皆様、日本からフィリピンへ向かう際にはどの航空会社を利用されているでしょうか。

今回の記事では、日本-フィリピン間の格安航空便 LCC を提供するジェットスター Jetstar について紹介していきます。

 

日本からフィリピンへ LCC ジェットスター Jetstar の利用について 2019年最新

以下、この記事の目次です。

  • ジェットスター Jetstar について
  • 航空券の取り方の例(関空からクラーク空港直行便)
  • 格安って言ってるのに、利用料金が思ったより高くなる?
  • 搭乗手続きと離発着について
  • LCCだけど、機内の快適性や機内食って?
  • フィリピン航空 PAL と結局どちらがおすすめ?

私は以前、ANAマイルの関係からフィリピン航空 PAL ばかり利用していましたが、現在はこちらで紹介するジェットスター Jetstar を主な航空会社として利用しています。なぜ、LCC を利用するのか、その格安な値段だけではない理由も合わせて紹介していきます。

 

ジェットスター Jetstar について

ジェットスター Jetstar は、カンタス航空を親会社とする航空会社であり、日本とフィリピンの往復でおすすめする格安航空会社 LCC です。


[ ジェットスター Jetstar ホームページへリンク ]

以下、Wikipediaより引用

ジェットスター航空(ジェットスターこうくう、Jetstar Airways)は、オーストラリアのメルボルンに本社をおく国内線・国際線格安航空会社。2004年3月25日から運航開始した。カンタス航空によって2001年11月20日に買収された旧・インパルス航空の経営陣によって経営されている。日本路線は日本人客室乗務員が乗務している。

日本での法人は、「ジェットスター・ジャパン株式会社」となっており、他社の運賃よりも10%下げる「最低価格保証」を実施しているそうです。2016年ころから、東京/成田、大阪/関西、名古屋/中部からそれぞれ、マニラ空港への便が就航しています。

また以下から、日本からフィリピンへのアクセス例として、アンへレスに近い「クラーク空港」への航空券の取り方を紹介します。




 

航空券の取り方の例(関空からクラーク空港直行便)

ジェットスターにて最も安く航空券を取る方法を、以下に紹介していきます。

①まずは、ジェットスターのホームページにアクセスしてください。


[ ジェットスター Jetstar ホームページへリンク ]

画面が表示されたら、上部のバナー部分に「出発地(例、大阪)」と「到着地(例クラーク)」を入力します。

②次に画面下部に表示される「往路出発日」と「復路出発日」を選択します。このときは前後の日付で構いません。後の画面でも、往路、復路出発日それぞれ修正選択ができます。

③目安の出発日を確認して、「フライトを検索する」をクリックしてください。

④以下の画面に遷移します。ここでは日付の確認と、その前後三日間の取得可能な航空券の金額が表示されています。希望する日付の部分をクリックして、「選択する」をクリックします。

なお、画面上の紫色で表示されている金額のところは「Club Jetstar会員特別価格」ということで、有料の会員登録後に選択することができます。

「Club Jetstar会員」は、会員向けの特別価格航空券や各種サービスを受けることができます。入会費3,900円、年会費3,939円(初年度の年会費は無料)ですが、将来的に複数回利用するのであれば、ぜひ入会しておくことをおすすめします。

⑤希望の便を確認して、予約内容を確認してください。

画面の例では、

往路が4/21(土) 12:55 関西空港発 – 16:15 クラーク空港着
復路が5/3(日) 07:00 クラーク空港発 – 11:55 関西空港着

となっています。

以降は、ご自身の預ける手荷物や機内食、座席指定などを選択する画面に移っていきます。そして、最後には支払い画面で購入という流れになります。

なお、上画像に表示されている合計金額「34,960円」をしっかりと覚えておいてください。これは未だ最終支払金額ではありません。初めて利用される方へ注意です! 以下の項目も、ご一読ください!

 

格安って言ってるのに、利用料金が思ったより高くなる?

表示されていた合計金額「34,960円」。上記の例において、ジェットスターの航空券を最終的にこの金額で購入できるわけではありませんのでご注意を。とりあえず、ここまでで間違いなければ「続ける」をクリックしてください。

この画面までは、「おー、ジェットスターって安いなーっ」と感じるかもしれません。しかし! 注意してください。ここまでの値段は、受託手荷物の重量別料金や機内食などのサービス料などが全く含まれていません。加えて、このあといろいろなオプションやカード決済手数料を付加していくと、結局、「フィリピン航空の方が安いじゃん!」となる場合があります。

例えば、「座席指定」については「スタンダード・シート(プラス料金)」なるものが勝手に追加選択されており、そのチェックを外すには一度前の画面に戻らないと出来ないという、とても「不親切」なところがあります。もちろん、利用者様の状況次第ですが、特に座席にこだわりがなければそのようなオプションは不必要です。


[スタンダード・シート(オプション)が勝手に追加選択されている。この画面ではチェックを外すことができなく、不要な場合は前画面に戻る必要がある]

このように各オプションについて、予約をしていく画面遷移の中で「あらかじめオプションにチェック」が入った状態で表示されます。明らかに、「利用者の不要かもしれないオプション」を気づかれないように選択させようとしている印象を受けます。つまり、ジェットスターは、「予約確定まで気づかれなければラッキー!」という「利用者の過失による料金値上げ」を期待している、と感じる画面遷移になっています。

加えて、JCBやマスターカードなどの主要なクレジットカードであっても、最終的にカード決済手数料(1000円~)が客負担として加算されることがあります。上記の画像の例で言えば、合計金額「36,200円」にさらにオプション以外にも金額がプラスされていくということです。何千円かもしれませんが、LCCを使う側としてはあまり気持ちの良いものではありません。

できれば、予約画面当初より、「この金額は未だカード決済手数料などは含まれておりません。」の一言くらい付加しておいていただければありがたいのですが。あるいは、「スタンダード・シートは有料オプションです。こちらを選択しなくても普通に座席に座ってご利用いただけます。」と、初めての利用者でもわかるように、あるいは追加有料の項目にチェックは入れずに画面遷移させるなど配慮頂きたいと思います。

私自身、ジェットスターを応援し、今後も利用していきたいと思っているからこそ願うところです。

ジェットスターの利用者のほとんどは「いかに安くフィリピンに行くか」を考えているはずです。とにかく渡航費を抑えたいのです。しかし、ジェットスターの「それでも少しでも高く利用してもらおう、へっへっへっ!」という姿勢があからさま過ぎるため、そこは現時点では残念に感じる部分です。

 

なお、ジェットスターでの航空券の詳細な購入方法については、また後日、別記事で紹介したいと思います。

 

搭乗手続きと離発着について

関西国際空港を例に紹介いたします。搭乗手続き(チェックイン)については、フィリピン航空を利用する場合とほとんど変わりません。混雑している時間であれば人の列に並びますし、混雑していなければスムーズにチェックインすることができます。

搭乗ゲートもバスで移動する場合もありますが、2018年現在ではモノレールで移動する場所(南ウイング)からの離陸となっているため、この点でもフィリピン航空と同じ程度の負担です。


[関西国際空港 南ウイングの26-41のゲートを利用することが多い]

LCCでの離発着やフライトの乗り心地についてですが、操縦士の技量や天候などに左右されるため、ここではどの航空会社が優れている、劣っていると言うことはできません。少なからず、LCCだから操縦が雑だ、着陸が下手だ、危険だということは全くありません。安全に、安心して利用することができます。

ただし、ジェットスターのマニラ行きの便は、マニラ空港の[第一ターミナル]に到着します。ここに到着後、いつも入国審査前には多くの人の列ができており、長く待たなければなりません(1時間以上のことも)。

[マニラ空港第1ターミナル]
フィリピン航空( PAL )、セブパシフィック航空、デルタ航空、エミレーツ航空、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空などが利用しています。
また、人気のジェットスターを始め多くのLCC航空会社が発着するので、特に入国審査場所前にはいつも長い列ができます。


[第1ターミナル 入国審査場前に並ぶ人々の列]

詳しくは、こちらの記事[ フィリピン マニラ ( ニノイ・アキノ ) 国際空港の利用について 2018年度版 ]をご覧ください。

 

LCCだけど、機内の快適性や機内食って?

機内の快適性についても、フィリピン航空利用時と比べても、個人的には大きな差異は感じません。ただし、ジェットスター機内にはWi-Fi環境はありません。フィリピン航空にはあります。


[マニラ行きジェットスター機内の写真]

座席が極端に狭い、トイレが汚い、料理が不味いということはありません。清潔感のある内装で、こちらも安心して過ごすことができます。同サイズの旅客機であれば、フィリピン航空の内部と大差ありません。


[トイレも清潔感あり、一般的な旅客機と同じ]

なお、機内食やドリンクについてはフィリピン航空では標準で航空券に含まれていますが、ジェットスターではオプション扱いとなります。


[機内の食事サービスメニューの一部]

一般的な食事メニューは、上記の写真の例では一食「12ドル(約1,300円)~」となります。ドリンクやおつまみを付けると「17ドル」にもなります。また、カップ麺といったメニューも用意されていますが、こちらも「5ドル」と良いお値段となっています。


[ドリンクメニューの一部]

機内で何か料理やドリンクを注文する際にはかなり割高になってしまうため、事前に出発前の空港内で軽食を買っておいてから機内に持ち込んだ方が良いでしょう。水も有料のようです。

 

フィリピン航空 PAL と結局どちらがおすすめ?

結局は、利用者の到着時間や出発時間の都合があるかと思います。旅程の都合を先に決めるのか、航空機の離発着時間から逆算するのか、それぞれ利用者次第だと思います。

ジェットスターとフィリピン航空の航空券の値段については、往復2万円以上も差が出ることがあるので、一番に旅費を抑えたい場合はジェットスターをおすすめします。

また、10kg以上のスーツケースを持ち込む、機内食やドリンクのサービスがほしいというような場合は、フィリピン航空を始めから検討しても良いでしょう。

例えば、フィリピン航空では、日本からマニラへ向かう際はお昼頃に到着、出発の際もお昼頃に搭乗するというように、一般旅行者が利用しやすい時間設定の便が多いです。そのため、航空券の値段は高めですが、曜日や時期を検討すればLCC並に安く利用することができます。

また、マニラ空港にて到着するターミナルが「ターミナル1」か「ターミナル2」なのかは大きな問題だと思います。フィリピン航空ではターミナル2に到着するのですが、入国審査は非常にスムーズに通過することができます。逆に、先述のターミナル1は、それは本当に「うんざり」するほどの人の列です。

結局どちらがおすすめ?ということですが、「荷物が少ない、機内で飲食はオーダーしない、マニラ到着後は急いでいない」という場合でしたら、「ジェットスター Jetstar 」をおすすめします!

 

以上、日本からフィリピンへ LCC ジェットスター Jetstar の利用について 2019年最新 でした。

 

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

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