[レンジブログ 前回のあらすじ]
店内にて、レンジがとうとうフィリピーナと接触する。彼女との会話の中で、現地デートの危険性について教えられることに。
[前回の記事]
【レンジブログ25】LAカフェで好みの女の子と接触。デートに発展するのか
クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。
また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m
[レンジブログの第一話はこちらから]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
【レンジブログ26】LAカフェやゴーゴーバー GoGoBar より面白いところがあるらしい
時刻は午後10時が近づいていた。LAカフェの周りの通りは、確かに非常に危ない雰囲気がある。見慣れない場所でもあるためやはり少し怖い。
私達二人は店の出口でタクシーを捕まえ、ホテル周辺に戻ることにした。
アデリアティコ通り Adriatico St に入る。パンパシフィックホテル周辺は、夜が更けても賑やかだ。見覚えのあるエリアに戻ってきて落ち着く。
LAカフェから五分ほどでホテルまで戻ってきた。近くの喫煙スペースで二人タバコに火をつける。
[パンパシフィックホテル 屋外スモーキングエリア]
田原「次はどこに行こうか。レンジさん行きたいとこある?」
私「いやー、田原さんにお任せですよ。」
田原「ピンパブも良いけどねー。そういえば前回、マカティのブルゴスとあとエドコンに行ったよね?エドサコンプレックス。」
私「はい。いやー、面白かったですね!」
ちなみに、エドサコンプレックス Edsa Complex とは、いわゆるゴーゴーバー GoGoBar で、ストリップ劇場兼バーをイメージすれば良いだろうか。一つの建物に複数の店舗が入っており、それぞれの店舗でお酒を飲んだり、ショーを見たり、現地女性と出会うことができる。
[エドサコンプレックス外観]
そこにはとても多数の女性が働いており、その女性達とデートの約束も可能な場所のことである。マラテからは少し離れているため、タクシーによる移動が必要。また、このマニラ界隈にはそこ以外にも、いくつか超絶エンターテインメントなお店があるのだが、別の記事で紹介したい。
とにかくいろいろな好奇心を持つ男性にとっては夢の国なのだそうだ。
田原「ブルゴスやエドコンより面白いかもってところあるのだけど、見学してみる?」
私「えっ!?何ですか、そこは。興味あります。」
マニラのエドサコンプレックスは最も楽しく見学出来た場所の一つ。そこよりも楽しいかも?(この時はまだ、アンヘレスのことを全く知りませんでした。アンヘレス編もまた後日レンジブログとして書きたいと思います。)
田原「OK。決まりね!」
田原さんは通りの方へ歩き始めた。
[パンパシフィックホテルからアドレアティコ通りを南下する]
田原「そこはね、通称“アパート”。俺ら二人じゃ行けないから、ガイドを探そう。」
現地の人が同行しないとその“アパート”へは行けないらしい。外国人だけだと、扉を開けてくれないとか。
かなり、シークレットな危険地帯らしい。
話を詳しく聞くと、要は正規の営業許可を適切にとっていない場所らしい。住宅街のため、立地の問題じゃないかと田原さんは推測していた。
田原さんと一緒にホテル付近をしばらく散策する。
田原「この辺なのだけどな、いつも。あのガイドいないかなぁー。」
しばらく、二人でアデリアティコ通りAdriatico Stを散策する。どこも観光客など人々で賑やかだ。
[マラテ アデリアティコ通りAdriatico St]
田原「あっ!いた!」
ガイド「あっ!シャチョ!!」
お互い気づいた様である。ガイドは小走りで嬉しそうに田原さんの元へ。その様子はドラゴンクエストのモンスターのような様子だった。
二人は強く握手し合って、近況を話し合っている様だ。仲の良さが伺える。
田原「レンジさんね、こちらはマーク。すごく人の良いフィリピン人のガイドでね、彼とももう五年以上は知り合いなのよ。この辺りのことには詳しくてね、彼は本当にいい人。」
マーク「コンバンハー、ハジメマシテー、マークです!」
私「こんばんは、レンジです!」
マークは陽気で人も良さそうだった。性格の良い坂上忍をイメージする。とても男前だ。田原さんの昔からの知り合いということで、私も頼もしく感じた。
[次回タイトル] 女性が集まる場所、通称アパート。現地ガイドが必要な危険地帯
[次回あらすじ]
現地ガイドのマークが案内する「アパート」という場所へ向かう。しかし、その道中でレンジは恐怖を抱く。甘い言葉から始まった観光がやっぱり危なかった?