[オノケンブログ前回のあらすじ]
直前でキャンセルしてしまったフィリピン旅行。そこに費やす予定だった時間が丸丸余ってしまいました。その時間を使って気の向くままのドライブに出かけます。
フィリピン行キャンセルで余った時間。海に向かって車を走らせる
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[フィリピーナ彼女との関係に終止符をうつメッセージを送る]
パチンコで大勝したくせに、少しでも宿代をケチるために私が選んだのはネットカフェで夜を明かすこと。
ケチりたいのも理由として大きいが、たくさんの漫画を読みたいのもあった。
学生の頃より漫画好きで、中学生の時はマガジン、ジャンプ、サンデーを毎週買っていたほどだ。
こんなおっさんになってもいまだにレンタルではあるものの、頻繁に読むほどに漫画好きだ。
ネットカフェには午前1時頃に入店。
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色々と漫画を読んでいるうちに、時刻は3時が過ぎていた。
さすがに眠気を感じ始めた。
横になったものの、フルフラットで寝やすいブースを選んでいるが、床は固く、枕もない。
しかも床の衛生面がやたらと気になりだした。
さらに不運なことに、左隣のおっさんのいびきは普天間飛行場を思わせるほどだ。
グガガガー!!!
グガガガー!!!
ピィ――
グガガガー!!!
グガガガー!!!
ピィーーー
仕切りがあり、プライベートスペースといえばそうだが、その仕切りも私の背丈ほどもないため、音については周辺の物音はすべて聞こえる。
こんな爆音に、たまにはいるピィーフェイクを織り交ぜられたらさすがに寝られない…
4時が来ようとしていた頃、右隣のブースに誰かやってきた。
その人が本当にすさまじいマナーの持ち主だった。
左隣のおっさんはまだ仕方がない。
普天間いびきをかきたくてかいているわけではないからだ。
しかし、右隣の人は違った。
午前4時に入店したかと思えば、ほどなくしてシャカシャカポテトを全力でシャカシャカしだした。
おっさんのいびき以外は静かな空間に響くシャカシャカ音とポテトの香り。
そんなに全力でシャカシャカせんでも…というようなほどの騒音である。
ようやくシャカシャカが終われば、今度は咀嚼音がうるさすぎる。
くちゃくちゃペチャペチャと音を立てて食べ始めたのだ。
そしてたまにはさまれるゲップ音。
いびきの音以上に不快だ。
音量でいえばいびきには劣る。
しかし音量以上に、こんな空間で周りの迷惑も考えずにシャカシャカくちゃペチャゲフッ!っと平気でさせる神経に不快感が段違いだ。
そしてようやく食べ終えたかと思えば、すぐに就寝し、いびきを奏で出した。
顔も見ていない状況でここまで人を嫌いになることもめずらしい経験だ。
両サイドからのいびきの波状攻撃で寝られない時間は続き、結局寝付いたころには5時半くらいだっただろうか。
しかし、満足な睡眠はとれず、9時前には目が覚めてしまった。
いや、厳密には起こされてしまった。
なぜならこのタイミングで人の流れが起きる時間帯だからである。
こんなことなら車中泊の方がよっぽど快眠だっただろう。
今度から二度とネットカフェには寝ることを目的としては利用しないと強く誓ったのであった。
さて、その後は朝日に照らされたキラキラとした海を見ながら時間を過ごし、寄り道をしながら自分の家に向かった。
道中では、目についたパチンコ屋に入っていったが、昨日の勢いはいまだに衰えておらず、この日もそれなりの金額の勝利を収めた。
その日の夜。
家でまったりとしていた私に連絡が入る。
マヤ「こんばんは」
私「こんばんは」
昨日冷たい感じでメッセージを送ったばかりだが、いつもと同じように彼女からのメッセージは来た。
マヤ「元気?」
私「元気」
マヤ「そうか」
私「うん」
マヤ「仕事は終わった?」
私「うん、フィリピンに行かなくなった分、時間にかなり余裕ができたからね。問題ないよ」
マヤ「そう、それはよかった」
私「俺たちはこれからさらに2ヵ月も会えないし、もしマヤが他の男性の所に行きたいのなら、そっちに行っても大丈夫だよ。俺は止めないっていうか、止める権利もないから」
だらだらとした関係を続けていても彼女のためにも自分のためにもならない。
今日でマヤのとの関係は終わりにするつもりでこのメッセージを送った。
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ネカフェの隣のオッサンがレンジさんだったらオモロイですけどね笑
あっ、その時はフィリピンか笑
こうしてフィリピンとは疎遠になっていく… 普通なら
そう、普通なら…