[オノケンブログ前回のあらすじ]

これほど嘔吐下痢に苦しめられた経験はありません。本当に死ぬかと思いました。フィリピンの水にかぎらず、海外で水は飲んではいけないと心から思ったのでした。

死にそうなほどのひどい症状。フィリピンのローカル水の破壊力を知る

オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m

転落と後悔

私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。

【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

[フィリピンで体調を崩したときは、食べ物が大変!!回復した日に帰国]

一体何時間吐くことと下痢を繰り返しただろうか、症状が落ち着いたため、朝方からようやく寝付くことができた。

 

時刻はちょうど12時がこようとしている頃だ。

 

ランランララランランラン♪

 

着信だ。

 

私「はい」

レンジ「おはよう!!いい朝だね!」

 

私「もう昼です」

レンジ「あらケンさんまだ寝てたの?声がっさがさだよ。昨日はやめに解散したんだからいつまでも寝てないで、飯食いに行こう飯に!!」

 

私「・・・嘔吐下痢が激しくて寝られなかったんです」

レンジ「嘔吐下痢?なんか中った?」

 

私「おそらくはグレースの家で飲んだ水でしょう。それ以外で思い当たるものがありません」

レンジ「え?でも俺なんともないよ?めちゃ快調。うんちもほどよい固さで快便♡」

 

私「会社の床に一回落ちた賞味期限切れの刺身を食べてなんともない人とお腹の強さを一緒にしないでください」

レンジ「まぁ、やたら雑味のある水だったからね。ケンさんのお腹じゃ無理だったか」

 

私「で、ご飯ですが、食欲はないですし、そもそも動けそうにありません」

レンジ「そうかぁ、了解!じゃあ後で部屋にお腹に優しそうなものを買っていくよ」

 

私「ありがとうございます。レンジさんがいてくれて助かりました」

レンジ「何言ってんの。辛い時はお互いフォローしないと」

 

それから約1時間後。

 

ピンポーン♪ピンポンピンポーン...ピ――――ン...ポーーーーン♪

 

100%レンジさんだ。

ドアを開けると、両手に買い物袋を下げ、満面の笑みのレンジさんが立っていた。

 

私「ありがとうございます。それでは...」

レンジ「え?部屋に入れてよ!俺のお腹に優しい食べ物THE BESTの紹介をさせて」

 

私「いや、でも嘔吐下痢の症状でているんですよ?何か悪いものに感染させちゃ悪いので」

レンジ「いや、グレースの水でなったんでしょ?そんなん原液飲んで症状が出てない俺に、そんなウイルスがきくわけないじゃん!!」

 

私「ウイルスて。いや、そういう問題ではないと思うんですが。吐瀉物にはなにが含まれているかわかりませんし」

レンジ「仮に調子悪くなっても文句は言わないからさ!無理やりグレースのところに連れて行ったの俺だし、ちょっと責任感じているんだって」

 

私「ありがとうございます。しんどい時こそ人の優しさがしみます」

レンジ「うむ、いいってことよ。たくさん買ってきたから、食べられるものを食べて」

 

私「おぉ、こんなにたくさん。ありがとうございます」

レンジ「うむ。早く良くなってね」

 

私「どれどれ...ポカリみたいな飲み物、コーラ、サンミゲルアップル...バニラアイス、よくわからん中華まんみたいなパン、コンビニのフニャチンソーセージ、チョコレート、レンジさんが好きな脂まみれのつまみ、ポテトチップス、ジョリビーチキン、インスタントラーメン...」

レンジ「グッチョイス!!」

 

 

正直食べられるようなものがない。

 

・・・だが仕方がないのだ。

マラテ周辺では体調不良の時に食べられるような、お腹に優しいものなんてなかなか手に入らない。

外に食べに行く元気がない時は地獄だ。

 

サンミゲルや揚げ物の差し入れについては“この人正気か?”と思ったが、つっこむ元気が出ない。

 




 

 

結局差し入れで一番うれしかったのは、レンジさんが日本から持ってきた市販の整腸剤だ。

あと、解熱剤も少々分けてもらい、安静にしていた。

 

しかし、吐き気はかなり治まったものの、依然として下痢の症状はなくならず、ついには発熱してきたようだ。

全身の倦怠感と関節の痛み。

推定38.5℃といったところだろうか。

 

体調さえ崩さなければ残り丸2日間フルで遊ぶことができたのに、体調がましになってきたのは帰国する当日の朝であった。

依然として残るお腹のじくじくとした痛みを抱え、日本へと帰国したのだった。

 

最悪な経験だったが、まだ体調が良くなりかけたタイミングで帰国することができてよかった。

もし体調を崩した翌日に帰国だったら...と考えるとゾッとする。

 

その場合はレンジさんにオムツを買ってきてもらわなければならない所だった。

そんなことをレンジさんにしてもらったが最後、会社ではオムツのオノケンなどとひどいあだ名がつけられていたかもしれない。

 

 

ただ、今回はレンジさんと一緒の日程で本当に命拾いした。

近くのコンビニに行くこともままならなかった私にとって、色んなものを買ってきてくれたレンジさんはある意味での命の恩人だ。

 

今週も一週間頑張っていきましょう!

週の最初は?

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

10 コメント

  1. ロビンソンの1階の
    えーとLaから直進したところの入口にある
    うどん屋さんが良いですよ(笑)

  2. Mercury drug storeとかはいかないんです?一錠から色々売ってくれますよ

      • 日本でクラビット:最強の抗生剤
        とポンタール:お腹痛いときとガスコン:吐き気
        を処方してもらって持っていくと良いですよ!
        町医者に相談したら処方してくれますよ!

        • ものすごい参考になるコメントありがとうございます!!フィリピンに行く際の常備薬にしたいと思います!!

          • わたしカンボジアを1人で旅したことがあり…あ、飛行機とかは使わずに…
            そこからベトナムまで船で入国という…メコンを下る旅ですが…
            よく、宮川大輔が、それ死んでる水やんっていうような
            そんなところ…
            まだフィリピンは水道があるだけましですね…
            Laのトイレの大のほうに溜めてる水よりも死んでる水しかなく…
            日本からそれ処方してもらって、ほんとに助かりました!
            いまでも、フィリピン行くときは持って行ってます!
            ここぞという場合に重宝しますよ!
            特にクラビットは最強です!
            病気ももらわなくなります!

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