[レンジブログ 前回のあらすじ]

次回の渡比に向けて、ビジネスの下調べをするレンジ。現地のコンサルティング会社や銀行に直接問い合わせるが、なかなか難しい様子だった。

[前回の記事]
【レンジブログ55】フィリピン現地ビジネスの下調べ。登記の方法や銀行口座について

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

レンジブログを序章から読んで頂けると幸いですm(__)m
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

レンジブログ第一章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ

レンジブログ第二章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ51】マニラのフィリピーナが初めて日本の地方都市に来る

また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m

オノケンブログの一覧はこちらから

 【レンジブログ56】人生三回目のマニラ旅行へ。夕食会場で新たなフィリピーナとの出会い

 

人生三度目のフィリピン旅行へ。日本の仕事も忙しかったため、その日はすぐにやってきた。

今回の渡比は、日本から私一人でのフライトだった。この時、田原さんはシンガポールで仕事があったようで、そこからのフライト。

私たちは現地マニラ空港で待ち合わせだった。

今回は、フィリピン航空 PAL を利用していたので、マニラ空港のターミナル2へ到着。

前回のターミナル1のような入国審査での混雑もなく、非常に快適な入国だった。しかも、昼過ぎのまだ明るい時間帯。マニラ空港到着後の足取りはとても軽かった。

 

預けていた荷物を受け取り、ゲートの外へ出る。

 

ムッとくる亜熱帯の空気。

ゲート周辺で旅行者を待つフィリピンの方々のギラついた目。

無駄に多い車のクラクションと割れるような排気音。

 

あー、懐かしい。約9ヶ月ぶりのフィリピン マニラに到着!

えーっと、待ち合わせは「BAY15」あたりだったかな…。

 

あっ、いたいた!

 

田原「おーい、レンジさーん!」

私「お疲れ様です。お待たせして申し訳ありません!」

パーリー「久しぶり、やせたんじゃない?」

 

田原さんとパーリーがドライバーとともに迎えに来てくれていた。

パーリーは相変わらず美しかった。そして、いつものジャパニーズお世辞挨拶をしてくれる。私はもちろん、前回から全く痩せていない。

田原さんも先ほど到着したばかりだったそうで、多少疲れている様子だったが、元気そうだ。

 

私「田原さん、相変わらず元気そうで!」

田原「いや、もうやばいw 今回も大人しくしておこうと思う。」

パーリー「そうそう。もう駄目、この人w」

田原「おい、パーリーw」

 

パーリーとの仲も良さそうである。良かった、良かった。

 

パーリー「ちょっと待ってね、もうドライバー近いから。」

 

しばらく、ロータリーの隅でドライバーのボブを待つ。ボブに会うのも久しぶりだ、元気にしていただろうか。

するとすぐにその車は現われた。

 

[パーリーとボブを紹介している過去記事はこちら 【レンジブログ2】フィリピン人女性パーリー、美人現地責任者 ]

 

三人で車に乗り込む。

そして、後部座席からボブに話しかける。

私「Hi,Bob. Long time no see. How are you?」(こんにちは、ボブ。久しぶり。元気ですか?)

 

ボブは、二カーっと笑顔で親指を立ててくれる。ボブは、英語を多少聞き取れるが、話すことはほとんどできない。それでも、ボブが私を歓迎してくれている様子は十分に伝わってきた。

 

田原「とりあえず、パンパシで良いよね?」

私「はい!」

 

今回も宿泊先はパンパシフィックホテルだ。あそこの朝食ビュッフェがまた食べられるのかと思うと、私はヨダレかけが必要なほどに興奮していた。楽しみだ!

 

空港を出発する。

 

ロハス通りは日中だと混雑していること多い。この日も、パサイ周辺からは大渋滞だった。

この頃、中央分離帯にはまだ多くのホームレスの姿があった。

また、渋滞に並ぶ車を縫うように、物乞いや物売りが窓越しに話しかけてくる。乳児を背負った女性の姿もいくつか見かけた。マニラ中心部ではこれが日常なのだ。

 

マラテに近づくと渋滞はさらに酷くなる。


[マラテ中心部、日中から夕刻のラッシュアワー]

 

 

結局、ホテルに到着したのは夕刻。周囲は少し陽が傾き始めていた。

 

田原「じゃ、30分後にロビーで良いかな?」

 

私たちはチェックインを済ませ、各自の部屋へ。

 

荷物を整理し、外出の準備を整える。今夜はパーリーの家族と皆でディナーだ。夜は、おそらく田原さんとKTV巡りになるだろうから…。持ち出す日本円は3万円もあればとりあえず十分だろう。

 

私はすぐに準備を終え、ホテルのロビーへ向かう。

田原さん達もロビーにすぐ現れた。

 

田原「じゃ、とりあえず、両替してから。その後、ディナーに行こうか!」

私「はい!」

 

私たちはボブの車に乗り込み、マニラの両替商シェーナ Sheena へ向かった。

 

[参考記事]
フィリピン マニラのオススメ両替商 エルミタのシェーナ Sheena

 

両替を手早く済ませ、車に戻る。

田原「ディナーにはパーリーの妹夫婦も来るのよ。ナオミって言うんだけど、レンジさん会ったことないよね?」

どうやら、その妹夫婦は最近ビサヤ地方から上京してきて、パーリーの自宅近くで住み始めたらしい。田原さんもその家族とは久しぶりに会うらしく、とても楽しみにしている様子だった。

田原「でね、パーリーがどうしても行きたいって言うレストランがあるから、そこへ行こうかと。バイキング形式のところだけどね。いいかな?」

 




 

私「はい! ご一緒させて頂きます!」

 

そして、私たちはモールオブアジア Mall of Asia 近くの「ヴァイキングス Vaikings 」というレストランへ向かった。

ここは多国籍料理がバイキング形式で楽しめる大人気のレストランとのこと。

レストランに到着すると、夕刻の食事時ともあって、大変混雑していた。パーリーの妹さん夫婦は未だ到着していないようだった。

このときは、ボブも参加するということで、田原さん、パーリー、ボブ、私の四人でレストランの列に並ぶ。

パーリーが予約を取っているとのことだったが、すぐには入店できず、結局レストラン前で30~40分ほど待つことに。

その間に、どうやら妹さん夫婦が到着したようだ。パーリーが電話で居場所を案内している。

 

おっ、こちらに笑顔で近づいてくる人たち。無事に合流できたようだ。

 

ん? んん?

高身長でスレンダーな男性と、その男性が胸に抱いている乳児。そして、小柄だがかなり体格の良い女性。

パーリーとその女性がお互い手を握る。

 

おそらく妹のナオミだ。お互い仲がとても良さそうな雰囲気。

正直、パーリーの妹さんであるということで、パーリー以上の美女を想像していたのだが。

パーリーと妹さん、義理の弟さんが三人で少し話をしたあと、こちらに近づいてくる。おそらく簡単な紹介があったのだろう。

 

私「Nice to meet you. I’m Range.」(初めまして。レンジです。)

ナオミ「Hi, Kuya! I’m Naomi. How are you?」(こんにちは、お兄さん! ナオミです。元気?)


[ナオミ似顔絵]

 

しばらく二人で談笑する。ナオミは日本語が出来ないようで、英語のやりとり。

第一印象は、とても活発で愛嬌溢れる女性。健康な肌艶から、20歳前後のように見える。

 

ただし、猛烈に太っている。

 

私と一緒に会話しているところを見た人は、私たちを兄妹だと思うだろう。

 

二人で組み体操をしようものなら、鏡餅になってしまうだろう。

 

[次回あらすじ]
皆で夕食を楽しんだ後はマラテに戻る。パーリーも参加して、KTVへ。

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

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