昼間のマニラ風景

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

[レンジブログ前回のあらすじ]

フィリピーナ彼女と破局。そして、懲りずに夜遊びへ向かうレンジ。また新たな女性と出会うが、繰り返される恋愛のパターンに諦めを覚える。

[前回記事]
【レンジブログ164】フィリピーナ彼女と破局した夜、もちろん夜遊びへ

 

レンジブログは第三章で完結しています。

そして、それ以降のエピソードが「オノケンブログ」の内容になります。

オノケンブログ

[オノケンブログ第一話]
オノケンブログ第一話「転落と後悔」
オノケンブログ累計400万PV達成 第一話へ

また、レンジ個人のその後のエピソードは「外伝」という形で記述しています。

ここまで三つの外伝がそれぞれ完結しています。

 

 

【レンジブログ165】フィリピン彼女の誕生日プレゼントが高過ぎる

 

ーー昼前。

寝起きの私はまずバスルームで歯を磨いた。

 

マニラ ホテル JMMグランドスイーツ
[宿泊先のシャワー室、洗面所]

 

もうすぐ大晦日。

私は外国に来てまで何をやっているんだろうか。

マリーとの破局は、やはり相当なダメージを負った。

ザオラルでは絶対に生き返ることは出来ないし、ザオリクでも怪しい。新たな「ザオリガ」のようなもっと強力な魔法が必要だ。

 

その後、シャワーを浴びて目を覚ます。

さて。

それでも女性陣には小まめに連絡をしておかなければ。

 

ーー私は溜まっていたメッセージに優先順位を定め、順番に既読を付けて返信していった。

この作業がまた楽しいと言えば楽しいのだが。

それぞれ重要度により、返信の文言を変える。重要度の低い女性に対しては、コピペ返信で対応する。

ブスの基本心得である。

 

ーーそして、一番最後に残していたのは。

 

マルコ。

 

彼女に対しては、いろいろとストレスが掛るため、時間を取って対応したい。

私はマルコだけを残して、まずは一服入れることにした。

 

ホテルの簡易キッチンスペース
[宿泊先の簡易キッチンスペース]

 

すると、昨夜KTVアップステージプレミアで出会ったグレースから「今日は何しているの?」と返信があった。

早いな。もう起きているのか。

 

私は「ホテルでゆっくりしています」と返した。

すると彼女は「あなたのことをもっと知りたい」と。

ふむふむ。

では、ここは直球でチャレンジしてみよう。

私は「今からホテルに来ますか?」と問いかけてみた。

 

「No! Haha. (ノー! はは。)」

「Haha Joke lang. (はは。ジョークだよ。)」

「Uhuummm.. (うーん……)」

「What? (何?)」

「You wanna sleep with me? (あなたは私と一緒に寝たいの?)」

「Of course! I like you. (もちろん! あなたのことが好きです。)」

「I see. Okay. (わかりました。大丈夫です。)」

「What!? (何っ!?)」

「I’ll go to your hotel after my work tonight. You come to me and together. (今夜、仕事の後あなたのホテルに行くわ。あなたが迎えに来て一緒にね。)」

 

くっ。

どうせ釣り文句だろう。

騙されるな。私は今夜はマカティへ行く予定だ。

それホイホイと都合の良い客にされてたまるか。

騙されないぞ。彼女の言葉はただの営業だ。

 

と、この時は思っていた。

(この夜、私は吸い寄せられるように真っ先にアップステージプレミアへ入って行った。)

 

昼間のマニラ風景
[マニラの街並みをホテルから眺める]

 

ーー私はこのとき、グレースとのやりとりを適当に終わらせ、本題に入ることにした。

 

マルコだ。

気合いを入れてメッセージを開封すると、そこには長い文言があった。

始めこそ、先日の日本招待のお礼、私への愛のメッセージが書かれていたが、すぐに話題は切り替わっていた。

主には、二カ月後の彼女の誕生日に関する話題。

彼女は、女性の誕生日にはいろいろとイベントの問い合わせが入って来ているところ、私と過ごすためにスケジュールを空けていると言う。

 

私は必死に文言を考えながら、彼女の出方を伺った。

「Good afternoon. How are you? (こんにちは。元気?)」

「I’m good. How about you? (まあまあよ。あなたは?)」

 

すぐに既読返信があったため、私は電話をかけた。

 

「Hi, soon happy new year. I’m busy on my business in Japan. I miss you so much.(やあ、もうすぐ新年だね。私は日本の仕事で忙しくしてるよ。あなたに会いたい。)」

「Yeah, happy new year. Anyway, what’s your plan on my birthday? (ええ、そうね。そんなことより、私の誕生日の予定は?)」

 

この雑な言い方よ。

まぁ慣れているので良しとしよう。これが彼女だ。

とりあえずマニラ滞在がバレていないことに安堵する。

 

私は「どこかリゾートでも行く? セブとか」と提案した。しかし、彼女はその頃は予定が詰まっているようで「近場のところが良いわ。バタンガスはどう?」と言う。

バタンガスと言えば、マニラの南のリゾート地。私は訪れたことの無い場所だった。

GoogleMapで確認すると、車で2,3時間のところ。

なるほど。空港の往復とフライトのストレスを考えれば、このようなところも有りか。私は「いいね!」と返事をした。

 

そして例のごとく、参加者は増え、彼女の両親と弟も参加することに。

これも慣れているので問題ない。気心知れた家族なので、マルコと二人きりよりは気楽な旅だ。

 

 

宿泊先についてはこれから探そうとなり、一度電話を切った。

 

二人でメッセージ上でスケジュールと候補地を提案し合う。

スケジュールは二泊三日で、中日は彼女の誕生日でホテルでゆっくりと過ごし、前後は車での移動日と決まった。

 

今回はホテル滞在がメインになりそうなので、それなりに良いホテルを取ろうとなった。

彼女からいくつか提案を受けた。しかし、私はバタンガスの土地勘はなく、どんなリゾート感もわからないので、マルコにお任せするしかない。

 

彼女が一番泊ってみたいのは「キャンプネタンヤリゾート」だと言う。

さっそく私はネットで調べると…… まあまあ値段が高い。

 


キャンプ ネタンヤ リゾー トアンド スパ (Camp Netanya Resort and Spa)

 

ただ、バタンガスには多くのリゾートホテルがあるようで、上のクラスはさらにバカ高いが、平均すると良心的な値段だと感じた。地元の方も利用するからだろう。

「My birthday diba. We’ll spend special time together like a honeymoon! (私の誕生日でしょ。一緒に素敵な時間を過ごしたいわ、ハネムーンみたいに!)」

フィリピンはハネムーンまで家族が同行するのか? そんなバカな。

まぁ、マルコ家族の接待。代わりにがっつり夜遊びを楽しんだと思えば良いか。二泊三日は我慢だ。

 

私は「OK」と伝え、その場で部屋を予約した。

 

続いて、気になるのは「誕生日プレゼント」。

私は何気に無視を貫いていたが、「婚約指輪が欲しい」と言われるのではないかとビクビクしていた。

再度電話を掛けて、恐る恐る聞いてみると、

「I want a bag. This! (バッグが欲しいわ。これ!)」

直後に送られてきたのは、

 

誕生日プレゼント

 

ぶふぇっ!

定価で500,000円を超えるバッグだった。

しかも立て続けに電話が鳴り、

「I don’t like fake. Please buy in Japan. (偽物じゃなくてね。日本で買ってきてね。)」

 

くっ、このアッ……!

 

私は引き下がった。

「I think it’s too much for you. (それはヤリ過ぎでしょ。)」

すると、マルコの怒りスイッチが入った。

彼女は「何てこと言うの! フィアンセの誕生日にヤリ過ぎなんてことはないわ。これくらい良いじゃない!」と。

加えて「私のモデル友達はマンションや車を買ってもらっているのに。私はそんなわがままじゃないけど。あなたに『Too much』なんて言われる覚えないわ!」と。

 

どこかで聞いたことのあるセリフだ。

それは暗に「マンションや車を望んでいる」と言うことか……。

 




 

「Marco, I’m sorry. I’m not so rich. (マルコ、ごめん。私はそんなにお金持ちじゃない。)」

「Yeah. I know. But don’t say too much. (ええ。知ってるわ。でも、『too much』は言わないで。)」

「I’m sorry. (ごめん。)」

 

私はバッグのショッピングサイトを見た。

定価はやはり500,000円超え、ペソ換算では220,000p超えだ。予算を遥かにオーバーしている。

無理だ。

その画像をスクリーンショットして、マルコに送る。

すると、彼女は驚いた様子で謝罪してきた。

 

「Ha!? More 220,000php!? Oh gosh! I’m so sorry Range. I didn’t know the price. I just thought cheaper. Less than 100,000p. (はっ!? 220,000ペソ超え!? ごめーん! 本当にごめんレンジ。値段は知らなかったの。もっと安いのかと思った。100,000ペソ未満だと。)」

「Yeah. It’s too expensive. haha. (そうよ。高過ぎ。はは。)」

 

100,000ペソ未満でも十分高いのだが……。

 

「Range, How’s phone? iphone X? (レンジ、電話は? アイフォンX?)」

 

あいふぉん?

それなら30,000ペソくらいか。

私はこのとき、新型アイフォンがバカ高くなっていることを知らなかった。

 

「Okay! Happy birthday Marco! (いいよ! 誕生日おめでとうマルコ!)」

「It’s too early. But thank you honey! (早過ぎるわ。でも、ありがとうハニー!)」

 

私は『honey』が『money』に聞こえた。

このとき自分の本当の気持ちを知り、寒気がした。

 

 

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

7 コメント

  1. 細かい所を突っ込んで申し訳ないのですが、ザオリクの上位版がザオリガというのはあまりにも案としては雑すぎます。
    末部が”ガ”で強くなるのはFFです。そこはザオリーマとか、ザオリズン的な方がいいように思います。

  2. 尻にひかれるくらいがちょうどいいんじゃないですか!
    どうせ結婚したら財布は嫁さんのものになるんだし。諦めましょう。

  3. マルコの台風っぷりに読者も振り回されてるよ!この展開嫌いじゃないけどw

  4. そうですよね。
    彼女達にとって「外国人の彼氏=お金持ち」という図式が出来上がっていて、外国人の彼氏を持ってる娘同士で、どこどこに行った!とか高いプレゼントを貰った!とか自慢しあってるから笑笑
    それについて行くために、こっちは必死でお金を工面、、、
    彼女の友達の彼氏が若いK国人だったら、金はあまり持ってないんで、その点ではホッとする・笑

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