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[オノケンブログ前回のあらすじ]

日本の非常にきれいに浄水された水ばかりを飲んでいる私たちにとって、外国の水というものはお腹を下す原因となるものです。フィリピンはそのなかでも危ないイメージがありますが、その水を飲むことになります。

死ぬかもしれない水。パサイのスラムで提供された死ぬリスクのある水

オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m

転落と後悔

私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。

【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

[胸が痛い経験をしながら発情する人。フィリピンの治安について改めて考える]

レンジさんとグレースは一体室内で何を行っているのだろうか。

少なくとも私はグレースたちの生活環境を目の当たりにし、かなりの衝撃を受けた。

 

スモーキーマウンテンは、かなりのスラムという心構えがあっただけに、ショックはそこまでではなかった。

しかし、予想もしていなかったグレースの部屋の感じには胸が痛かった。

 

おそらくこれはフィリピンの人からすれば、普通レベルの住まいなのかもしれない。

 

“雨風をしのげ、電気が通ってて、水も蛇口をひねればでてくる”

 

もしかしてこれは平均よりも上なのかもしれないと思うと、非常にいたたまれない気持ちになる。

少なくともレンジさんも同じような気持ちであっただろう。

 

しかし、そんな状況であのポッチャリは発情したというのか。

見境なしかあのポッチャリめ。

 

“ゴキブリは、死んだゴキブリを食べる”

 

その事実を知ったときは大層“見境なしか!!”と思ったものだが、それには及ばぬとも、近い感情を得た。

 

部屋からは

 

“ギシギシ...ガン!!ガラガラ...ブッ!!

 

みたいな音が聞こえてくる。

何が行われているのかはだいたい予想がつくが、この際何をしててもいいから早く終わってほしい。

ここに来たのは、ものの数十分前だ。

 

元々薄暗かった辺りがさらに暗くなり始めた。

こんなスーパーアウェイな環境で一人で座っているのは怖すぎる。

 

私たちがここに訪れたタイミングを見ていた住民であれば

 

“そこに住んでいる女(グレース)が異国の男性二人を連れ込み、そのうち一人が部屋の前で待っている。きっと室中ではセクロスでもしているんだろう”

 

という状況を理解できる。

それでも私の存在は十分に不気味であることは間違いないが、今私のことを初めて見る人は

 

“暗闇の中、異国の無駄にマッチョな男が一人で携帯の光を煌々と放ちながら、幼児用のイスに腰掛けている”

 

という不気味すぎる状況だ。

住民もさぞ戦々恐々としていることだろうが、私はその何倍も戦々恐々としている状態だった。

しかし、こんな住民の表情も見えない状況で、フレンドリーに周囲に接することなどできるわけもなく、ただただじっと待っていた。

 

感覚的には1時間ほどに感じたが、10分くらい経ったあたりでレンジさんが部屋から現れた。

 

―――終わったよ。

 

終わったよってあんた...

暗闇でもわかるくらい顔をテカテカにして何言ってんだ...

 

なんにせよもうこの辺りにはいたくない私は、2人にお願いして大通りまで戻ってきた。

 

明かりがたくさんあるところまででてきて、重苦しい空気から解放された私は、ようやく体が軽くなった感じがした。

非常に怖いながらも、私にとって非常に貴重な経験ができた。

 




 

 

今回、この経験を通して考えさせられたことは、フィリピンの治安についてである。

 

日本人が持つフィリピン人のイメージと言うものは決して良いものではない。

 

“治安が悪い”

 

これが多くを占めているのは間違いがない。

治安の悪さを作るのは、人の行為の良し悪しで決定する部分が大きい。

 

私も“フィリピンは治安が良くない”というものだが、これは遠まわしにフィリピン人の行いが悪いと言っているのと大差ない。というよりもほぼ同義だ。

しかし、フィリピン人の行い自体を悪くしているのはフィリピンの抱える貧困問題が大きく関わっている。

 

私たちは“たまたま”恵まれた国の日本に生れ落ちることができた。

職に対してもこだわりすぎることさえしなければ、食べていけるほどの収入がある職に就くことは簡単なことだ。

 

しかし、ここフィリピンにおいては話は別である。

求める者すべてに与えられるわけではない。

与えられたとしても、とんでもない安い賃金で働かなければいけないことも往々にしてあるだろう。

 

確かにフィリピンは、窃盗やゆすり、たかりなどの話はよく聞く。しかし、そのことで“フィリピン人の国民性すべてを否定する”ことはしてはいけないことだ。

よく表現していることだが、人となりというものは国内でも様々である。

 

〝フィリピンはこうで、日本人はこう”みたいな国民全体の性格を一括り、一言で表現するようなものは個人的には嫌いだ。

 

たしかに割合としてはそういった傾向はあるのかもしれないが、全ての国民が一緒の性格の国などありえない。

世界的にも良いとされる日本人も私を含めて大概な人も結構いる。

 

以前、ジムにいるカナダ人とフィリピンについて話す機会があった。

フィリピンについて聞かれた時に、

 

“殺人なんかもあって、治安は決してよくない”

 

そう伝えた時に、その人は首を傾げた。

 

“いや、日本人だって人殺しがいる。治安の悪い場所だってある。あなた達はただ治安の悪いところを避けているだけでしょ?自分が行くことも、それらを見ることも”

 

なんとも目からウロコのような気分になった記憶がある。

フィリピンという国がわからないからこそひどいニュースばかりに目がいき、総数には違いがあるものの、自分達の国の人間がやったこと、また日本にも危険な場所があることをを棚上げして、フィリピンは治安が悪いなどよく言ったものだと恥ずかしくなった。

 

知らないからこその怖さだ。

多くのことを知っている人は自然と危険を避ける。

 

私も最初の頃に比べると、マラテという街が危険という印象はかなり払拭された。

それは近づくと危険な場所や人間がある程度わかってきたからだ。

 

私は窃盗やゆすりなどはしない。

それは年に数回海外旅行に行くことができ、日本での生活も贅沢ではないが、困らないだけの収入があるからだ。

 

しかし、海外旅行はおろか、日常生活もままならない程度の収入ならば、そういった日本人からすれば“悪”とするような行いを絶対にしないかといえば否定はできない。

ブログのコンプラ的にアウトな行いも絶対にしないかと言われれば、完全な否定はできない。

 

むしろそのような状況とはかけ離れて今まで生きてきた多くの日本人の方が、追い詰められた時には簡単に悪事を働く可能性は高いかもしれない。

 

これは極々ライトな例えだが、白タクシーや空港タクシーは、通常の金額以上の金額を吹っかけられたり、メーターを使わないような話はよく聞く。

これらは外人の私たちからすれば“悪徳タクシー”などと言われるのだろうが、

 

“100ペソでも多くもらえたら生活が楽になる(娯楽のためではなく)”

 

という状況が自分にあったとすれば、果たして日本人のうち何人が、自分がその当事者になった時に

 

“清く正しくメーターでお安くお客様を目的地まで送り届けます”

 

という精神を貫くことができるだろうか。

少なくとも、私がタクシーの運転手でそのような状況に置かれたら、交渉で客を乗せるドライバーになるだろう。

なぜなら英語が堪能ではないような旅行客などは、トラブル回避が第一で、100ペソ程度の割増料金なら簡単に支払ってくれるからだ。

 

タクシーのことに関しては小さな事柄に過ぎない。(銃で脅すなどは論外として)

もちろん、大小含めて、フィリピンで起こっていること全部を環境のせいにし、フィリピン人の行為全体を肯定することはできるわけもない。

 

怠惰な人間性、自分の欲望ばかりを優先する様な曲がった人間性を持つフィリピン人も当然いるが、それは日本人も同じである。

 

しかし、少なくともそういう重大でない類の治安の悪さについては、もう少しフィリピンが持つ背景を考える必要があると感じたのだった。

特に小さな問題については日本人と同じ土俵に立てて比較することはできない。

貧しいにもかかわらず真っ直ぐに生きているフィリピン人は、むしろ一般的な日本人よりもよっぽど人格が優れているように感じる。

 

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Ken Ono
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。
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13 コメント

  1. 前半はレンジさんのクソ行為
    後半はオノケンさんの真面目な良い話
    日本人の裏表をコンビで表現するクレイジーな二人🤪

  2. 只今無事帰国
    治安の問題は貧困もあるかもしれませんが…
    それは教育なんです!
    日本もアメリカに戦争で負けた直後はフィリピンとそんなに変わらなかった!
    奇跡的にそこから今の日本という国が出来上がったのは、最低限中学を卒業するまでの教育を無料で受けれて、これを行かせない親は罰せられたこと!
    そして道徳教育を叩き込まれること!
    それにつきますね!

  3. >暗闇の中、異国の無駄にマッチョな男が一人で携帯の光を煌々と放ちながら、幼児用のイスに腰掛けている

    怖すぎるわ笑笑

  4. 確かにフィリピンは治安悪いと思いますが、中南米に比べればばまだましですね。メキシコ、コロンビアなど巨大なカルテルが暗躍してるところはとんでもないですよ。野球なら中南米がメジャーリーグであれば、フィリピンなんて日本の社会人リーグぐらい。まあ、日本は小学生のリトルリーグレベルですが(笑)

  5. 治安の良し悪しは犯罪発生率の高低
    世界中どこでも起きるけど、日本と他国では発生率が段違い。
    日本でも報道で、殺人やスリなどの犯罪はよく聞くけれど、目の当たりにする機会が少ないのです。他国では他人事じゃなく、目の前で起きる機会が少なくない。

    • そんなフィリピンを訪れる多くの人がやってるようなことを普通にやるだけなら、きっとクレマニはそんなに面白くない。魅力もないと思う。そんなあわよくば…だけみたいなブログなんてたくさんあるし、このお二人の今のスタンスがあればこそのクレマニでしょ。

  6. ブログ頑張ってください!!
    応援してます!
    少しメジャーになってきました?
    これもお二人のブログが面白いからです!!!
    ツイッターフォローしました😀

  7. こんな楽しい読み物があるとは…
    フィリピンへ行った事はないが、クレイジーマニラ凄い
    これからじっくり読みたいと思う
    よろしくお願いします

   

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