[オノケンブログ前回のあらすじ]
フィリピン内にはとてもたくさんのカジノがあります。日本にはカジノはないため、どうしてもフィリピンに来ているとカジノに行きたくなります。本日の運試しの気持ちでカジノに行ったんですがそこで…そしてこの旅での最初のKTVとして選んだのは?
夜遊び開始前の運試しカジノで悲惨な目に合う。本日最初のKTVは…
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[一人では絶対に行けないマニラのとんでもないスケベスポットを初体験]
席に座り、一応のショーアップをお願いしたが、やはり先ほどの子が一番のようだったのでその子を指名。
今回の指名子データ
・21歳
・夜の店はここが初めてで1ヵ月程度
・子なし、彼氏なし
・スタイルはスレンダーで、胸はまぁまぁ(B~Cくらい?)
と、ここまではなかなか良いスペックだったが、望ましくないことが一つ。
それはこの子がアリス風スピーカーであったということ。
※アリス風スピーカーとは?
英語とタガログ語を混ぜて話すだけではなく、話すスピードも早めで非常に聞き取りにくい英語を話す人のことを指す。
夜の仕事が短い子に良く見られる傾向(←対外国人の接客に慣れていない)が見られる。
なぜ“アリス風スピーカー”かというと、以前アリスというフィリピーナがそのような聞き取りにくい英語を話していたことから名づけられた。
2か月半ぶりに触れる英語であったことも重なり、会話中に何度も聞き返さないといけなかった。
純粋そうで、笑顔たっぷりに接してくれる彼女の印象は非常に良かったが、会話がうまく成立しないとすべてが台無しである。
どちらかといえば長く感じた90分もの時間を終え、私は店を出ることにした。
私(心の中)「ふぅ、久しぶりの英語なのに最初のKTVでまさかアリス風スピーカーに出会ってしまうとは...既にものすごく疲れた感じがする...あれ?」
店をでたところにみるおじがいた。
90分もの間私のことを待っていたのか、頃合いだと思ってまた店に来たのかわからないが、どちらにしても店を出たところでまたこいつに出会うとは...
みるおじ「次ソクソクできるところ行こう。みるみるだけね」
私「そこ近いの?」
みるおじ「うん、すぐ近く」
私「じゃあまぁ行くかぁ」
祇園でかなり疲れを感じていた私はワンクッション小休止を挟みたかった。
歩いてすぐのところに“ソクソクできるところ”があることにも興味があったし、同じ小休止をはさむのであれば、何か新しい発見をした方が有意義な時間の使い方だと判断したのである。
祇園から北方向に進む。
リビィエラマンションホテル、換金所のシェーナを通過した。
シェーナを超えたあたりから先ほどまでの騒がしく、ぎらついた街並みから一変し、人気も少なく、ローカル感が増してくる。
LAカフェに行く道中で通ったことがある道からさらに北に進む。
ここまで来ると人がほとんどいない。襲われても誰も助けてはくれないだろう。
自分が来たことがなく、危ない雰囲気の道を進むことに嫌な予感しかしなかった。
私「いつまで歩くの?近くないじゃん」
みるおじ「もうすぐね。大丈夫、信用して」
別に“疑っている”なんて言葉は発していない。発していないにもかかわらず“信用して”なんて言葉がでてくると逆に怪しい。
私はいつでも逃げ出す準備をしていた。
それからさらに3分ほど歩いた。
みるおじ「ついたよ。ここ」
私「ここ?いや、店じゃなくて普通の家やん」
みるおじ「うん、ダイジョウブ。かわいい女の子いっぱい」
私「店外デートには誘わないよ。みるだけ」
みるおじ「うん、みるみるだけね。ディスカウントある」
私「・・・・」
私(心の中)「いや、店外デートしないって言った後にディスカウント話持ち出すなよ」
特に何か目印のような看板を立てているわけではないその店(ただの家)からは怪しさしか感じなかった。
いつでも逃げる準備はできている。
今なら逃げるメタルキングさえ追い抜くことができるほどに速く走れることだろう。
部屋に入るとそこは8畳ほどのスペースであった。
向かって右側はバーのカウンターのようなものがあり、左側には女の子達が10人ほど座っていた。
みるおじ「どう?ディスカウントあるよ」
私「・・・・」
手前にいる2人が確実に若く、なんならけっこうかわいい。
この子たちなら店外デートに・・・いや、だめだ。そんなことはしてはいけないのである。
私「うん、わかった。帰る」
みるおじ「そこの子かわいいね。ディスカウントあるね」
私「・・・帰る」
私は一刻も早くこの怪しい空間から逃げ出したかった。
このような人気の少ない場所に、こんな空間があることを知ることができただけでも十分良い経験となった。
みるおじとともに元の場所に向かって歩き出した。
みるおじ「どうして選ばない?ディスカウントあるよ」
私「選ばないって最初に言ったじゃん。ディスカウントあってもだめ」
みるおじ「かわいい子いたでしょ?」
私「うん、いたね」
みるおじ「じゃあ選ぼう!!スーパーディスカウントある!」
私「・・・いや、いい」
リビィエラマンションホテルの近くまで帰ってきた。
みるおじ「どこいくの?」
私「ホテル戻る」
みるおじ「チップちょうだい」
私「チップ?いくら?」
みるおじ「500」
私「はっ?500?どういう給与形態やねん」
みるおじ「200…100でもいいから」
私「お前さんにはこれで十分。あと、もう話しかけてこないでね。私も他にガイドの友達いるし、そのガイドの友達はチップなんて要求してこないから」
私は手切れ金で50ペソだけみるおじに渡し、ホテル近くのコンビニに入っていった。
今度こそグッバイフォーエバーみるおじ。
理由は分からないが、この次の日から彼は突然消息を絶ち、二度と私の前に現れることはなかった。
いつも共感しながら見させていただいています。
もしよろしければこの家はどこら辺にあるのか教えていただくことは可能でしょうか?
匿名さん
コメントありがとうございます。
以前の文章でも出てきたんですが、私は非常に方向音痴なのに加えて道を覚えない人間でして、地図ではっきりとここというようなことはできませんが、マラテ繁華街に比べてもかなり多い数のホームレスがおり、その家の近くにはバーのような店もありましたね。ちょうど笑うセールスマンの魔の巣のような雰囲気でした笑
ちょっとわかりにくいですよね笑
匿名さん
コメントありがとうございます。ケンさんの方向音痴ぶりには仏も諦めるほどです。
この記事の場所はおそらく、エルミタの「Cowboy Grill」付近だと思います。
両替商の「シェーナ」からマビニストリートを北に数分歩いた辺りです。
今でもいくつか出張マッサージ店があります。夜間は人通り、街灯ともに少ないのでご用心を!
Raqngeさん
なにを!!??
仏もあきらめるとはよく言ったなへい!北と南まったくの逆方向を指さした人間がよく平気な顔して屁をこきながら人のこと言えたもんですな!!!