[レンジブログ 前回のあらすじ]

新たに訪れたKTVにて、超美人フィリピーナのアケミに出会う。さっそく恋に落ちたレンジは、調子に乗りまくっており、店のボーイであるオカマのティティと盛り上がる。

[前回の記事]
【レンジブログ76】KTVで超美人フィリピーナと出会う。恋愛発展するかは重要質問から。

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

レンジブログを始め(序章)から読んで頂けると幸いですm(__)m
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

レンジブログ第一章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ

レンジブログ第二章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ51】マニラのフィリピーナが初めて日本の地方都市に来る

レンジブログ第三章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ71】マニラでビジネス開始。フィリピーナのコンサルティングで法人設立。

 

また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m

オノケンブログの一覧はこちらから

 

【レンジブログ77】KTVの人気フィリピーナは忙しい。その間でオカマと盛り上がる。

 

ティティのドリンクが用意され、お互いに乾杯する。

 

私&ティティ「Tagai!」(タガログ語の「乾杯」の意味)

 

私たちはドリンクを一気に飲み干し、ティティにはすぐ追加のオーダーを聞いた。

彼は本当に嬉しそうに、「本当にいいの!? ありがとう!」と言ってくる。普段、客からドリンクを奢られることなどないからか、異様な興奮状態であるようだった。

 


[オカマのティティの似顔絵]

 

どうやら彼は、時々クラブでDJをしているらしく、音楽好きということがわかった。この店ではパートタイムのアルバイトで、イベントが無い時はここで働いているらしい。

実は私も、クラブミュージックやEDMが好きで、UltraやTomorrowlandなどのDJイベントで流れるジャンルの音楽が大好きだった。

私たちは、音楽ネタを中心に盛り上がった。知っているアーティストや好きな曲を言い合い、それが一致するとハイタッチ、そして、謎のハグを繰り返した。

 

周囲を見渡すと、ウェイティングスペースには女性達の姿が目に入ってくる。彼女らは談笑していたり、居眠りしていたりで暇そうに待機している。

気になるアケミの接客の様子は、とくにセクハラを受けているようでもなく、静かにお酒を飲んでいるようだった。

 

店内で、私たちのテーブルだけが騒がしかった。

私は、ティティがテーブルに付いてから、彼のテンションの高さもあり、お酒のペースが上がっていた。

 

彼もとても上機嫌で、私にベタベタと触れてくる。

「You’re so kind!」と言ってくる。それとも単に、私のようなデブが好きなのだろうか。

彼は手を私の膝の上に置き、もう片方の手で私の手を握ってくる。

 

オカマさんからの積極的なコミュニケーションは、飲みの場では楽しい。そう、飲みの場限定では楽しい。

 

私「You’re super Pogi! Joke lang! Fuuuhh!」(あなた超男前ね! 冗談! フー!)

ティティ「You too! Fuuuhh!」(あなたもね! フー!)

私&ティティ「Fuuuhh!」(フー!)

 

私たちはすでに意気投合し、仲良しになっていた。

私は普段はこんなキャラクターではないのだが、お酒がかなり回っており、アケミとの出会いもあったため、この夜は完璧なアホに仕上がっていた。

また、彼はことある毎に「Fuuuhh!」と大声で叫ぶため、そのテンションに負けじと張り合っていた。

 

それでも私は、やはりアケミのことが気になっており、度々彼女のテーブルへ視線を送っていた。

彼女はたまに私の視線に気付き、苦笑いのような表情で返してくる。その表情も堪らなく可愛かった。

早く戻っておいで、ア・ケ・ミ。

ブスがブスなハニカミ笑顔で返す。

 


[アケミ似顔絵、私のドストライクな女性]

 

その様子を見ていたティティが私に尋ねてくる。

 

ティティ「Do you like Akemi?」(アケミのこと好きなの?)

私「Yes. I approach her!」(はい。彼女にアプローチしています。)

ティティ「Aah, I see. I like you too!」(あー、わかりました。私もあなたのこと好きです。)

私「What!?」(何!?)

ティティ「I like you! Fuuuhh!」(好きです! フー!)

 

おっ、おう。

まず会話の流れがおかしいし、フーじゃねぇし、しかも、この感じは初めてのことではない気がする。

過去のトラウマが思い起こされる。

 

[参考記事]
【レンジブログ60】KTVのスタッフ達と韓国焼肉アフター、その中のオカマに気に入られる
【レンジブログ61】現地のオカマをホテルの部屋に招くと、とんでもない展開になった

 

私は、少しだけ彼を警戒することにした。

 

すると、このセットの終盤にアケミがテーブルに戻ってきた。

 

私はこの短い時間ですら君のことが恋しかったよ、と伝える。

アケミも「Me too.」と返してくれる。

 

よしっ、ティティよ、音楽談義は楽しかった。もうこのテーブルから去るんだ。

そして、あの常連客のところへ行って、「Fuuuhh!」と叫びながら、いつまでもそのテーブルにへばり付いておくんだ。

 

ティティとアケミは、タガログ語で何かやりとりをしていた。

私はほとんどわからなかったが、どうやらティティは私のことを彼女に推薦してくれているようだった。

彼にドリンクを振る舞ったことは、結果としてこの場ではプラスになったようだ。

よしっ、ナイスサポートだ、ティティよ。そして、さらばだ。

 

ティティは名残惜しそうに、私たちのテーブルを離れた。

 




 

時刻は午前1時が過ぎようとしていた。

明日の仕事を考えると、もうお店を出たいところ。

 

そして、そろそろ伝票がやって来そうな気配がしたので、この瞬間にしっかりとアケミに「好意」を伝えた。

彼女は私のアプローチを了承し、今後も連絡を取り合う約束をする。

 

アケミ「I wanna know about you more.」(あなたのこともっと知りたいです。)

私「Me too.」(私も。)

 

よっし、彼女の私への好意は確実だ。この商売に慣れている感じはない。これはきっと彼女の本音だろう。

今後の展開が楽しみすぎて、私は最高に気分が良かった。

 

そして、ママが伝票を持ってきて、延長の有無を聞いてくる。

 

ママ「延長、どうする?」

私「明日も仕事なので…。」

ママ「ええ、もう一回だけ!」

アケミ「One more please!」(もうワンセット、お願い!)

 

私は、「断る」ことがなかなかできない。しかも、お気に入りの女性に「お願い」などされれば、「それでも帰る!」とは絶対に言えない。

 

私「OK, only one time!」(わかった、もう一回だけ!)

 

彼女の嬉しそうな表情を見るため、もう少し男らしいところを見せるため、延長をお願いした。

 

アケミは「キャッ!」と喜び、私の腕に纏わり付いてくる。

私は瞬間的に彼女の頭をなで、必殺仕事人のごとく、瞬時に彼女の髪の香りを盗み嗅ぐ。

 

よしっ、これでもうワンセット分は回収できただろう。

 

何より、彼女にはこちらの好意を伝えるにはこれで十分だ。また後日、食事に誘うか、アプローチのためにここへ来店すれば良い。

私は満足していた。

 

加えて、私は酔いがマックスに回っており、目が半開きになりつつあった。

 


[新たに訪れたKTVに満足していた。]

 

すると、この夜三組目のお客さんが一人で入店してきた。

 

アケミはその人を見て、私の耳元で囁く。

アケミ「My customer also.」(また私のお客さんです。)

 

えっ、また?

この時、なんとアケミへの指名が私を含め三組となっていた。

フィリピーナが20人以上在籍していると思われるこの店舗に、一日で三組のみの客。しかも、その三組ともがアケミの指名客とは。

店内の広いラウンジスペースに座っているオス三匹は、皆彼女だけを狙っているということ。なんと、おぞましい状況だろうか。

 

しかし、それほどの魅力がある女性だ。納得できる資質を「アケミ」は確かに持っている。彼女の美貌と内面は、どの男性であっても惹かれるだろう。

彼女は、働き始めて一ヶ月も経っていないと言うが、すでに固定客は多いようだ。

平日で指名客が三組も重なるのだから、週末はさらに忙しいだろう。

 

これもKTV、夜遊びの現実。

メタルクィーンを倒すためには、彼女らのもっと働き始めの時期を狙わなければならない。勤務して一ヶ月はすでに時が遅いのだろう。タイミングはとても重要なのだ。

 

しかし、そんなことは気にせず楽しむのが本来の夜遊び。

それでもわかっているはずだったが、彼女に本気になりかけていた私の気持ちは、少し落ち込んでいた。

 

アケミに、「あなたの仕事の邪魔をしたくないから、たぶんこの後会計するね。」と伝える。

彼女は「わかりました。また連絡します。本当にごめんなさい。」と申し訳なさそうに、新たなお客さんのテーブルへ向かった。

 

はぁっ、飲み過ぎたし、疲れた。今夜は、一曲歌って、もう帰ろうかな。

私はママに「一曲だけ歌って帰ります。」と伝える。

 

すると、マイクとリモコンを持ってきたのは彼だった。

 

ティティ「Yeah! Fuuuhh!」(イェー! フー!)

私「Yeah! Fuuuhh!」(イェー! フー!)

 

私は、モヤモヤする気持ちを消そうと、彼のテンションと再び競い合うことにした。

 

ティティは「私も歌っていいか?」と聞いてくる。もちろん「Of course! Fuuuhh!」と返す。

 

あー、明日もナオミ達に嫌な顔をされるのだろうか。いや、遅刻だけは絶対にもうできない。そんなことを考えながら、リモコンで楽曲を選んでいた。

 

このとき、私が踏んでしまった地雷スイッチは、爆発まであとわずかな時間しか残っていなかった。

 

[次回あらすじ]
調子に乗りすぎたレンジ、フルにその報いが返ってくる。

 

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