マラテ KTV 1Fはヴォーグ Vogue 2Fはゼブラ ZEBRA

 

[レンジブログ 前回のあらすじ]

危険地帯からマラテへ帰還したレンジ。今度は田原の旧友である駐在日本人とともに現地KTVで飲み会へ。

[前回の記事]
【レンジブログ29】マラテに帰還、続いてはフィリピンパブ KTV ヴォーグ Vogue へ

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m

オノケンブログの一覧はこちらから

 

[レンジブログの第一話はこちらから]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

 

【レンジブログ30】フィリピンパブ KTV Vogueの店内へ。ショーアップで全員指名!?

 

中は薄暗く、ミラーボールの照明が踊っており、カラオケの音が大音量で響いていた。店内のスペースは二十畳くらいだろうか。それほど広くはない空間に、ソファのブースが8から10席ほど並んでいた。

 

まさに本場のフィリピンパブといった雰囲気だろう。私には初めてのお店であったが、この雰囲気にも慣れてきていた。

 

田原さんが店内を見渡して、武本さんを探しているようである。

 

田原「いた!武本くん!」

 

武本「ははっ、田原さーん!元気!?」

 

おそらく武本さんであろう人が、店内中央奥、ドリンクカウンター前の広めのブースでお店の女の子と二人で座っているのが見えた。

 

私たちはそのブースに近づく。

 


[武本さんの似顔絵。有名グルメリポーターの痩せた感じに似ていた。]

 

田原「いやー、本当久しぶり!ちょっと太ったんじゃないの?顔も赤いよ!ははー、かなり出来上がっているみたい、一人でやっていたんだね」

 

武本「はい、待ちくたびれましたよ!そちらは…」

 

田原「こちらレンジさん。武本くん、良かったね、フィリピンの仲間が増えたよー!」

 

武本「初めましてー!よろしく、武本です」

 

私「ははいっ!武本さん、レンジと申します、よろしくお願いします!」

 

私は少し緊張していた。武本さんと言う、田原さんに強く認められている人に会うことに、少し怖れていた。

 

お互いに挨拶をして武本さんと握手をし、そのブースの空きスペースに座る。背筋を伸ばし、失礼がないように。私と武本さんとの間には田原さんが座った。

 

武本「レンジさん、よろしく!まー、リラックスしてよ。田原さんから話は聞いていたからさ!今日は飲もうよ、田原さんもまだ顔が白いじゃないですか!何していたんですか?」

 

田原「ちょっとレンジさんといろいろ巡っていてね」

 

二人とも私が緊張している事を察してか、気を使って会話をしてくれているようだった。人見知りの私には大変有り難かった。

 

マラテ KTV 1Fはヴォーグ Vogue 2Fはゼブラ ZEBRA
[フィリピンパブ KTV Vogue 外観]

 

武本さんはマカティでの仕事が終わり、ニ時間ほど前から入店していたとのこと。ここヴォーグVogueには最近よく来るらしく、今も一人のお気に入りの女性を指名して楽しんでいたとのこと。

 

周囲を見渡すと、入り口近くで若者の日本人らしいグループが騒いでいるようだ。また、南側の壁際のブースには何組かお客さんの姿があった。こちらも日本人らしい雰囲気だった。かなり繁盛している様子で、空いているブースはほとんどなかった。

 

武本「女の子、どうします?ショーアップですか?」

 

田原「そうだね、ここはあまり来たことないし」

 

武本さんは手で合図を送り、近くのスタッフを呼んだ。

 

少し待つと女性達が私たちの前にずらずらと並んで来た。

 

7,8人くらいのこれまた可愛らしい女性達。皆それぞれ日本人好みのルックスで魅力的だ。他のブースの女の子を見ても、皆若くかなりレベルが高い印象だった。




おっ、あの子可愛いな、私のタイプだ!今回はすぐに第一印象で決まった。

 

田原「レンジさん、どう?」

 

私「はい、私はあの子でお願いします!」

 

私が指名した子は、膝を少し折り会釈しながら、私の横にピッタリと座った。しかも私の胸に体を預け、手は恋人繋ぎ。さっそく接近戦の接客が始まった。

 

田原「そうだねー、俺はね…」

 

私「みんな可愛いですよね、レベル高いですここ」

 

武本「田原さんもう、みんなで良いでしょ!みんな指名、オール!」

 

田原「そうだね!オール!」

 

女の子達「キャー!!」

残りの女の子達に歓声が上がった。我先にと横に座ろうとする子、互いにハイタッチする子、ハグしている子もいた。皆嬉しそうだった。

 

この時、ショーアップされた女の子達を全員指名した。こちら男性陣も含めるとブースは超満員となり、急に団体飲み会の様な感じになった。もちろん皆がソファのブースに座れる訳もなく、二、三人の女の子がブースからはみ出るような形でスツールに座った。

右も左も前も女の子に囲まれる。これも、してはダメなやつだ。大人の夜遊びもここまで来てはダメだ。

 

最高に気分がよく、まるで王族にでもなったような感覚だった。

 

 

[次回タイトル] フィリピンパブ KTB Vogue にて、楽しい時間を過ごすレンジ

[次回あらすじ]
田原、武本、レンジはフィリピンパブで全員指名というこの上ない夜遊びを満喫する。

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

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