[レンジブログ 前回のあらすじ]

レンジ、ポニー、ポニーの親友の三人でホテルの一室で飲み会をしていた。そして、終了後にホテルの外まで彼女らを見送りに行くと…ザリにその光景を目撃されてしまう。

[前回の記事]
【レンジブログ65】フィリピーナ二人がホテルの部屋にやって来た。お互いの危険性は!?

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリー仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

レンジブログを序章から読んで頂けると幸いですm(__)m
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

レンジブログ第一章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ

レンジブログ第二章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ51】マニラのフィリピーナが初めて日本の地方都市に来る

また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m

オノケンブログの一覧はこちらから

 

 

【レンジブログ66】現地の銀行個人口座開設完了。しかし、法人登記のコンサル代が高い!?

 

私はホテルのエントランスに入ろうとしていたところだった。背後から強い視線を感じたので、振り返ると…。

 

通りの向こうに、一人動かずこちらをじっと見ている女性。

 

確かにザリだった。

仕事が終わり通りを歩いていたのだろうか。


[パンパシフィックホテル エントランス外]

 

私は彼女としっかりと目が合い、表情はとても悲しそうに見えた。そして、私は強い寒気を感じその場から消え去りたいと思った。

それでも私は勇気を出し、彼女の方へ向かおうとし、足を踏み出す。

 

すると、その雰囲気を察知した彼女は、翻って逆の方向へと姿を消した。

 

私(心の中)「ヤバい、見られたーっ!!」

 

走って彼女を追いかけることもできたが、どう言い訳するかを既に考え始めていた私はこれ以上動けなかった。

 

結局、そのままホテルの部屋に戻ることにした。

 

私たちがホテルから三人で出てくるところも見られたのだろうか。それとも、私が通りで二人の女性を見送る姿だけ見られたのだろうか。

後者であれば未だ言い訳できるかもしれないが、私のホテル付近で他のフィリピーナと一緒に居るところを見られたことはあまりにも印象が悪い。

 

彼女のことは諦めるしかないか…。

 

私は部屋に戻り、「I saw you just now.」(さっきあなたを見ました。)とだけメッセージを送っておいた。もし、返信があれば、そこから言い訳をしよう。

今回、ホテルの室内では実際何もなかった訳だし、ポニーとその友人とで会話を楽しみ、お酒を飲んだだけである。確かに後ろめたい思いはある。ザリが過度に傷ついているならばそこはきちんと説明したかった。

 

彼女は私に好意を寄せていることはわかっている。ポニーとはまた違って、彼女のは純粋な恋心のような気がする。

好きになった日本人に他に女がいたと知ったら…大変申し訳ない。会うチャンスがあるならば、全てきちんと説明しよう。


[パンパシフィックホテル 部屋から朝日を望む]

 

いろいろ考え事をしていると、朝日が昇り始めていた。

眠気が覚めていた私は、この後風呂に入り直し、大人しく布団に入った。

 

 

そして、翌朝。

私は約3時間ほどで目が覚めた。昨夜はあまりお酒を飲んでいなかったため、寝覚めはよかった。

これぞマニラマジック。

またこのあと、大好きなパンパシフィックホテルの朝食ビュッフェにて、3000kcal以上は摂取する予定なので、この日は快調だろう。

 

ただし、一つ心配事が。

ザリから返信はない。やはり、私は見限られたのだろうか。

 

 

朝食を終え、部屋に戻り、身支度をする。

 

そして、正午。

待ち合わせ場所のロビーには田原さんとパーリーの姿がすでにあった。


[パンパシフィックホテル エントランス付近のカフェスペース]

 

田原「おはよう! レンジさん、昨日はごめんね。」

私「いいえ。田原さんたちも大変お疲れ様でした。」

田原「そうなのよ。でね、実は今日もこのあとまたケソンに行かなくてはならなくてね。」

 

田原さんとパーリーは少し疲れている表情だった。現地でビジネスを持つということはいろいろな場面で責任も増えるということ。顧客からのクレーム対応は日本以上に難しいのだろう。

 

私のことは気にしないでくださいと伝える。田原さんは本当に申し訳なさそうだった。そして、田原さんたちはタクシーで移動するので、運転手のボブは日中、私に付けてくれるとのこと。

私もこの日は、昨日のマカティの銀行へ行く予定があったので、その申し出は大変ありがたかった。

 

田原「じゃ、レンジさん、気をつけてね! 夕方には戻ってくると思うから、ディナーは一緒に行きたいね。」

私「そうですね。また、こちらへ戻ってくる頃には私も連絡します。」

 

私達はホテルを出て、それぞれの車に乗り込んだ。

私はボブに「Good morning! How are you today?」と声を掛ける。

ボブはニカッと笑顔で答えてくれる。すっかり私たちは友達だ。

私は彼に行き先を伝えて、車は発車した。

 

そして、30分ほどすると目的の銀行へ到着。私はボブの連絡先と後の集合場所を確認した。


[マカティ中心部の街並み写真]

 

 

銀行に入り、受付カウンターにて昨日の担当者、近藤さんを呼んで頂くよう伝える。

 

10分ほどすると、近藤さんは現われた。

 

近藤「こんにちは、アベさん。今日もご足労頂き申し訳ありません。」

私「いいえ、お忙しいところご対応頂きありがとうございます。」

 

私は昨日と同様のブースへ案内された。

 

そしてすぐに、現地の通帳とキャッシュカード(デビット用途)を受け取り、ATMの使い方や銀行でのお金の引き出し方などを教わった。

 

近藤さんは終始嬉しそうに笑顔だった。

 

その後、前日同様に、お互いの世間話でしばらく盛り上がる。「近藤さんも好きですねぇ!」の一言で、私達はすっかり仲良しになった。

 

近藤「アベさん、今度は法人口座のお手伝いをさせて頂きますからね! マニラへようこそ、ご活躍を期待していますよ!」

 

おそらく、私のような日本人がフィリピンに増えることを喜んでいる様子だった。私は、近藤さんの過去を聞いていたので、何となく彼が嬉しそうにしている理由がわかった。私のことを単なる融資目的の顧客ではなく、同じ日本人であるが故に喜んでいるのだろう。私は大変好感を持った。

 

またこの時、近藤さんとお付き合いのある現地コンサルティング会社を紹介された。外国人による現地法人設立を多数手がけ、信頼ある実績があるとのこと。この銀行とも当然取り引きがあるらしい。

登記など代行費用も良心的なもののようで、近藤さんはこちらをお勧めしますと。空きテナントなどの情報も豊富にあるらしく、近藤さんの名前を出せばさらに親身になってくれるとのこと。

私は、そのコンサルティング会社のビジネスカードを受け取り、再度、近藤さんにお礼を伝えた。

 

私「近藤さん、本当にお世話になりました! 今後ともよろしくお願いします!」

近藤「また近々お会いしましょう! ありがとうございました!」

 

私は近藤さんと強く握手を交わし、深くお礼、そして、銀行を後にした。

 

ボブは付近で私を待っていてくれたようで、連絡を取るとすぐに現れた。

 

 

さて、時刻は未だ午後3時頃。これからマラテに戻ったとしても、午後4時頃…。

 

少しゆっくりしていればすぐに夕食時間がやってくるか。私達はマラテにまっすぐ戻ることにした。

 

 

マニラ市内、日中でも渋滞は激しい場所もあり、私たちの車は何度かそれに捕まった。

結局、ホテルに到着した頃には、もう陽が傾き始めていた。

 

私は、一応田原さんに連絡を入れる。田原さんはすぐに電話に出た。

田原「もしもーし! お疲れ様。 うん、こっちもマラテに戻ってるところ。たぶん、あと30分くらいかなー。うん、うん、わかった! では、後ほど。」

 

私はホテルのロビーで待っていることを伝え、田原さん達もこちらに向かっているとのことだった。

そして、時間通りに30分後。田原さんはホテルに帰着した。

 

田原「ごめーん、お待たせ! 結構、待った? これからどうしようか、ディナー行こうか! どこがいいかな?」

私「そうですね、お腹減りましたー。前回行った、ハーバービューレストランはどうですか?」

 

私達は夕食会場を即決し、ハーバービューレストランへ向かった。

 


[ハーバービューレストラン 内観写真]

 

ハーバービューレストランは、私はマニラで最も好きなレストランである。海上桟橋の上に客席が設けられており、まさに「海上レストラン」と言う場所である。気持ちの良い海風とマニラの夜景とともに食事を楽しむことができる。(ただし、風が強い日は食事どころではないので注意。)

 

私達は、席についてすぐに料理をオーダーした。皆、お腹が減っていたのだろう。パーリーもボブもそれぞれオーダーしていた。

 

田原「で、レンジさん、銀行はどうだったの?」

私「はい。無事に個人口座は完了しました。で、次は法人口座なんですけど、これはまた次回ですね。登記をしながらの申請になるようで、いろいろと手続きが居るようです。」

田原「なるほど。で、登記関係はどうするの? 株式で行くの?」

私「はい、そうですね。現地のコンサルティング会社を紹介されたので、そちらにお願いしようかと。この会社さんです。ウェブサイトもあるようです、これですね。」

田原「どれどれ…。えっ、高っ! レンジさん、これちょっと高いよ。」

 




 

田原さんはそのコンサル料全般が割高だと言う。これなら、彼の会社の人間に任せてくれた方が、全て必要実費プラスのチップ、友人価格で出来るらしい。

またこの時彼から、法人設立や銀行口座について、いろいろとアドバイスを受ける。(これに関しては、後日詳しくトピックスで紹介したい。)

 

なるほど。

私もこの時はほとんど無知の状態であったので、こうして近しい人にアドバイスやサポートしてもらえるなら、これほどありがたいことはない。特に田原さんの会社の方であれば、とても安心だ。

 

田原「ちなみに、レンジさんのコンサル、パーリーが担当するけど!」

パーリー「えっ! 私っ!? まじーっ! 新規でしょ、めんどくさい…。」

 

田原さんの突然のフリにパーリーは驚いている様子だった。

しかし、田原さんの友達のためなら良いよと、最終的には引き受けてくれた。その代り、「今夜の夕食代はレンジさんが払ってね」と言う。喜んで!

 

 

そして、サンミゲルビールで皆で乾杯。運ばれてきた料理をみんなで楽しく食べた。

私も今後のマニラでのビジネス展開にかなりの見通しが立ったので、気分が良かった。

 

ただ、一つの心配事が。

 

ザリのことだ。

 

ここでスマホをチェックすると、待望の未読メッセージ一件が入っていた。

 

ザリからだった。

 

 

 

 

ザリ「I work tonight.」(私は今夜働きます。)

 

[次回あらすじ]
マニラ旅行3回目、最後の夜。ザリからのメッセージを受け取ったレンジはどこへ向かうのか。

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