[オノケンブログ前回のあらすじ]
フィリピーナとの恋をするには、短期的には必要ありませんが、長期的な目で見るとそのフィリピーナの周りの友達などを味方につけることは非常に大事なことです。反対に敵に回してしまうと日本人以上に厄介な存在になることは間違いなしです。
強敵すぎる人物現わる!!破局?復縁?フィリピーナ彼女との攻防戦
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[衝撃的な服装と体格。フィリピーナにモテるためにジムで肉体改造!!]
フィリピンに旅立つ前に、時を前回の旅から帰国して2日経ったところまで遡る。
会社でのことである。
レンジ「ケンさん調子どう?」
私「まだ旅の疲れが癒えていないです」
レンジ「ところで本題なんだけど…」
私「普通、もうちょい本題に入る前に導入入れません?それだったら“調子どう?”の下りいらないです。自分の本題を早く展開したくて僕の調子なんてどうでもよさそうですし」
レンジ「まぁまぁいいじゃないか」
私「で、なんですか?またマルコですか?」
レンジ「うむ、ケンさんってジムどこ行ってるの?」
私「教えません」
レンジ「教えて」
私「マッスルエクスプロージョンエクストリームジム ~今日から君のあだ名はマッスルだ~ です」
レンジ「そんな名前にサブテーマ入っている暑苦しいジム近くにあったっけ?」
私「○○ジムです。なぜです?」
レンジ「なるほど。俺もジム通い始めようと思って」
私「やめときましょう。お金の無駄です」
レンジ「なっ!?行く前からそんなばっさりと…」
私「いや、だってそうでしょう?自分の体に甘いレンジさんがジム通いなんて続くわけがないですよ」
レンジ「今回の俺は本気。ジム通いだって本気だから言いだしたんだよ」
私「本当ですか?」
レンジ「うん、ケンさんと同じジムを選ぶのもその意思の表れ。ケンさんと一緒のジムだと、俺がめげそうなときにケツ叩いてもらえそうだし」
私「“意思の表れ”、“本気”…とか言いながら僕にケツを叩いてもらう保障付きなんですね」
レンジ「“念には念を”だよ。ビジネスにおいても大事なことだよ」
私「そうですか。仮に僕がケツを叩いたところで、そのミルフィーユ状に積もりに積もったケツの肉の上からじゃ大した刺激になりそうにないですがね」
レンジ「それでもお願いします!最近太りすぎて…フィリピンでもう一花咲かせるために肉体改造したいのです!」
私「わかりました。やるからにはマジでやりましょう。私も支援するなら本気で支援します」
レンジ「ありがとう、ケンさん」
私「私のことはコーチと呼べ」
レンジ「コーチ!!」
こうして始まったレンジさんのジム通い。
私が通っているジムは会員制のため、3カ月間は最低でも会員にならないといけない。本人にとっては、その強制力もまた必要なのだという。
そして数日後、ジムにて。
入会手続きを終えたレンジさんと共にローカールームへと向かう。
レンジ「始まるな、俺のビクトリーロード…」
私「そうですね」
レンジ「よし、じゃあ戦闘服に着替えるか」
私「トレーニングウェアね。テンションあがりすぎて中二病ってやつになっています。周りの目もあります。ビクトリーロードとか戦闘服とか、少なくともジム内では二度と発しないでください。これでも僕はこのジム内でマナーを守り、礼儀をきちんとしている紳士トレーニーで通っていますので。珍獣と一緒にいたら僕のイメージが崩れます」
レンジ「ち、ちんじゅ…ひど…」
着替えを終えた二人。
私「レンジさん」
レンジ「ん?」
私「なんですかその服装?」
レンジ「せんt…トレーニングウェアだよ」
私「それは…タンクトップですか?」
レンジ「タンクトップだよ」
私「いや、布面積小さすぎませんか?そんなの僕が着るのも恥ずかしいです。ボディービルダーとかが着て、ようやく似合うやつです。今のレンジさんが着たら金太郎にしか見えません。まさかりかついでください」
レンジ「まじで?まずは服装から入ろうとしたんだけど…」
私「肩まわりがしっかり張り出してて、ウエストが絞れていればそれなりにかっこよく着られるんでしょうが、レンジさんはなで肩でお腹が出てるので相性最悪です。タンクトップが買い物袋みたいに見えます。“たくさん買いましたね。ポイント5倍デーだったんですか?”ってジムスタッフに聞かれますよ」
レンジ「俺的には家の鏡を見て似合っていると思ったんだけどなぁ」
私「レンジさん宅の鏡は万華鏡かなんかなんですか?現実をきちんと映す平面のやつを買ってください」
レンジ「おかしいなぁ…」
私「百歩譲って服装はいいとして、それだけ肌を見せるなら毛のケアは必要でしょうよ。またわき毛が豪快にオフサイドしてます。トレーニング中は腕を上げることもしばしばあります。そんなわき毛で腕あげていたら若い子に悲鳴あげられますよ」
レンジ「次回から全剃りしてきます」
私「お願いします」
レンジ「じゃあ始めようかケンさん」
私「コーチと呼べ」
レンジ「コーチ」
こうして始まったレンジさん肉体改造計画。
柔道経験者のレンジさんは体の基礎はあるはずである。
筋肉も一度鍛えたものであれば、元の所までは戻すことはそんなに難しいことではない。
しかし、心にしっかりとついてしまった脂肪はなかなか落とすのは困難で、レンジさんのような10年以上熟成させた上物の脂肪を取り除くのは困難を極めた。
[イメージ画像:スリマーズシム]
私「はい、もう一回!ワンモア!カモン!!」
レンジ「うぐくくく…」
私「まだいける!もう一回いける!!」
レンジ「も、もう無理…」
私「無理?そう、まさにそこから!そこらか頑張った分だけ筋肉になる、自信になる、明日への希望になる!!」
レンジ「ちょ、ちょっと休憩と栄養補給を」
私「・・・わかりました、少し休憩をはさみましょう」
ロッカーからレンジさんは何かを持ってきた。
私「レンジさん、それは何ですか?」
レンジ「栄養補給をチョコレートでしようと思って」
私「愚か者!!そんなもの食うな!」
レンジさんの手からチョコレートを取り上げ、私が一気に食べた。
いつも私がしているトレーニングからすれば大甘な内容だが、あまりにも追い込みすぎるとすぐにレンジさんは妥協してしまいそうである。
これでも手加減はしているつもりだが、“鍛える”ということを10年以上もしていなかったレンジさんにとっては地獄のような苦しみなのだろう。
私「レンジさん、今回はまだ初日なので楽めですが、筋肉をつけるには、良い体になるには意識が飛びそうになるほどのトレーニングを日々積み重ねなければならないのです。その先に新たな自分を見つけることができるんです」
レンジ「この筋肉バカめ…」
私「き…筋肉バカ…だと?」
レンジ「筋肉バカ」
私「ありがとうございます。褒め言葉ですね。筋肉バカなんて、ある一定以上の体とある一定以上の思考を持った者にしか言われない、いわば称号・勲章です」
レンジ「脳筋」
私「の…脳筋…だと?」
レンジ「脳筋」
私「ありがとうございます。それも褒め言葉ですね。脳に筋肉を増やすことなんてできません。通常増やすことのできない部分の筋量を増やすなんて、かなりの上級者、パラディン、魔法剣士くらいの人にしか与えられない称号です。ありがとうございます。今日めっちゃ褒めるやん。嬉し過ぎてダンベルもってバンザーイ!!」
レンジ「・・・」
私「さて、次の種目行きますよ」
レンジさんの肉体改造の戦いは終わらない。
レンジ死す!まるでオーブンで焼かれた○○のよう!
~無謀な挑戦!!挑戦の先にあるのは…圧倒的な後悔~ です。
オノケンサンのスパルタ筋トレ楽し過ぎる!
唯、レンジさんには、地獄のスタートかもしれませんね。自分も始め2週間は、全身筋肉痛で、歩けませんでした!
今は、良い思い出ですが、レンジさんのダイエット成功期待、、、、してます。
hideさん
地獄でしょうねww本気で追い込みかけたらきっと死ぬので、ゆっくり強度を上げていく予定です!
笑笑
デスクで肩を震わせて笑ってしまいました!私もジム行こう行こうとそれっきり…
ありがとうございます!
ジムに一歩足を踏み出すのが大変なのはよくわかります!
ジムに加入したらケチかどうかでけっこう頻度は変わってきます!
私みたいなケチは元をとりたいがあまり、風呂だけに入りに行くこともあります!結局トレーニングするんですがね笑
買い物袋とか万華鏡とか・・・
それを言われている時のレンジさんの表情を勝手に想像していますが
ケンさんの言い回しやレンジさんとのやり取りは、もはや漫才ですね。
すーさん
レンジさんが天然ボケに加えて心が広いので、私も好き勝手言わせていただいています笑
実際に話された会話ですか?
挿絵がマッチしてカッコイイです。
ほぼほぼノンフィクションものです!
挿絵のマッチ感、つっこんでほしかったので嬉しいです!
よく見るとレンジさんのタンクトップ、ゴールドジム仕様じゃないですか!デザインも…こっち欲しいな(*^^*)
タナっちさん
よくぞ気づいてくれました!その通りです!デザインはもちろんレンジさん作です!