[オノケンブログ前回のあらすじ]
KTVで働いていると、酔いつぶれることもしばしば起こります。彼女たちはそういう状況にも慣れたものですが、私は死体安置所化した待機場所を見るのも初めてでした。パンツ丸見えオンパレードでした。
パンツ丸見えパラダイス!?酔っぱらいのフィリピーナ彼女を介抱する
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[胃袋がまるで宇宙!マラテのおすすめ定食屋で驚きの食欲を見せる日本人]
レンジさんとリョウさんを迎えにKTVsakuraに向かった。
レンジさん達の席に近づいた時、私がみたもの、それは…
リョウ「ぐへへ~♪」
見たくはなかった。
こんなリョウさんの姿は見たくはなかった。
彼は本当に理想的な上司だ。
明るく、優しく、誰に対しても人当たりが良く、その上スポーティーで本当に爽やかだ。
仕事では自分自身に厳しく、誰よりも率先して多くの仕事をこなしている姿に憧れを抱いている後輩は私だけではない。
彼のことを悪く言う後輩は聞いたことがなく、仕事上で叱ることがあっても、普段の彼の人格や仕事っぷりから、若い連中を叱ることが難しいこのご時世で、叱ることでも後輩との関係を深めている本当に素晴らしい人だ。
私は彼のような40代になることが目標だ。
しかし、今私の目の前にいるのは、フィリピーナに膝枕をしてもらい、その膝をすりすりしながらにやけている欲望丸出しなリョウさんの姿があった。
いや、しかし仕方がないのだ。
リョウさんだって男…いや、雄である。
なぜいつもかっこいいリョウさんが、欲望解放の国、フィリピンに来てまでかっこいい姿を見せ続けなくてはならない?
こんな姿、私の父親くらいの年齢をした男性が、同じことをKTVでしているところを頻繁に見かける。
むしろ雄らしいリョウさんの姿をみることができてよかったではないか。
取り乱すな。ここはスルーして、本題に戻るのだ。
私「「お二人とも!もう行きますよ!女性たちが待っています!」
レンジ「あ、そうなの?どこ?」
私「ZZYZXです」
レンジ「おー、ちょうどこっちも閉店時間ででるところ」
リョウ「おー、ケンさん!俺、この子気に入ったわ!延長!」
やめてくれ。これ以上あなたのそんな姿をみたくはない。
私「やかましいぃ!ほら、行きますよ!」
2人を連れてZZYZXへ。
クラブでの時間は本当に楽しいものだ。
6人で飲み・踊り・歌い・騒いでいたら、あっという間に6時がきた。
その後、リョウさん、女性陣とは解散し、レンジさんと共に韓国焼肉を食したのであった。
【レンジブログ172】マニラの夜遊びは朝遊び、AMの時間の方が長い
[クラブでの時間。レンジさんとの韓国焼肉の時間の詳細については上記より]
次の日の昼過ぎ頃に起床した私は、レンジさんとリョウさんに昼食のお誘いメッセージを送った。
リョウさんは、以前買って帰ったマカティのグリーンベルトの紅茶屋さんの品物が気に入ったらしく、またマラテからランニングで行っている途中だったようで、この時は連絡がつかなかった。
レンジさんはというと
私「おはようございます。昼飯行きましょう」
レンジ「俺11時過ぎにご飯食べたばかりなんだけど」
私「え?だって昨日解散したのが7時頃でしょう?もうそんな時間には起きてたんですか?」
レンジ「いや、だってお腹空くじゃん」
私「いや、朝7時まで飢えたライオンのように焼肉食べていたじゃないですか。それで11時にはお腹が空いて目が覚めるとか、燃費悪すぎでしょう。時代は低燃費なのに、いつまでアメ車ボディでいるつもりですか。ご自分のエンゲル係数を確認したことがありますか?レンジさんがアンパンマンなら、自分の頭をちぎって自分で食うんでしょうね。今度からアンパンマンって呼んでいいですか?」
レンジ「いや、マッチョよ。お腹がすく=食べ物がおいしい=幸せという方程式が成り立つのがわからないかね。人よりお腹がすく分、幸せを多く感じることができるのだよ。マッチョというものはなんと見地が狭いことか」
私「等号(=)というものは、両辺がまったく同じでないと使ってはいけません。つまりは、左辺が“お腹がすく”から等号を使うのであれば、“お腹がすく=腹が減る=ハングリー”みたいな感じとなります。そのため、今レンジさんが使うべきは矢印(→)でしょう。等号は間違いです。等号を使ってしまったら、左辺と右辺も当然同じ意味となるのに、お腹がすく=幸せという“全く相反する二つを等号で結ぶ”というとんでもない事態になります。是非次回以降は矢印でお願いします、アンパンマン」
レンジ「マッチョめ」
私「ぽっちゃりめ」
レンジ「インテリマッチョめ」
私「いや、それ単に褒めてるよアンパンマン」
レンジ「アンパンマンって、顔は丸いけど体はスタイルいいでしょ。しかも正義の味方だから、俺にとってはただの褒め言葉だよ」
私「自分の頭をちぎって、みんなに分け与えず自分で食うんですよ?そんなの正義の味方じゃありません。ジャムおじさんからすれば、がんばって作ったアンパンが自分自身で食って消費するんですよ?なんたる穀潰し」
レンジ「ところで、食パンマンって何枚切りか知ってる?」
私「4枚切りですか?」
レンジ「何枚切りだろうと、彼は二枚目」
私「しょうもなっ」
レンジ「で、何食べに行く?」
私「そうですね。ここはやはり串まさですか?」
レンジ「いいねぇ、行こう串まさに」
そして集合した串まさ前。
2人して入店し、食べるものを決める。
私は、最近専らダブル餃子定食だ。
読者の方におすすめしてもらって以来、これを注文することが多くなったのである。
レンジさんも私がダブル餃子を注文したことに合わせたように同じものを注文した。
その時、店員さんがレンジさんに
“また食べるんですね”
と言った。
常に定食2人前を注文するレンジさんは、この店の店員さんにも顔なじみである。
しかし、“また”とは…
私「また?レンジさん…もしかして11時に飯を食ったというのは、ここで食べたんですか?」
レンジ「あれ?言わなかったかな?ここで食べたよ」
私「言ってくださいよ。言ってくれたら他のところにしたのに」
レンジ「ここにくれば色んなものあるから、違うものを食べればいいだけだし」
私「まぁそうですよね。色んな種類がありますから、違うものを注文すればいいだけですもんね」
レンジ「まぁね」
私「ちなみにさっき来た時は、何食べたんですか?」
レンジ「ん?ダブル餃子定食二人前」
さっき店員が言っていたのは、その“また”かい!!
クリスマスですね。
クリスマスもくそもないほどに忙しいです。
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はじめまして
初めてコメントします
今日は声出して笑いました
良いお年を
二人の掛け合いが好きです!
ダブル餃子を2回目とは…呆れる胃袋ですね、
メリークリスマス!
今夜も一笑いをありがとう!
レンジさんこの日のお昼は餃子30個にご飯と味噌汁3杯ずつ??
膝枕で酒を呑む。以外とフィリピンでしか出来ない荒技かも。私も大好きです。
クリスマスの夜に一人爆笑
何?と言われ、思わず「日本人の友達がとうとう頭おかしくなった」と言い訳させてもらいました
…。
マジ腹痛い
笑ってはいけないがこんな状況で生まれるとは
食パンマンのくだりは今度使わさせていただきます爆
串まさの『ダブル餃子定食』ネタに使っていただいて有難うございました。