[オノケンブログ前回のあらすじ]

顔見知り程度ですが、あるフィリピーナが以前殺されてしまいました。原因は突き止めることは難しいと思っていましたが、思わぬところで情報が得られそうだったので、あるKTVに赴きました。そこで有益な情報を得ることはできるのでしょうか?

死の直前は揉め事&疑いだらけ。殺害されたフィリピーナの真相に迫る

オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m

転落と後悔

私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。

【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

[殺される可能性を高める!?殺人事件の素人の深入りはほどほどに…]

××というKTVをでてきた。

 

ルリ...故人をあまり悪くは言いたくないものだが、なんとも聞けば聞くほどに埃が出てくる子だ。

恨みも多方面から多分に買っていたことだろう。

このKTVで嬢からの情報を聞くまでは、全くと言っていいほどにわからなかった殺害されるに至った原因。

 

今度は、色んなところで悪さをしていた(疑いを含め)ことを知り、その可能性の多さにより驚いた。

ただ、本線はやはり男性関係であるように感じる。

 

特にあのファーストラインの男性の激昂の仕方は少し異常とも取れるほどであった。

それほどまでに深く彼女のことが好きであったのだろうが、その気持ちが怒りや恨みに変わった時は本当に怖いものだ。

 

さきほどの××でルリのことを教えてくれた嬢がいう男性の特徴は、私がファーストラインで見た男性と一致していた。

 

しかし、例えば私のような筋肉質巨人、レンジさんのぽっちゃりクルパーなどのわかりやすめの特徴があれば、それなりの精度で判別することもできるのだろうが、嬢からでた男性の特徴は、フィリピンにいる多くの日本人男性があてはまるような特徴ばかりであった。

 

あの時、ファーストラインで暴れた日本人と同一人物であると確定するには情報が足りなさすぎる。

ただ、どちらにしても彼女は男性関係では少なからず恨みに似た感情を1人以上には抱かせていたのだろう。

 

お金に関しても、疑わしい点は非常に多い。

お金がらみ、商売がらみでの殺害がしばしば起こるフィリピンで、その辺りのトラブルに巻き込まれた、もしくは引き起こした可能性も非常に高い。

 

ルリ殺害の真実に少しでも迫るために訪れたKTVだが、色んな可能性ばかりを残し、結局真相はわからず仕舞いである。

まだ探りたい気持ちはあるが、彼女は何かしらの原因で殺されているのだ。

 

あまりに色んな場所で探りを入れ過ぎると、今度は私に火の粉が降りかからない可能性がないこともない。

興味本位で動けるのはこれくらいだ。

 

消されたくはないのだ。

どんな事件にも首を突っ込んで殺されないのはコナン君くらいじゃないだろうか?

 

ホテルに戻ってきた。

マラテ キンバリーホテル

少し前にマヤからメッセージが来ていた。

 

“今夜も部屋に行っていいか?”

 

彼女の方から、部屋に来ることを言ってくるのは初めてだ。

関係性が深まったことを喜ぶ半面、ホテルに来るということは、高い確率で凸凹になる。

そして凸凹になるということは、もれなくついてくるだろうあの噛み攻撃。

 

当たり前だが、昨日の傷は癒えてはいない。

もちろん彼女に装着する用の口輪なども用意できていない。

 

彼女と凸凹できるのはうれしいが、今はまず傷を癒したい。

 

どうしよう...

そういえば、Laカフェの近くにアダルトな商品を扱っている店があったようななかったような...

あそこにいけば、口輪が手に入るかもしれない(たぶんないが)。

 

でも、凸凹前にマヤに“これを装着して”なんて言えるはずもない。

世界広しといえども、凸凹経験2回目にして口輪をはめた女性はほぼいないのではないだろうか。

 

やはり、ここは私が痛みを我慢しなくてはいけないのだろう。

そうだ、マリーも言っていた。

 

“その痛みは愛”だと。

 

愛として脳内で完全に思い込ませることで、痛みさえ快感になるかもしれない。

 

“心頭滅却火もまた涼し”

 




 

 

 

この境地だ。

よし、今夜はこの作戦でいこう。

 

マヤが来るまでの時間、私はお風呂に入ったり、ゲームをしたりなどして過ごした。

 

そして時刻は3時過ぎ。

マヤはホテルに訪れると、早々にシャワーを浴びにいった。

彼女はきっとやる気...いやヤル気満々だ。

 

シャワーを浴びている間に精神を集中させ、心頭滅却の準備を行う。

 

ガチャ

 

タオル一枚を巻いたマヤが出てきた。

やはりヤル気だ。

しかし、まだ私は心の準備ができていない。

私は彼女のタオル一枚のままにして、会話を始めた。

 

しかし、その時間もあまり長くはもたず、今回はマヤの方から私にアタックを仕掛けてきた。

 

と、ここで

 

ルールル、ルルル、ルールル♪

電話だ。

相手は...レンジさんだ。

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

1コメント

  1. うーん、コメントが難しいっす
    治安は何処でも安心できませんがか、
    改めてあの界隈で身近な人が亡くなったのはショックですね

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