[オノケンブログ前回のあらすじ]
日本での生活が安定しているからこそ行けるフィリピン旅行です。日本でのなにかしらの問題が発生してしまった場合は、行くべきではありません。その問題に直面して私がとった行動はやはり断念という答えでした。
またしても直前でのフィリピン行のキャンセル。理解ある先輩に感謝
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[フィリピン行キャンセルで余った時間。海に向かって車を走らせる]
“今日フィリピンに行く予定だったけど、行けなくなった。次にフィリピンに行くのは2か月後になると思う”
マヤへのドタキャン2連続目を告げるメッセージだ。
まだ朝早い時間であったため、彼女はまだ寝ていないようだった。
メッセージはすぐに返ってきた。
マヤ「えええええ?」
私「ごめんね」
マヤ「なんで?」
私「日本に残らないといけない理由があるから。マヤも俺がフィリピンにいる時も、自分がしないといけないことを優先したよね?俺も自分の今しないといけないことを優先しただけ」
冷たい言い方である。
もうマヤとの関係はこのことが原因で終わると思っていたので、向こうに変に気を使う様な言い回しはする必要もない。
マヤ「うん、わかった。あなたの行動を理解します」
私「ありがとう。じゃあ忙しいからまたね」
マヤ「うん、仕事がんばって」
別れの言葉は言っていない。
言ってはいないが、関係は今この時瞬間に終わりを迎えるわけではないが、ゆっくりと終わりに向かっていくのだろう。
ただ、やはり私の選択は間違えてはいない。
少し前なら“絶対に手放したくないフィリピーナ”だったマヤだが、一人のフィリピーナとの関係の終わりが見え、清々しい気持ちのほうが勝っていた。
3泊4日の短い旅の予定だったが、行くことを断念したことで、時間に余裕ができた。
時は10月中旬である。
日中も含めてかなり過ごしやすくなっており、今日は雲一つない快晴だ。
気持ちもまた晴れ晴れとしている私は、目的地を決めないドライブをすることにした。
行きたいところに・行きたいように・行けるだけ行くドライブの旅に出かけた。
行った先で疲れたのなら、ネットカフェにでも寄って仮眠をとればいい...
そうだな、南に向かおうか。
急に太平洋の水平線を見たくなった。
車を走らせて1時間ほどたった時、ふとパチンコ屋が目に入った
―――向こうできっとカジノに行って散財するんだろうから、日本のパチンコだったら、少々ハイレートで勝負しても大丈夫だよね。
私は元々そんなに頻繁にパチンコをするわけでもないが、うったとしても友人に誘われでもしない限りは低貸パチンコしか基本は打たない。
しかし、航空券代やホテル代は確かに無駄にしたが、向こうで飲みまわったり、カジノで盛大に負けることをしなくなったことを考えると、使ってもいいお金には少し余裕がある。
お金だけではなく、時間にも心にも余裕がある今ならハイレートで勝負してもいいんじゃないかという気分になった。
“まぁ負けるだろう”
そんな気持ちで入ったパチンコ屋だが、きっと“正しい行い”をしたご褒美に誰かが私に運をくれたのか、その日はものすごくついていた。
65%を14回連続でひくというものすごく低い確率のことが起きたのだ。
その後もうつ台うつ台でラッキーな展開が続き、あれよあれよというまに二桁勝利を収めた。
完全に航空代とホテル代が戻ってきた。
戻ってきたどころか、損した金額の2倍以上のお金が戻ってきた。
パチンコ屋からでてきた私は恍惚の表情を浮かべていた。
いつの間にか辺りが暗くなり始めていたため、海へと車を走らせた。
そして、海が見えるところにまででてきたらもう辺りは完全に真っ暗だ。
せっかく海が見えるところまできて、真っ暗な海を見て帰るのももったいなかったので、周辺で一泊し、また明日朝に海を見ることにした。
ただ、夜の海と言うのもなかなかをかし。
周辺は静寂に包まれ、波の音だけがその静寂をいつまでも完全なものとしない唯一のものだ。
―――方向的に向こうがフィリピンか...レンジさんに電話してみよう
私「もしもしレンジさんお疲れ様です」
レンジ「おー、お疲れ!!」
私「今回は本当にすみませんでした」
レンジ「全然大丈夫よ!相変わらず空気が悪い街だな!!でもそこが最高!!やっぱりフィリピンはテンションあがるぜ!!」
私「いいですね。どこでもドアがあるならそっちに行きたいです」
レンジ「ケンさんのほうはどんな感じ?」
私「フィリピンのための時間が丸丸余ったので、ドライブがてら今海辺まででてきています。そしてフィリピンの方向に向かってタバコ吸っています。レンジさんもどうぞ日本の方向を向いて電話をしてください」
レンジ「ギャハハハハ!!どんだけ病んでんの!」
私「行かなかったことに関して少なからず無念な気持ちはありますからね。僕の分まで楽しんでください」
レンジ「おうよ!明日はマリーに会ってくるよ!!」
私「了解です。しっかり楽しんでください。そしてお気をつけて。では」
その後、銭湯で鍛えた体の披露会(無駄に銭湯内をうろつく行為)を行い、夜食を食べた。
あとは今晩泊まる宿だが、パチンコで勝ったのにも関わらず貧乏性は私はネットカフェで夜を明かすことにした。
しかし、この選択を後に後悔することになるのであった。
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何かイイ、凄くイイ
モヤモヤした気分が解放されて行く様が
フィリピーナと関わりを持つと良かれ悪かれ、全ての事柄から解放されたくなります、私もw
フィリピーナと付き合う事ってドラマチックな事なんだと思います、
良くも悪くも……
いや、悪くも悪くも……たま~に良くもかも、(私だけ?)
毎日楽しく読ませて頂いてます。