おっぱいが好きな日本人男性

 

[昆虫なら死ぬ。パチンコ店で地獄のような屁の香り。犯人は…]

フィリピーナと話すというより、飲んで歌った時間はあっという間に過ぎ、チェックの時間となった。

先ほどの居酒屋に引き続き、ここの会計はレンジさん支払いだ。

 

同じような給料のはずなのに、この人のお金払いの良さは、ええとこの子なのかと思ってしまうほどに良い。

少し前に、一人で飲みに出かけて1晩で30万使ったという話を聞いた時は、思わず“頭おかしい”と言ってしまった。

株か何かで儲けているか、悪いことをしていないと辻褄が合わないほどにお金の使い方が豪快だ。

 

レンジ「ケンさん、明日同伴しない?」

私「誰とですか?」

 

レンジ「ベスとアヤ」

私「いやです。あまり観光できる場所はなさそうですが、せっかく久しぶりに県外でたんだから、周辺ブラブラしたいです」

 

レンジ「約束しちゃったよ」

私「なぜもう約束してる…じゃあレンジさんだけで行ってください」

 

レンジ「そこをなんとか。ここの店のルールとして、2対2以上じゃないと同伴できないんだって」

私「なんですかその謎ルール」

 

レンジ「ルールはよくわからないけど、同伴したいの!!」

私「もうこの2時間くらいで僕はお腹いっぱいです。つまりは嫌です」

 

レンジ「同伴代と飲み代に加えて、綺麗なおねーちゃんのいる店一軒奢るから!」

私「わかりました、行きましょう」

 

レンジ「16時頃でどう?」

私「私は明日の仕事は午前中には終わります。でもレンジさんは普段の勤務態度が悪いから、同じ名目の出張なのに仕事量があからさまに多い感じですよね?16時までに終わるんですか?」

 

レンジ「青二才が。仕事は終わるんじゃない、終わらせるんだよ」

私「はぁ…今日21時仕事終わりの予定が22時までかかった人が、よく堂々とそんなことをいえますね」

 

レンジ「ふっ、オンオフの切り替えがきちんとできる社会人になれよ。やらなければいけないときは、とんでもない集中力で仕事をこなす。これが中堅社員に求められることよ。ケンさんもいつまでも若手気分でいるんじゃなくて、見本にならなきゃね」

私「いや、さっきも言いましたが、それなら今日1時間以上も遅れないでください」

 

レンジ「ふっ。マッチョめ」

私「言い返せなくなった時に、そればかり言いますねポッチャリさん」

 

レンジ「それはそうと腹減ったな。ラーメン食いに行こう。奢るよ」

私「もう午前2時すぎなんですが。明日朝7時起きなので、今目の前にベットが現れても5時間も眠れません。奢られても嫌です。帰ります、寝ます、今日はご馳走様でした、さようなら」

 

そして翌朝、久しぶりにたくさん飲んで頭が痛い。

レンジさんはあれからラーメン行ったんだろうか。いや、きっと行ったのだろう。あの人の3大欲求の順位は普通の人と違う。食欲性欲睡眠欲の順番だろう。

 

痛い頭、重い体を動かして仕事に向かう。

 

思いの外早くに仕事は終わり、午後を迎える頃にはフリーになった。

昼ご飯を食べても同伴の約束の時間までは3時間ほどはある。

 

ここは…観光だな。

パチンコ観光だな。

 

昨日と違うパチンコ店。

土曜日なのにガラガラ。ビビるくらいにガラガラ。

こんなの数少ない客からお金巻き上げないと経営やっていけるわけがない。

 

ただ、そんなところからも勝利するのが真のギャンブラーだ。

どうせこの客入りだと、近いうちに閉店するのだろう。

それであれば、私が今日引導を渡してやろう。

 

1パチに着席。

 

座ってすぐの出来事だ。

確率で言えば数万分の一というような超レアなことが起きた。

 

うおーーー!!ハァハァ!!!

 

超レアでラッキーな出来事に興奮を隠せない私。

 

プ――ン…

 

くさっ!!!

 

紛れもない屁の香り。

 

おいゴラァ!!誰だコノヤロー―!!!

 

辺りを見回す。

 

・・・

 

しかし、閑散としまくったパチンコ店。私の周りには見える範囲では誰もいない。

 

・・・

 

・・・はっ!!

 

まさか俺ってやつは、あまりの興奮に意図せず放屁し、それに気が付かず他人のせいにしようと!?

これが…老いというやつか。

 

老いを感じたパチンコ店での一幕。

勝利を収めることができたものの、自分の老いを知ることとなった。

アンチエイジングにはより一層の力を注ぐことを心に誓ったのであった。

 

さて、そろそろ時間だ。

正直気乗りは全くしないが行くとしよう。

 

最初は気乗りしなかったこの同伴。

しかし、ここで様々な出来事が起こったことが、この外伝を書くきっかけとなったことは間違いない。

 

最初は5話で終わると言ってましたが、絶対5話では終わらないなと感じている今日この頃。

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

6 コメント

  1. オノケンさんお疲れさまです‼️

    私もたまに自分の噴火で気絶します‼️
    特に臭ってはいけない会社で‼️😂

  2. オノケンさん、
    ビックリするほど長いすかしっぺをして、思わず立ち飲みに入ってビールをあおったことがあります。
    コンビニの入り口付近にブービートラップを自然と仕掛けてしまった私に乾杯🍻

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