オノケンブログシーズン1のあらすじ

会社の先輩、レンジの誘いでフィリピンに行ったオノケン。

それまでは海外旅行に何の興味もなかったが、30をすぎてフィリピンという国と出会い、赤い実がはじけた。初めて海外旅行に恋をした。初恋である。

平均して1ヵ月半に一回はフィリピンに通う日々がスタートした。

 

旅の3回目にはフィリピンでの彼女ができた。

しかし、様々な要因・不運、そして邪魔等が入り、その彼女とは凸凹の関係には至らなかった。

 

その後、多くの女性と出会い、何度かは凸凹を経験できるチャンスはあったものの、結局そこには至らなかった。

そんなことを繰り返しているうちにフィリピンと出会って1年が経過。回数にして8回である。

 

目的は手段さえ選ばなければ、理想を追い求めさえしなければ容易に達成できることはわかっているものの、ここまできたら絶対にぶれないことを心に決めていた。

そして、自身10回目の旅にて、ついに凸凹の目標を達成する。

 

目的を達成した私の次なる目標は...

 

 

シーズン2 序章

 

ユウト「なんか...ラグジュアリーな空間ですね」

私「お、でたねぇ英語!!だいぶフィリピンに染まってきた?」

 

私たちは、空港から南に少し行ったところにある有名なマッサージ店に来ていた。

部屋と嬢のレベルで3つのクラスに分けられた多くのフィリピン好きな人は知っているだろう有名な場所である。

 

そのマッサージ店の名前も空港から近いから、その名がつけられたのだろうか?

 

ユウト「3つのクラスに分けられているんですね」

私「そうだね。下調べはできているとはいえ、俺もレンジさんも初めてだから、詳しくは知らないのよ」

 

ユウト「レンジさんもなんですね。それは意外です。レンジさんくらいになればフィリピン全土を網羅しているくらいに思っていました」

レンジ「いや、そんなことはないって」

 

私「どうします?まずは一番価格が安いところから見ます?」

レンジ「そうだね。そのほうがレベルが上がっていく感じでドキドキするしね」

 

私たちは一番下のクラスから順にマッサージをしてくれる嬢を見ていった。

一番下のクラスでもマッサージをお願いしたい嬢もいる。

これがハイクラスになればどんなレベルの嬢が...

 

心地よい緊張感の中、一番上のクラスに辿り着いた。

 

私「大佐。では私は左サイドから。大佐は右サイドから見るスライド作戦でいきましょう」

レンジ「長官、かしこまりました。お気を付けて」

ユウト「・・・」

 

私「ユウト、先輩の背中から学べ」

レンジ「うむ」

ユウト「・・・わかりました」

 

私は左サイドから嬢を舐めるように見て行った。

すばらしい。

さすがのハイクラスだ。

逆にこの中から一人を選ぶのは難しいくらいだ。

 

ちょうど中央に差し掛かったところでレンジさんの様子を伺うと、右サイドのスタート位置からほとんど動いていない位置で止まっていた。

 

私(心の中)「あのスケベが...ほとんどスタート位置から動いていないじゃないか。そんなにドタイプな子でもいるのか?もしかしてマリーだったりして。そんなことはさすがにないか」

 

レンジさんに近寄った。

 

私「レンジさん、いつまで時間かけるつもりですか?そんなタイプな子でもいたんですか?」

レンジ「いや...あれ...メイじゃない?」

 

レンジさんの視線の先にいる嬢に目をやる。

 

私「・・・!!!」

 

 

 

オノケンブログ シーズン2 第一章

 

歩く淫乱筋肉おじさんの行き着く先に見えるもの

~性の獣と化した彼が町を通ると、そこには何も残らない~

 

と予告したのを改め、

 

マニラスパイラル

~性の獣を目指したものの、やっぱりオノケンはオノケンのままだった~

 

をスタートします(予告詐欺)。

 




 

 

[後輩道連れ作戦開始]

私「リアルドラゴンクエストだね…」

オノケン 筋肉ファッション

私がフィリピンに興味を持つきっかけとなった言葉である。

フィリピンへの気持ちの起源を思い出してはこの言葉が頭に浮かんできたものだ。

まさかこの言葉を私が他人に言うことになるとは夢にも思わなかった。

 

決まった。完全に決まった。

もうちょい声を低い感じで言った方が良かったかっこよかっただろうか。

ついでに二重を作ってこのセリフを言ったらもっとよかっただろうか。

 

さぁ、ユウトよ。

 

“面白そうな場所ですね”

 

と言うんだ。

興味を持ったような言葉を吐くのだ。

 

ユウト「ドラゴンクエスト…ゲームですよね?すみません、僕それやったことないんです」

私「・・・」

 

この筋肉バカクソガキが。

彼は私と10歳ほど歳が離れているが、ジェネレーションギャップということでもないだろう。

あの名作たちを一タイトルもやったことがないとは…

 

ユウトのことを説明をしておくとする。

 

ユウト...会社の後輩で、漢字は“雄人”と書く。

名前はその人を映すとはよく言ったもので、彼は非常に“雄”である。

最近の彼の流行りは出会い系で、週末になると毎回違う女の子を部屋に招き、夜活をしているようである。

時には昼と夜でスケジュールを組んで2人の女の子を招く時もあるようである。

 

そんなに毎週のように違う女の子が抱けるのであれば、私もやってみようかと思った時期はあったものの、彼にあって私にないものに気が付いたのである...

 

それは若さと顔面偏差値の高さである。

 

誰に言わせてもイケメンだといわれるだろうクセのない整った顔面をしている彼には、出会い系でも次々に寄ってくる(イイネがつく)のも納得できる。

私がやったところで、同じ成果は得られないと感じたため、結局出会い系はやらず仕舞いである。

 

仕事に関していうと、入社2年目の彼は、入社当時からかなりの筋肉量とその辺のトレーナーよりも多い知識量を有し、筋力を全く必要としないこの会社をなぜ志望したのかいまだに謎である。

彼は入社試験の際に、特技や趣味を聞かれ、

 

“趣味も特技も筋トレです!ベンチプレスは140キロ上がります。仕事面だけでなく、一緒に働くみなさんの健康づくりにも貢献できると思います!”

 

と言ったそうである。

パソコンにかじりついて行う仕事が多い職種でのその筋肉アピールは、選抜担当者によってはその時点で

アウトになるのであろう。

しかし、当時の担当者にはかなりはまり、一般教養や作文の点数は余裕の落第点だったそうだが、面接点で大逆転をし、採用という形となった。

 

そんな彼の仕事っぷりは、残念ながらバリバリできる方でもなく、よく上司から叱られているのを見かける。

“まだまだ若いんだから、これから成長していくだろう”と私は思っていたが、仕事面の成長よりも彼の場合は筋肉の成長の方が早いように見える。

 

入社して2年目が終わろうとしているが、入社当時140キロだった彼のベンチプレス記録は現在では160キロまで伸びている。

最新の筋トレに関する情報を収集するのにも余念がなく、空いた時間はだいたいYoutubeで筋トレ動画を観るか、海外の筋肉論文を読む(日本語訳している物に限る)かのどちらかである。

 

仕事中はおとなしいものだが、たまにレンジさん(ぐらいしか彼に筋トレの話題をふらない)がトレーニングについて聞くと、

 

得意なことを聞かれて興奮→声がでかくなる→上司にうるさいと怒られる→怒られついでに頼んだ仕事が済んでいるか聞かれる→だいたいできていない→怒られる

 

というのがいつものルーティーンである。

筋肉に関して言えばかなりのものだが、それ以外はあまり興味も持っていないようだ。

 

ただ、雄の部分が強いこのユウトはフィリピンの世界と相性が良いことだろう。

中1の1学期の中間テストでつまずくほどの英語が全くできない彼がフィリピンという地で”イケメン・筋肉”という武器だけで、どのように振る舞うのかいささか興味もある。

どうにかしてフィリピンの世界に引き込んでやろう...ぐふふふふ

 

オノケンブログシーズン2もよろしくお願いします!!

始まって早々ですが、私の仕事とプライベートの都合上、来週いっぱいは不定期更新となります。

毎日の更新を楽しみにしている読者の方には申し訳ありませんが、ご理解いただければと思います。

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

24 コメント

  1. 待っていました、シーズン2。
    オノケンさんはオノケンさんのままで良いと思います♪

  2. スタートからメイさんの名前が出てきた時は少し胸が苦しくなりました・・・。
    凄い偶然の積み重ねですよね・・・。
    こんな事ってあるですね。
    ・゜・(ノД`)・゜・。

  3. こちらが経験者で、初めての旅行者を案内する時って、めちゃくちゃ楽しいですよねー

  4. オノケンさんの文章が好きです!
    どこかいつもユーモアに溢れていますね。優しさと真面目さ、人柄が滲み出てます。
    お盆期間はあまり読めないかもとのことですが、読者の一人としていつでも待ってます!

    • センターさん
      嬉しいお言葉ありがとうございます!なんとか少しでも欠ける日が少なくなるように尽力いたします!!かなり忙しい日々を送っていますが、センターさんのようなうれしいお言葉をいただくことで私たちはなんとかやってこられています!!

    • そうですね、できないとは思ってはいません。
      実際に私の親戚に結婚している人もいますし、その人は幸せな家庭を築いています。
      こればかりは巡り合わせによるものなので、どの国の方であっても否定はできませんね(^^)
      パツキングラマラス美女ロシア人女性とこれから巡り会うかもしれませんし笑

  5. フィリピンでは風邪に気をつけて下さい。
    日本から持って来ている薬じゃ歯がたちません。明日フィリピンの薬局に買いに行きます。

    • トーマスさん
      私もフィリピンにいるときはよく体調を崩します。
      お大事にされてください。
      早く良くなりますように。

  6. 大のクレマニファンです!
    最初はマニラ夜遊びの記事でこちらを知ったんですけど、「ブログ」の方が超絶面白いと言うことに最近気付きました…
    もっと派手に告知しても良いかもです。きっとまだまだクレマニの面白さをご存じない方はいっぱいいると思います。
    微力ながらブログ村応援させて頂いでおります。
    更新頑張ってください!!

    • 読者に転身さん
      ありがとうございます?
      そうですね、一度みなさんに広げてもらうように協力を仰いでもいいかもしれませんね!

  7. シーズン2も楽しみです!
    それにしても西日本、台風直撃ですね…
    皆さんのご無事をお祈りします。

    • そうですね。
      盆の後半なので、フィリピンから帰国される方もいたと思います。
      変更を余儀なくされた方もいらっしゃるかと思います。
      皆さんが何事もなく過ごせることを願うばかりです。

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