[オノケンブログ前回のあらすじ]

人の死というものは、近しい間柄であればあるほどに辛いものです。一度は二度と会うことはなくなるだろうと思っていたフィリピーナ元彼女ですが、訃報をきっかけとしてまた連絡を再開しました。

訃報。フィリピーナ元彼女からの残念な知らせ。近づく次回フィリピン旅行

オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m

転落と後悔

私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。

【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

 

[不妊治療がフィリピンでもできる。2020年のキラキラネーム1位はこれだ!!]

ついにやってきたフィリピン入り前日。

今回は私が一日早くフィリピン入りする。

 

仕事もかなり落ち着き、久しぶりにレンジさんと昼食を食べていた。

話題はハナの妊娠から流産に至るまでの話になった。

 

レンジ「ケンさんもすごい経験をしたもんだね」

私「はい、一人の命が亡くなってしまっているので、やはりハナが気の毒です...」

 

レンジ「そうね。俺の友人周りも流産経験者けっこういるよ。若くてすぐにできた子ならまだショックも少ないだろうけど、病院行ってようやくできた子が流産した友人は、立ち直るのにけっこう時間がかかったみたい」

私「苦労してようやくできた子なら、なおさらショックでしょうね」

 

レンジ「しかもその人の奥さんは当時30代真ん中だったから、余計に心折られたみたいだね」

私「30代の真ん中から、妊娠確率はどんどん下がるって言いますもんね」

 

レンジ「そう聞くね」

私「ハナの流産がきっかけでフィリピンのそういった病院事情について調べてみたんですが、マニラでも不妊治療できる病院があるみたいですよ。加藤クリニックっていう東京の病院の分院もあるようです」

 

レンジ「そうなんだ」

私「どうしても我々は、フィリピンで若くして生む子と多く会いすぎていて、“フィリピンに不妊治療ができる病院がある”ってだけで驚きましたが、少し考えればそんなの当然なことですよね」

 

レンジ「うん、それに使えるだけお金に余裕がないといけないけど、そりゃフィリピンにも子どもが欲しくても授からない夫婦もいるだろうね」

私「はい。ただ日本人で不妊に悩む夫婦は6組に1組(約16%)くらいらしいですが、これは世界平均でいえば倍近い値(9%)みたいですね」

 

レンジ「へぇ、そうなんだ。日本人ってそっち系が弱いのかな」

私「どうなんでしょう。こればかりは体質や相性、社会変化、国の保険制度(フランスは体外受精無料)なんかもあるんでしょうから一概には言えないと思いますが...日本人でも元々できやすいタイプの女性は40代だろうとすぐできちゃうみたいですが。僕の知り合いなんて、お互いに40代後半初婚で、不妊治療をすることなくすぐに子どもできてましたよ。もちろん色んな薄い確率を潜り抜けた奇跡な様な出来事なのでしょうが」

 

レンジ「40代後半で、不妊治療なしってすごいね」

私「でもなかなかのキラキラネームつけていました」

 

レンジ「なんて名前?」

私「ピ――――」←プライバシー保護音

 

レンジ「見事に“40代後半”と言う世代を現したようなキラキラネームだね。俺らの世代ではたぶん思いつかないね」

私「ええ、なかなかでしょ。漢字だけ見ればけっこういいんですが...」

 

レンジ「名前を付けるって難しいよね」

私「その子の一生物ですからね」

 

レンジ「ケンさんは、もし将来子どもができたらどんな名前がいいの?」

私「そうですね...男の子ですか?」

 

レンジ「じゃあ男の子でいこう」

私「難しいですよね。一生物だから、いろんな意味を持った名前にしたいですし...多角的にみても悪く捉えられないようにしたいですし...しかも、今まで生きてきた中で自分の知り合いと被る名前は避けたいですね。その人間の良し悪し関係なく」

 




 

 

レンジ「なるほどね」

私「いざ考えてみると難しいです」

 

レンジ「“レンジ”なんてどう?」

私「・・・・」

日本人 蔑んだ表情

私「・・・レンジさん、今って本当に色んなキラキラネームがありますよね。ちょっと待ってくださいよ・・・(スマホで検索中)」

 

レンジ「・・・」

私「おぉ...ちょっと有名なやつから。“光宙”でなんと読むでしょう?」

 

レンジ「ピカチュウ?」

私「正解。さすがにイージーでしたね。では“美俺”は?」

 

レンジ「まさか...ビオレ?」

私「正解。性別どっちなんでしょうね」

 

レンジ「どっちにしてもなかなかだな。女の子なら名前に“俺”が入っていることに違和感あるし、男の子なら“美しい俺”だもんな。ジャニーズ顔ならまだいいけど、そうじゃない場合は、名前を言う度に辱めを受けるようなものだな」

私「じゃあ少し難易度上げます。“黄熊”は?」

 

レンジ「きくま...イエローベアー...イベア...イナバウアー...わからない!」

私「“プゥ”です。黄色いクマといえばプゥさんですから。レンジさん屁ばっかりこいているので、息子さんはこれでいいんじゃないですか?」

 

レンジ「なんとかして読みにつなげようとした俺の努力よ」

私「じゃあラストに鬼の問題。“男”で?」

 

レンジ「マン、ダンコン、メイル...とか?」

私「アダム」

 

レンジ「わけがわからん。“男”と書いてアダムと読ますなら、もういっそカタカナでいいのでは...」

私「はい、ここまでお送りしてきたキラキラネームクイズでしたが、会話を元に戻しましょう。僕の息子の名前のおすすめが“レンジ”ですって?」

 

レンジ「うん、どうかな?」

私「どんなキラついた名前よりも嫌です」

 

レンジ「えぇ!!アダムより!?」

私「えぇ、アダムかレンジかと言われたら余裕でアダムとつけます。まぁ...“おっぱい”という名前と天秤にかけろと言われたら、断腸の思いでレンジにします。おっぱいに辛うじて勝つぐらいです」

 

レンジ「そんなに?おっぱいにぎりぎり勝つくらい悪い名前なの?」

私「僕のその名前に対する印象の問題です。極端な例を挙げると、子どもの名前を考えている時に、ニュースで殺人犯の名前がでたら、それがどんなにかっこいい名前でも絶対に同じ名前はつけないでしょう?レンジという名前自体はすごくかっこいいと思います。しかし、レンジさんの印象のキラつき具合が僕にとっては強すぎるので」

 

レンジ「おいおい、ケンさん。こんな公衆の面前で褒めないでよ」

私「褒めてねーわ!!」

 

レンジ「じゃあこんなのはどう?“黒玉”」

私「クロタマ?コクギョク?・・・なんて読むんです?」

 

レンジ「タピオカ」

私「いじめられるわ!!」

 

くだらない話で盛り上がっていると、いつの間にか昼休み休憩は終わっていた。

最初は真面目な話だった気がするが、なぜいつも私たちの会話は結局ふざけた方向にいくのだろう。

さぁ、明日からいよいよフィリピン入りだ。

 

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

11 コメント

  1. 日本全国の”レンジ”さんには申し訳ないけど、確かにもうその名前を子どもには付けたくないw
    仮名だとしても
    フィリピン好きならすぐピンときてしまうかも?ww

  2. 人の名はその人を写すと教えられました。親に似る→親の人格が現れると言うことでしょうか。
    レンジは蓮二?恋次?恋路?
    蓮寺はイメージじゃないか笑
    良い名前だと思いますよ!

  3. 明日からフィリピンですか?
    火山?気になりいきにくいです。
    現地の方は大変苦労をされていると思いますが。

    • いえ、私たちが行くのは少し先です。
      同じく火山の動向が気になりますので、最悪1日2日遅れて帰国しても支障のないスケジュールでいきたいと考えています。

    • 多くの方にお誘いいただいておりまして、それ自体は非常にありがたく、私たちもご一緒したい気持ちは山々ですが、このブログ自体の書いてある内容などを考えると、あまり顔を知られない方がこちらとしては望ましいため、基本的にお断りさせていただいております(^_^;)申し訳ないです

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