[オノケンブログ前回のあらすじ]
マラテ内では色んな人と再会します。今回も久しぶりな人物との再会を果たします。過去の女性がらみですが、マラテ歴が長くなればなるほどに知り合いは増えていきますよね。マニラはマラテは本当に狭い世界ですから...
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[浮気現場を目撃され、金で解決!?ハイテンション男の矛先がついに...]
カウボーイグリルにて、男3人女4人のアフターが始まった。
最初こそまったりであったが、次第にテンションがおかしくなり始めた2人。
そう、レンジさんとダイスケさんだ。
何度も言うが、ダイスケさんはお腹の調子が悪い。そしてレンジさんは明日の運転に備えてアルコールを一滴も飲んでいない。
飲んでいないにもかかわらずテンションが上がっていくとは、どういう脳内状況なのだろうか?
そのテンションは、飲んでいる私とフィリピーナ4人が引くほどである。
生バンドが演奏されているステージ前では広くはないものの、踊ることができるようなスペースがある。
ダイスケさん、レンジさんは男二人で中央で踊り狂いだした。
私はその様子をフィリピーナと共に見守っていた。
一通り踊った二人は、今度はスイカ以外のフィリピーナ達を誘ってステージ前で踊りだした。
私とスイカはみんなの荷物番をしていたが、やはりスイカは私に気があるような感じであった。
それに気をよくした私は明日のこと・ハナのことを一旦忘れ、飲みを進めることにした。
今私の目の前には、嫌なことを忘れることができるエロと酒の二大要素がある。
ダイスケさんやレンジさんほどではないにしても、私も少しずつテンションが上がってきたため、みんなが席に戻ってきたタイミングでスイカと共に踊りにステージへ。
スイカの乳肉の多さに加え、露出度の高い格好に、ステージに行くまでとステージにいた男どもはこぞって彼女の実りに実ったスイカを見ていた。
それはそうだ。
私が彼女を町で見かけたら、まるでゴルファーがパターの時にラインを読むレベルで片膝をついて真剣に乳を見てしまうほどだ。
何度も言って申し訳ないが、顔は本当にタイプではないものの、この乳は体験してみたいものだ。
ステージで踊った後は、スイカと一緒にトイレに向かった。
急速にアルコールを投入したこと、その後ダンスを踊ってしまったこと、そしてスイカの乳が目の前にあることで酔ってしまった私は、スイカを壁際に寄せ、壁ドン。
顔を近づけてもスイカは嫌がるそぶりもないため、接吻をかました。
スイカも抱きしめてきたため、いよいよ気分は盛り上がり、マシンガン接吻を行った。
その後、スイカをトイレに送り、ふと後ろを振り返ると、こちらのことをじっと見ている男性がいた。
その男性は深く帽子をかぶっていたため、最初、私は誰かわからなかった。
男性はすっと帽子を脱いだ
あっ...
フォーエバーラブの呼び込みだ。
“ハナはいるのか”
と何度もその男に聞いたため、その男も私のことを覚えているようだった。
にっこりと言うよりはにやにやとした表情でこちらを見ている。
しまった。
あんなにハナのことを聞いていたにもかかわらず、クラブハウスで他の女と濃厚な接吻をしているところを見られてしまった。
“まずい”と思った表情をその男は察したのか
“大丈夫。秘密にするから”
と満面の笑みだ。
その笑顔が信じられない。
満面の笑みの裏に隠された何かを私は感じた。
―――しょうがない。金で解決だ。
そう思った私は、黙っておいてくれよと念を押しながら、いくらかのチップを彼に渡した。
それにしても、なんとタイミングの悪いことか。
いくら海外だからとはいえ、それなりに顔を覚えられてしまった以上、行動は気をつけなければと改めて思ったのであった。
席に戻ると、ダイスケさんとレンジさんのボルテージはさらに高くなっており、二人で肩を組んでチアリーダーのようなダンスを踊っていた。
本当に今日会ったばかりとは思えないコンビネーションとフォーメーションである。
同じような二人だが、テンションやはっちゃけ度でいえば、ダイスケさんのほうが上手である。
ここではバンドメンバーにチップを払うことで、希望の曲を演奏してくれ、歌いたければ歌ってもいいというサービスがある。
おもむろに立ちあがったダイスケさんは、いきなりそのバンドメンバーに曲をリクエストし、他の客がまだまだたくさん店内にいる状況にも関わらず歌い出した。
彼が歌っていたのは、英語の曲でフィリピンでも有名な曲である。
コンサートの時に歌手がたまにやる、観客にマイクを向けて歌を一緒に歌おうアピールがある。
ステージ中央付近で歌っていた彼は、近くのテーブル席に座っていた他のお客さんにマイクを向けて、全体を巻き込んで歌を歌わせだした。
ノリのいいフィリピン人が多いこの空間は、彼のパフォーマンスで大盛り上がりを見せた。
この空間にいる誰もが、彼がシラフだとは思っていないことだろう。
それくらいのはっちゃけ方だった。
ただ、彼もプロの歌手ではない。
マイクをたびたび他のお客さんに向けすぎて、何回か歌う部分ではないのにもかかわらず、他のお客さんにマイクを向けていたところを私は見逃さなかった。
そんなところも彼の面白いところなのだが。
コンサート終えた後の彼のテンションはさらに高まり、その矛先は私に向けられた。
“ケンさん、まだ脱いでいないでしょ?脱がないんですか?見せびらかさないんですか?僕はいつまでケンさんが脱ぐところを待てばいいんですか?”
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楽しそうだなぁ
みんなと一緒に弾けたい