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マニラ ブルゴス ゴーゴーバー

 

ーーマリーは疑っている。いや私の乱痴気を確信している。

「Tell me, Ken. (言ってみろよゴリラ)」

彼女は剛将のようなオーラを発してケンさんに詰め寄る。

私がこれはヤバいと思い助け舟を出そうとするが、

「Marry.. (マリー……)」

「Shut up! I never ask you! (黙れ! おめぇに聞いてねぇ!)」

あかーん。これはあかんでぇ!

 

「Ken, what happened the night? (ゴリ、正直に言うんだ)」

 

 

【レンジブログ212】フィリピン婚約相手は浮気を許すのか!?

 

 

昨夜、我ながら泥臭いシュートではあったが一応は彼女を欺いた。と思い込んでいた。

それは彼女の罠だった。私が絶対に口を割らないと判断しこの時を待っていたのだ。ケンさんに標的を絞りそこから暴こうと。

『女の子を紹介したい』というのは下手な口実で真の目的は私の不貞を仕留めること。

 

「We go Bellagio Square. (私たちベラージオスクエア行きます)」

ケンさんは拙い英語で話し始めた。

「Eat dinner with Range. (レンジさんと夕食をとります)」

「And!? (で!?)」

「We drink many alchole. Because long time no see Manila. (たくさんお酒飲みます。久しぶりのマニラなので)」

私は耳を倍くらいに広げて二人の会話を聞いていた。頼むぞケンさん。

「And!? (で!?)」

「We enjoyed two girls in his room. (二人の女性を弄びました)」

「What!? (何だと!?)」

どぅわっ! 何ちゅう英語しゃべっとんねん!! 何でそこだけ過去形使えるねん!! 4Pヤってもうてるやんけ!!

私は堪らず会話に入って訂正した。

マリーは「Okay, Stop! (もう黙れ!)」とその続きは遮る。

「..I see. And? (……まぁ良いだろう。で?)」

「Nothing. (無いです)」

「Tell me the truth. (貴様の最後の言葉になるぞ)」

「Nothing. (無いです)」

 

 

執拗な尋問は続いた。私は何度か会話に入ろうとしたが弾き出された。

ケンさんはマリーの高圧的な態度に耐え続ける。

すまんケンさん。脱糞並みのミスを後輩に拭かせるなんて。人間の屑がやることだ。許せ。

 

つまり真相はこう。私は彼の到着直前に口裏を合わせていたのだ。

「もしマリーから昨夜のことを聞かれたら『ベラージオスクエアで酔っぱらって女性二人組と仲良くなって一緒にレンジの部屋から夜景見て少し飲んで解散した』と説明してほしい」

上記内容をメールで送っていた。このメールをケンさんが読むかどうか、どう理解するかは賭けだった。『バトルロワイヤルでした』なんて口走る可能性すらあったのだから。

しかしここでも私の賭けは勝利したようだ。

彼は私の意図を酌み「レンジに他の女なんて居る訳ない。僕が保証する。彼はマリーだけを愛しているんだ。何も疑うことはないよ」と繰り返し伝えていた。

ナイスだ。

後輩をそうさせるよう導いた私はさすがファンタジスタである。

 

ーーマリーはようやく納得した様子でケンさんから離れた。

そして私の横へ。

彼女は安心した様子で「疑ってごめんなさい」と言う。

「No problem. (いいんだよ)」

勝利あり! 史に残る失態を見事無きものにした。

 

その後すぐ帰る訳にも行かずもうワンセット延長して店を出た。

 

ーー私とマリア、ケンさんの三人でタクシーに乗る。

「いやー、ケンさんマジありがとう」

「いえいえ。お安い御用ですよ」

本当はこの後ブルゴスにでも行きたかったがマリアが居る。

遠回りしてもらいタクシーからは降りず通過するだけに留めた。

 

フィリピン ゴーゴーバー ブルゴス 有名

 

人も車も少なかった。『プランB』が閉まっている。

いくつかのゴーゴーバーや飲食店は営業しているようだが。ゾンビタウンからの復活はまだ途中のように感じた。

 

ブルゴスを離れマラテへ向かう。

車中ではマリアが絶好調だった。歌を歌い外の様子を見ては何か叫んでいる。私は彼女の話に耳を傾け一緒にエキサイトするフリをした。

 

マリアが小さな玩具を手に持ち「さっきお姉さんからもらった。これ弟にあげるの!」と言う。

……弟? はて。マリアに実弟はいないはずだが。

ヤバい。嫌な予感が全身を震わせる。

もっ、もしかして私の子!? 二年前に受精!? あり得る!!

マリーのことだから隠していたのか!?

いやいや。落ち着け。私は常に防具を装着する紳士。装着前はウェットティッシュでしっかりと拭き取り発射時は180度回転して真後ろに放つ念の入れようだ。

たとえ相手が「今夜は大丈夫」と言っても「いいかい。安全日なんてのは神話だよ」と諭すほど。

先ほどの女性は親戚だったからきっとその関係だろう。

 

再度マリアに確認すると「うん。親戚の男の子にあげるの!」と言う。

やはり思い過ごしか…… びっくりしたじゃないか。

 

ーーマラテに戻ってきた。

 

マニラ 貧困 治安

 

「お疲れ様。マリアを寝かしつけたらまた外に出るつもりだけど。ケンさんはどうする?」

「そうですね。僕の方はもうホテルで休みます。ハナが仕事後に来ると思うんで」

「そっか。明日はどうする? マリアのことがあるから俺は21時くらいかな」

「了解です。僕もハナと一日デートなんでまた夜集合ですね」

「OK。今日は色々と付き合わせて迷惑かけてごめんね」

「大丈夫ですよ。明日ラスト楽しみましょう」

 

ーーマリアとともに部屋に戻ってきた。

彼女はベッドを見て興奮していた。ビョンビョン飛び跳ね「喰らえ怪獣め!」とドロップキックを放ってきた。

私も負けずに「我が肩はダイヤモンドより堅いぞ。さぁ壊してみろ」と彼女の遊びに付き合った。

 

そして日付が変わろうとしていた頃。

とうに遊び疲れていたマリアが突然眠りに落ちた。ゆすっても起きない。爆睡だ。

マリーに「マリアは寝たよ。俺も眠いから早めに休みます」とメールを打った。

 

彼女は今『太客』を相手にしている。結構な量を飲むに違いない。昨夜は早い時間にやって来たが今夜こそ3時を過ぎるはずだ……。

となると私は衝動を抑えることが出来ない。

「What are you doing now? I miss you. (何してるの? 会いたい)」

送信先はメテオ、アンナ、マーズ、シンゲキ、そしてザリ。

私はリスクを優先する男である。昨夜逃したワンチャンを取り返すためまず声を掛ける女性をピックアップしなければ。もう失敗は許されない。

 

私はそっとドアを閉めバーチタワーを降りた。

 

返信があったのはメテオとアンナ。どちらも『今夜は店に出ているが暇。会いたい』と。その他の女性は忙しいのか反応はなかった。

 

ーー私が向かったのはメテオのところだった。

アンナは素敵な女性に間違いないのだが顔面がどうしてもタイプでない。あとやんちゃな雰囲気も。

メテオは顔面隕石だがそれをパテで埋めればタイプの美人。それに上品な純朴さが魅力的で何より昨夜のワンチャン未遂が気になっていた。

加えて彼女には「地球は救われた」と伝えて安心してもらわなければならない。

 




 

私は一応ケンさんに「マリアが寝たからプレミアクイーン行くわ。良かったら!」とメッセージしておいた。

 

ーー部屋に入り指名するとすぐに現れた。

「Good evening. (こんばんは)」

彼女は恥ずかしそうに私の横に座る。

「I’m very sorry last night. (昨夜は本当にごめんね)」

「Are you okay? (大丈夫なの?)」

「Yeah, no problem. (うん大丈夫だよ)」

他愛ない会話から徐々に恋人のような時間が始まった。

彼女が私の手を握ってきた時はびっくりした。受け入れているのか……。

私は恥ずかしながら股間に血流を感じ我慢汁を垂れ流し始めた。

あー、これは恋だ。私はメテオを好きになったのかもしれない。そんな幸せを感じながら空想で彼女とヤリまくった。

 

楽しい時間はすぐに過ぎワンセット目が終了。時刻はまだ午前1時半。

マリーがマラテに到着するのは早くて2時半だろう。ちょうど良いくらいだ。

私は延長した。

 

 

メテオがトイレに立った。エスコートしようかと思ったが彼女は完全に私に惚れこんでいる自信があったためその場に留まった。

さて。この後はどうするかな。

とりあえずマリーが部屋に来るのを待って。彼女が寝たらこっそり部屋を抜け出してメテオとアフター。ホテルは…… 最悪ラブホか。まあ何とかなるだろう。

となればマリーが襲来した後は時間との勝負になる。

メテオを出来るだけ待たせないようマリーを瞬獄殺して。

帰りが遅くならないようサクッと飯を喰ってサクッと別ホテルへ行こう。がははっ!

 

ーー部屋のドアが開きメテオが戻ってきたと思ったら違った。

ボーイが「ダンナ、お友達がいらっしゃいました」と言う。

おやっ、まさかケンさん? 寝るとか言っときながら…… やはりスケベセンサーが働くのよね。そうこなくっちゃ!

 

入ってき……

 

 

マリーだった。

 

 

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

12 コメント

  1. おぉ、懲りないですねぇ😁
    なんでそうなっちゃうんですか?🤣これはもう狙ってやってるとしか思えない🎉
    でも、どうしてばれたんです?✨

  2. 更新お疲れ様です!
    最近レンジさんの記事を読んでると最後の文章の部分で火サスのテーマが流れてきます🤣
    フィリピンの監視の目を掻い潜って女性に会いに行くレンジさんの逞しさが羨ましい笑

  3. ヘイコラ、heyゴラァ。
    僕もうちょい活躍したでしょうよ。もうちょいいいフォローしたでしょうよ。もっと褒めんかい。

  4. まさかケンさんのGF探しネタで躱す?
    しかし指名子が登場したら終わり。。
    う〜ん。

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