【ポットブログ80】意中フィリピーナの祖父母にリーガウ宣言!

 

ジルの協力を得て百人力となった私ポットがついにジョアンの実家に乗り込みます。

手土産は全てジルが用意してくれました。

ジルがTJやジョアンに買ったものとは全く別のものだそうです。

 

箱に入ったものが紙袋に入っているので、何が入っているのかは分かりませんが、

重さから察するにひとつはお酒である事が予想されます。

 

私とジョアンとTJは早朝から会社で待ち合わせをし、1泊2日の小旅行に出かけるのでした。

 

 

展開が早過ぎて目が回りそうですが、乗り越えるしかありません。

 

やれば出来る!やれば出来る!やれば出来る!やるしかない!!!!

 

私は心を強く持ち、気合いで限界を突破する事にしたのでした。

 

【ポットブログ80】意中フィリピーナの祖父母にリーガウ宣言!

 

ダメだ・・・。

緊張する・・・・。

 

緊張で吐きそうである。

 

本人ともほとんど話していないのに、

イキナリ祖父母なんてハードルが高過ぎる。

 

TJという強力な味方がいるのが唯一の救いだ。

この子がいなければ道すらも危うい。

 

今回はジルの計らいで、専属のタクシーをGETしてあった。

なんと1泊2日の全てに同行してくれて、帰りも送ってくれる。

ジルの粋な計らいである。

 

TJが気を利かせてくれて、前に乗り、私とジョアンが後ろに乗るのかと思いきや、

3人とも後ろに乗るというパチパチのキツキツスタイルで出発した。

しかも私が真ん中である。

 

両手に華なのかもしれないが、私は端っこが好きなのに、これから長時間、耐えられるのだろうか?と心配した。

 

大好きなジョアンの為だ。この移動中の禁煙はいたしかたない。

それより心配なのは会話だ。こんな長時間話す自信は正直ない。

 

 

しかしジョアンは思ったよりも話をしてくれて、TJもよく話してくれる子だった為、私の不安は払しょくされた。

 

しかし、聞けば聞くほどジョアンの生い立ちは不遇だった。

生まれてからすぐに父親が浮気をして家を出ていってしまい、

母親はそのストレスで育児を放棄し、別の男を作ってしまった。

 

ジョアンは1歳になる前に祖父母に預けられ、

その後、両親に会った事は一度もないと言うのである。

 

お母さんの新しい彼氏は海外の男で、そのままフィリピンを飛び出してしまい、

お母さんの顔はフェイスブックでしか見た事ないとの事。

 

母親の愛を知らずに育つなんて、どれだけ辛かっただろうか。

 

ジョアンの不幸はこれだけではない。

 

お父さんも新しい家族と新しい家庭を築いてしまっていて

ジョアンの事は全く無視しているそうで、

お父さんとも全く会っておらず、連絡先すら分からないそうだ。

 

ようするに、父も母も自分の記憶の中で一度も実際に会った事がないという事だった。

 

それだけにジョアンは、自分に唯一優しくしてくれる祖父母を

自分の親のように思っているとの事だった。

 

 

私は途中で涙を流しながら話を聞いた。

TJも泣いていた。

 

私は独身である事や今後、フィリピン会社を大きくしていきたい事など

全て正直に話した。誠意には誠意で返す。これがポット流である。

 

TJも前職の話や、今の会社の話など色々してくれて、

また会社への要望や、今後の待遇面などを質問してきたので、

私は自分が出来る範囲で全て答えた。

 

ジョアンもTJも前職がコールセンターだったようで、

2人でコールセンターあるあるを話していたりして、それも面白かった。

日本で嫌な上司といえばセクハラおじさんが思い浮かべられるが、

フィリピンでは意地悪おばさんが嫌な上司の主流のようである。

 

 

何時間も会話をしたので、私達はそれなりに仲良くなった。

私からするとジョアンもTJも、どんな人か良く分かってなかったので、

本当に良い機会になった。

 

ジョアンの顔がドストライク過ぎて顔ばかりに目がいっていたが、

色々話をした事で、ジョアンの内面もどんどん好きになっていった。

ジョアンは気遣いも出来て、本当に心優しいいい子だった。

 

そして家族を本当に大切にしているんだという事もよく理解出来た。

 

 

そんなこんなで、途中ジョリビーで運転手さんも含めた4人で昼食をとりつつ

なんとか日が暮れる前にジョアンの実家に到着する事が出来た。

 

 

タクシーを待たせ、私はついに緊張の瞬間を迎える。

 

頭の中で何度もシュミレーションした。

リスペクトを表す挨拶もジルと共に練習済である。

 

 

私は初めましての挨拶をし、祖父母にリスペクトの意を表した。

そして手土産を渡し、間髪入れずにリーガウの宣言をした。

 

ここまで完璧に台本通りだ。

 

一切のアドリブはない。

 

しかし、私の展開が早すぎたのか、

TJがタガログ語で長々と補足説明をしてくれている。

 

私のその会話がほぼ理解出来ていなかったが、

その説明の後、祖父の方が私にガッチリハグをしてくれたので、

きっとOKに違いないと判断した。

 

その後、TJからバッチリです。

孫をよろしくと言ってますと通訳して貰った。

持つべきものは最高のスタッフである。

 

めちゃめちゃ緊張していたのに、ほぼ他力本願で何とかなってしまった。

食事を用意してくれるとの事で私達は喜んで食べさせて頂いた。

 

その後、私とTJはタクシーに行き、私が本日泊まるホテルに移動した。

TJは私をホテルで降ろし、自分の実家にそのタクシーで向かった。

 

タクシーの運転手は車で寝るのだろうか?

先にチップを渡せば良かったな・・・

とも思ったが、ホテルに私を降ろしたらすぐ出発してしまった為、

それは出来なかった。ま、明日渡せばいいだろう。

 

それにしても、凄い1日だった。

ジョアンと色々話せたし、祖父母の感触も良好だった。

 

 

ジルの話だとリーガウを受け入れてくれたのならば、

高い確率でお付き合い出来るとの事だった。

 

乗り越える事が出来ない困難な壁だと思っていたが、

終わってみればアッサリである。

 

しかし、これを一人でやれと言われれば、きっと無理だっただろう。

 

私は本当にスタッフに恵まれている。

もっと感謝しなければいけない。お前なんてこの国ではちっぽけな存在だ。

そう自分を戒め、スタッフ達を喜ばす為の制度を考えるのだった。

 

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[ポットブログ80あとがき]

 

ジルがサポートに任命してくれたTJは予想を上回る活躍をしました。

約10分に渡り、私達の会社の事や、私の事を説明してくれました。

 

ジョアンの祖父母はTJの説明をしっかり聞いてくれ、

色々質問をしていましたが、TJはそれを全て返答してくれました。

 

残念ながら、私はほとんど意味を理解出来ていませんでしたが、

終わり良ければ全て良しです。

 

タクシーに2人で乗った時、グッジョブ!と褒めたたえ

私とTJは力強くハイタッチをしました。

 

本当に最高のスタッフです!

 

TJ本当にありがとう!!

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ポット
クレマニのカモ担当。アラフォー。日本じゃシャッチョさん、マニラじゃカモネギさん。 日本の恩人のススメでマニラで起業を試みるが、仕事より女性を優先してしまうダメ男。 果たしてビジネスは成功するのか?マニラで性交できるのか?

10 コメント

  1. ポットさん更新お疲れ様です!!
    持つべきは現地の優秀なスタッフですね!!
    歳の差を冗談としないで恋愛について真摯に受け止めてくれるフィリピンの人達は本当に暖かいですよね(*´-`)
    あっさりしたスタートからどんなゴールに向かうのかとても楽しみです。

    • かなかなさん、そうなんです!
      現地スタッフは本当に助かります。

      年の差なんと22なんですが・・・
      両親じゃなくて、祖父母だったのが良かったのか
      私の人間性が優れ過ぎているのか、分かりませんが
      なんとかOK貰いました。

      でも、これは・・・
      アプローチをOKして貰っただけで、
      ガールフレンドになってくれた訳ではありません。

      まだまだ、度は続きます・・・・
      どんなゴールになるのやら・・・

  2. ポットさん、こんばんは!

    ジョアンの悲しい物語聞くと幸せになって貰いたいですね。
    私は悲しい話を聞くと心から楽しめなくなるので、すぐに話題を変えてしまいます。
    理由はわかりませんが不幸な話は苦手なんです。

    ポットさんジョアンに伝言をお願いします、ポットさんは結婚していますって伝えて下さい!アーメン

    • ボンさん、こんばんはーーー!

      そうなですよ!!!幸せにしてあげたい!!ってマジで思ってました、この頃。
      つい先日も24際の誕生日でして、5万ペソ送った所でした。日本円で12万弱です。
      まだ私が独身だと思ってますよ!!安心して下さい!!!
      いや、違う。

      私はフィリピンでは独身なんですよ!!!

  3. あはは(#^.^#) 今回も非常に面白かったです❣

    因みに、その日の晩御飯はなんだったのですか?? 
    僕はディヌゴアンが大好きなのですが、
    僕がそれを「マサラッ」と言いながら食べていると、みんな喜んでくれます。

    ところで、比国の女性は、よく
    「あなたに日本人のワイフがいても構わない。でも、フィリピンではパロパロだめよ」
    って言いますね。

    これが、タイ人やベトナム人だとそうはいきませんね(;^_^A

    だから、ポットさんは、独身なんですよ(^_-)-☆

    今後も、そのスタイルを貫いて欲しいと思います!(^^)!

    続編、たのしみにしています🎵

    • モーリーさん、おはようございます。
      晩御飯は結構メジャーな料理でしたよ。シニガンとかアドボとか、あとはビーフンとか野菜とか豚肉を炒めた系のやつとか、ピラティアなにかの魚もあった気がします。ただ、自分はフィリピン料理は食べないので、適当にお肉をつついて後はマンゴーばかり食べてました。タガログ語がイマイチだったので、ずっとデリシャス!と言ってた覚えがあります。

      そう、私は常に独身です。身も心も。このまま強く生きていきます!
      コメントありがとうございますっっ

  4. ポットさんこんにちは
    アプローチ開始するために、ご家族に挨拶に行く
    世界には本当にいろんな文化があり、自分の視野の狭さを思い知らされます。
    話は変わりますが、フィリピン人彼女とこのまま結婚した場合、フィリピン、日本どちらを拠点にするか検討しております。
    ポットさんの会社で採用試験受けさせてください。よろしくお願いいたします笑

    • トルタンタロンさん、こんにちゎ。

      フィリピン拠点は資金が問題ですし、日本拠点だとビザの更新やらなんやらで大変ですよね。
      どちらも一長一短あると思います。

      そしてネタバレになってしまいますので、多くは語れませんが。。。
      私のフィリピンの会社はこの8カ月後に大激震が走ります。

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