本で働くことはお勧め出来なかった。




このことを、一通り彼女に説明するが、彼女は全く聞かなかった。

 

マリー「Only once! It’s just experience on my life. I want to go to Japan.」(一回だけです。人生でただの経験としてです。日本に行ってみたい。)

 

マリーに日本の何処で働きたいの?と聞くと、「Tokyo」と言う。

ほとんどの場合、フィリピンから初来日する際には、彼女達に勤務地の選択権はない。全く知らない地方都市に飛ばされることが普通である。

私はその事も伝えるが、マリーは何処でも良いから日本で働きたいと言う。

日本のどこの地方で働くことになるのかわからないのに。

 

彼女の意志は固いようで、私はこれ以上来るなと説得することはできなかった。

 

 

そして、一週間ほど彼女から連絡が絶ったある日。マリーから久しぶりに連絡が来た。

 

マリー「I just arrive Japan. Now airport!!!」(日本に到着しました。今空港!!!)

 

私「Where are you working?」(どこで働くの?)

 

マリー「○○ pref.」(○○県)

 

強い寒気がした。

 

マリーは私が住んでいる日本の都道府県など知らない。

しかし、そこは私の居住するところだった。

 

私「Ha!? What name your KTV in ○○県?」

 

マリー「○○パブ」

 

生まれて初めて感じる強い寒気だった。

 

そこは、私がよく知っている場所だった。というか、通っていたフィリピンパブの一つだった。

 

私はこんな奇跡みたいなことがあるのかと疑った。

 

マリーはなんと、私の日本の職場から徒歩5分の場所のフィリピンパブで働くことに。

 

[マニラのKTVで働くマリーの記事はこちらから 【レンジブログ44】フィリピーナがパルパロだと怒る?その理由について

 

 

繰り返すが、フィリピーナのタレントが日本のどこのフィリピンパブで働くかは選べない。

 

 

私とマリーとのエピソードはまだまだ続く。

 

 

[レンジブログ第一章 終わり]

クレイジーマニラ、次回の記事からはオノケンブログの第二章になります! どうぞ、今後ともクレイジーマニラを宜しくお願いいたしますm(__)m

 

[レンジブログ第二章 予告あらすじ]

マリーは結局日本に来日。しかも、レンジが住む町にやってきます。レンジはもちろんマリーに猛アタック。その後、彼女との交際がスタートして現在に至ります。またそのアプローチ期間中、改めてマニラに魅了されたレンジは、現地でビジネスを持つことに強い興味を持ちます。まずは個人の銀行口座開設(外国人用)から、現地フィリピン人の発起人確保、会社登記、法人口座開設、営業許可取得、営業開始など、マリーや他のフィリピーナとの交際以外にも現地マニラでのビジネス関連のネタを紹介していきます!

 

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

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