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最終日の夜が来た。

レンジさんと腹ごしらえを終わらせ、KTV巡業に向かう。

 

最終日の夜なので、できるだけ色んな店を回るのが目標だ。

ヴォーグ、ハイライツ、花と蝶...どのKTVに行っても楽しい。

が、やはり最終日というのが頭をちらつき、なかなか全力で楽しむことが出来ていない。

 

飲めば忘れられるのだが、明日の早朝発であることを考えると、そんな浴びるほど飲むことは難しい。計算もなしにアホみたいにいつものように飲めるレンジさんが羨ましい。

というより、彼の中では私が同行しているというのも計算に含まれている。

 

以前、レンジさんが一人でフィリピンに行った際、一人にもかかわらず早朝まで飲み遊びきり、12時には空港に行かなくてはいけないのに、起きるとすでに完全寝過ごしの14時...

それからチケットを取り直して帰国するという大ポカをやらかしているので、私という保護者がいることが彼にとっての最大の保険なのだ。

今までも、何度フライト時間ぎりぎりで彼を蹴り起こしたかわからない。

 

煮え切らない遊びをしていたら、この旅最後になるであろう店、ファーストラインに来た。

そこでの時間は楽しいものであった。楽しいものであったが、以前とは少し違っていた。

 

マヤとの凸凹達成目標が私にとっての最大のバイタリティーであった。

それが達成されてしまった今、なんとなくドラクエの全クリ後のような、どことなくやる気が去ってしまった感じだ。

 

ドラクエ同様、全クリ後もまだまだやり込み要素はある。

しかし、それだけを願って1年、ようやく達成できたのだ。ちょっとしたバーンアウト現象が起きている。

ファーストラインでの終盤戦、レンジさんが話しかけてきた。

 

レンジ「ねぇねぇケンさん。この後アフター行かない?」

私「いや、アフターって... 僕ら5時にはホテルでないといけないんですよ?帰って帰り支度しましょうよ」

 

レンジ「つぎの旅って2ヵ月半くらい空いちゃうじゃん?ここで完全燃焼しとこうよ」

私「僕にとって2回目のフィリピン...早朝帰りフライトなのに、3時まで死ぬほど飲んで、空港で交代で吐きにいったことをお忘れで?楽しかったですが、あんなことは二度とごめんです」

レンジ「絶対マヤも行きたがってるって!!行こうよ」

 

レンジさんからマヤにアフターについて提案されると、マヤはノリノリ。

 

私は昼に4時間は寝られたものの、昨日の傷と睡眠不足が癒えていない。

正直行きたくない。

しかし、多数決で3対1...完全に行かないといけない雰囲気だ。

 

そしてやってきたZZYZX。

入り口でボディチェックを行い、いつもの

 

私「おいおい、スゲー体だな」

セキュリティー「兄さんもいい体してるな」

 

という挨拶を終え、入店。

年末ということもあり、いつもより人がごった返している。

一階席は満席、後はVIP席くらいしかない。

 




 

私「レンジさん、もうこの状況ですし、帰りませんか?」

レンジ「ここは厳しいけど、他に行ってみよう」

 

私「もう他に行っている時間もありませんよ。4時が来ようとしていますし」

レンジ「もう一軒だけ、もう一軒だけ」

 

私「・・・」

レンジ「あと、ちょっと2階に行ってみない?二階から写真撮っておきたいし」

 

もう解散まで1時間もない。

こんな状況で他のクラブに行って、ドリンクや食事を頼むような時間もない。

それでもなおギリギリを攻めようとする、時間にルーズなレンジさんにけっこう苛立ちを感じていた。

 

二階に上がってきた。

レンジさんが色々と写真を撮っている間、私はボーっと一階でごった返している人々を眺め、もう帰らないといけない寂しさにセンチメンタルになっていた。

 

どのくらい時間が立っただろうか、レンジさんが戻ってきた瞬間、後ろの方で大音量でクラブ内に流れる音楽よりも大きな怒号が聞こえた。

 

見ると、韓国人っぽい男が詰め寄って言い合いをし、やがてお互いを押し合う展開に。

それ自体はどうでもいいのだが、喧嘩を始めた場所が悪い。

一階に降りる階段の前でおっぱじめたため、一階に降りられない。

 

ちょうど私はその時、酔いもあるが、それ以上にイライラしていた。

これ以上時間をここで取られたくなかったからだ。

 

その2人は私よりは若いだろうが、酒が入ってイキっているだけの細身のわかりやすい雑魚キャラだ。

仲裁など入るわけがないが、私はその二人の真ん中を両手で強く押しのけて割って入った。

軽いものだ。

 

二人ともかなりよろけ、後ろに倒れそうになっている。

 

ふん、雑魚が。ざまぁ。

 

と思って二人のうち、一人を一瞥すると、背中の方から光るものを取り出した。

ナイフ...のようなもの。

 

通常、クラブでは入り口でカバンの中やボディチェックをするものの、入念にというより、さらっと触るだけのことがほとんどだ。

てか、なんでこの韓国人はナイフみたいなものを持っているんだ。

 

今、その韓国人の怒りとナイフの矛先は完全に私に向けられている。

恐怖で体が...動かない。

 

タッタッタッタッタ

 

グサッ...

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

7 コメント

    • 嬉しいコメントありがとうございます!
      そんな嬉しいコメントをいただいたさんぺいさんに特別サービスで、一部ネタバレ!!
      私は生きています!!!

  1. 問題です。

    昨夜の俺の夢の中に出て来たのはどのバタフライでしょう?
    ①バタフライナイフ
    ②バタフライワイフ
    ③バタフライライフ

    正解は…
    ④のバタフライで泳ぐ女性が乳ブリンブリンさせて向かって来た、でした!

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