タクシーでハナの家に向かうためにタクシーに乗った。
タクシーを使えば、ものの数分で到着できるものの、その間もハナからの熱烈なお誘いメッセージは続いた。
その熱烈さは、エロに心が完全に支配されている私の心に、疑念と言う一石を投じるに十分に値した。
彼女の誘い方は、やはり少し異常だ。
“酔っぱらいであることを差し引いても、今までの彼女であれば、これほどまでのメッセージは送っては来ない”
私は、彼女のコンドに着く直前に正気を取り戻した。
これは...本当に部屋に行っても大丈夫だろうか?
ハナの家に行くことが急に怖くなりはじめた。
もう少し冷静になりたかったので、タクシーの運転手にお願いして、ハナの家の少し手前で降ろしてもらった。
そこから歩いてハナの家に向かうことにした。
ほどなくしてハナの家に到着しようとしていた時、入り口でスマホに目を落としている一人の女性が立っていた。
ハナだ。
私は思わず物陰に身を隠した。
おかしい...彼女の部屋は3階。
スマホを充電するために部屋に行き、酔いと疲労困憊で階段を降りることができないと彼女は言っていた。
なのに、今彼女は1階のエントランス付近にいる。
そしてその時、私は見たくはないものを見てしまった。
私が彼女の姿を確認してほどなくして彼女に集まる男3人組。
何やら彼女と話をしている。
目にしているフィリピーナがハナであると思いたくはなかった。
しかし、少し距離があるものの、彼女のことを見間違えるわけがない。
私は物陰に身を隠しつつ、彼女にメッセージを送った。
“今まだ部屋にいるの?”
受信したであろうタイミングで、男たちの一人がハナのスマホを覗きこむ。
このタイミングを見て、彼女がハナであると確信した。
そして彼女からの返信は
“うん、まだ部屋にいる。来てくれるの?”
というものだった。
嘘だ。
彼女は今、コンドのエントランスにいる。
なぜそんな嘘をつく必要がある?
理由ははっきりとはわからないものの、予測できる理由は、良いものではないことは確実だ。
わざわざこんな早朝にタクシーを拾い、彼女にサプライズをしようと思ってのこのこやってきての逆サプライズである。
早朝とはいえ、時刻はまだ4時半頃。
辺りはまだ暗く、コンド周辺は街灯なども少ないため、身を隠すにはうってつけの暗さだ。
私は物陰に隠れつつ、30mほど歩を進めた。
彼女らから見えない位置まで移動し、交差点あたりで白タクシーをつかまえた。
私「キンバリーホテルまで。すぐ近くだけどいくら?」
運ちゃん「100ペソ」
私「OK。じゃあ150ペソ払うから、そこに駐車して5分だけここで待っていてくれる?ちょっと電話したいんだ」
運ちゃん「・・・?わかった」
直ぐにこの場から立ち去ることはできた。
しかし、どうしても最後に彼女がハナかどうか確認したかったのだ。
ハナに電話をかける。
すぐに電話はとられた。
私「Hi」
ハナ「Hi」
私「今どこ?」
ハナ「部屋にいるよ」
私「3階の部屋の中?」
ハナ「うん」
私「一人?」
ハナ「一人」
私「なんで嘘をつくの?」
ハナ「嘘ついていないよ」
私「今、部屋じゃないでしょ」
ハナ「部屋だよ」
私「今コンドの入り口にいるよね」
ハナ「・・・なんで?」
私「一人っていうのも嘘だよね?」
ハナ「嘘じゃないよ」
私「じゃあその男3人組は誰?」
ハナ「・・・なんで?」
私「見てたから」
ハナ「嘘」
私「嘘じゃないよ」
ハナ「嘘だ。嘘つき!!」
私「そこから少し前に歩いてごらん。右側に白のタクシ-見えるでしょ?俺そこにいるから」
ハナ「・・・」
ほどなくして私から確認できる位置に、スマホを耳に当てたままのハナが姿を現した。
私が彼女を確認できたということは、彼女もまた私の姿を確認できたということだ。
私「ね?嘘つきはあなただよ?なんで嘘つくの?訳を話してよ」
ハナ「・・・%&“(!&$)」
ハナが電話口でタガログ語で何かを話してすぐ、男たちがこちらに向かって走ってきた。
死んだな。おつ。
ひとつネタバレをしましょう。私は死にません。
へ?ふえっ?? こえええええええ
縮みあがりましたよ!!なめくじみたいに!!
あ、悪い方の予感が?🤣
どうして行っちゃうんですか?😄🎉
鉛玉、痛かったでしょ?😎
男なら!たとえ罠と知っていても前のめりで逝け!!と坂本竜馬が言ってました!!
鉛玉は当たってませんね。
なぜならマトリックスのあ有名な奴って私モデルなので。
オノケンさん、このパターンはまさに前アキラさんが遭遇したのと一緒では???ヤバイ匂いしかしません。次回がめちゃ気になります!!!
危ないことはそこらじゅうに転がっていますので、自分でスキップして地雷を踏まないことだけ考えたいですね!!
お疲れ様です。
2年前までは、ハッピーエンドを予想してましたが…急な展開になりましたね。😭
これぞクレイジーマニラ。😭😭😭
次回、どうなるか展開が読めません。どうか、死なないで…w
他人の不幸は蜜の味、ケンさんの不幸ほど飯ウマはないっすね。