タクシー内で私のフィリピンでの初恋は散り、記念すべき第一回目の失恋となった。
ホテルに到着。
タクシーからレンジさんと私が下りるとマリーとその弟は用事があるようで、そのままタクシーで行ってしまった。
タクシーを見送りながら
私「あの弟はなんだったんです?」
レンジ「さあ?暇だったんじゃない?」
何を手伝うわけでも何をするわけでもなくただついてきた弟。今思えばこれもフィリピンスタイルだなと感じる。
さて、今回のホテルは
「リビィエラマンションホテル」に宿泊である。
“今回は”というよりこの先、マラテで宿泊するホテルは、ほとんどこのホテルである。
マニラ歴の長いレンジさんはマラテで多くのホテルに泊まったようだが、このホテルが総合的にいうと一番良いようだ。
私もこのホテルには何回も宿泊し、ここより良いホテルを毎晩寝る前にアゴダにて探す日々が続いたこともあるくらい探したが、このホテルほどコストパフォーマンスの良いホテルは他にはない。
まず部屋は一番安い部屋でも日本の安いビジネスホテルのような狭さではなく、十分な広さがあるという点。
しかもすべての部屋に大小はあるが、ソファーや机がある(無くてもよいという人もいるだろうが、あったらあったらで何かと便利)。
もちろん化粧台とは別で、である。このソファーがあるとないとでは私の中では評価が全く違ってくる。あると非常にくつろぐことができる。
次に、一番推したい点が、このホテルにはバスタブがある(全室)という点である。
マニラ滞在中は、とにかく寝る間を惜しんで遊び散らかすことが重要である。
そのためには、いかに短い時間で体力を回復できるか・リラックスできるかということが大事になってくる。
私は日本では、ガス代・水道代の節約のために専らシャワーのみであるが、湯に浸かって、のんびりとするのとしないのとでは、体力の回復具合、気持ちの切り替え具合がまったく違ってくる。
バスタブの広さについても申し分ない。
身長が高い私であっても十分にくつろぐことができるほどの広さがあるため、このホテルのバスタブが本当に好きである。
もしこのホテルにバスタブがなかったとしても、私の中では十分に得点が高いが、バスタブがこの価格帯であるホテルは他にないため(中心から少し離れた立地が悪いホテルは除く)、ここまでおすすめしているのである。
アメニティーについては、タオルやドライヤー・歯磨きセットなど最低限のものは揃っている。
“最低限”というより、近辺の同価格帯ホテルの中ではそういったものはかなり充実している方である。
スタッフについてだが、このホテルのスタッフは総じてフレンドリーで良いスタッフが多いように感じる。
もちろんフィリピンレベルでの話である。
フロントのおねーさん達は、仲が良さそうで、雰囲気が良い。
歌いながらチェックインの手続きをしてくれ、チェックアウトの際も部屋の確認終了後は、ニッコリ笑顔で親指をたててくる。帰る間際の沈んだ気持ちを一瞬だけ上げてくれる。
ドアマンはいつもドアの開閉をしてくれ、必ずと言っていいほどのにっこり挨拶、私がタンクトップの時は、ナイスバディとあいさつより先に言ってくれるほどのフレンドリーさ。
私がスタッフ関連のことで特に良いと感じているのは、清掃スタッフについてである。
夜の時間帯以外では、だいたいフロアに清掃スタッフがいるため、ひと声かけておくと、早めに部屋の清掃をしてくれる。
これが意外と助かるのである。
私は日中はそんなに長時間部屋を空けることはない。
昼食やマッサージなどのちょっとした時間を使って部屋を清掃してもらえるのは。私の中ではポイントが高めである。
そして邪なスタッフがいない(少ない)。
私はルーズなところが多くあり、金目の物(ipadや時計)を部屋に放置していたり、金庫を開けたままにして外出しているときにルームメイキングが行われていたこともあるが、盗難にあったことはない。
もちろんいくら信頼していても、金庫はきちんと使うに越したことはない。
ただ、私は、チップのつもりで枕元に何度か20ペソを置いていた時があった(チップ文化はないので、置かなくて問題ない)が、いつもその20ペソは枕元に置かれたままになっている。
これについてはたまたまなのだろうが、こういったことから、私はこのホテルの清掃スタッフは(それなりに)教育が行き届いた人が多いと感じている。
次に立地である。
夜遊びをするには完璧な立地である。ホテルをでてすぐ向かいには大型カジノ、徒歩1分圏内でさえもKTVがたくさんある。
また、コンビニも徒歩10秒で、良心的な換金所、安くて上手なマッサージ店、大型ショッピングモール“ロビンソンモール”が徒歩5分以内である。
ただ、KTVが近いということは、非常に魅力的な点ではあるが、実は良くない点もある。一回限りの旅行なら問題ないが、何回もマラテに行き、さらにKTVの女の子とより親密になりたいのなら、足かせになる場合もある。それについてはまた後々書いていこうと思う。
最後に、部屋、サービス、立地などを踏まえての料金である。
一番安い部屋だとサービス料込で5000円(値段はかなり変動するが)以下である。
マラテ内には、ダイアモンド、ニューワールド、パンパシフィックという三大高級ホテルがある(1泊1万円強)が、確かにもっとお金を払えばよりよい部屋で、よりよいサービスを受けることができる。
ただ、私のような一般的な給料しかいただいていない&何度も遊びに行く者にとっては、飛行機はLCC,部屋はなるべく安くて良いところを選び、そして浮いたお金は夜で盛大に使う。これが私の旅行の楽しみ方である。
少なくとも同じ価格帯でリビィエラマンションホテルと同レベルのホテルをマラテで探すのは難しいだろう。
非常におすすめである。
ただ、リビィエラマンションホテルは人気のようで、繁忙期は満室になっていることが多い。
もし繁忙期にマラテに滞在する際は、早めに部屋を押さえておくことが望ましい。
もし、リビィエラマンションホテルが満室だった場合、同じような部屋のロスマンホテルや朝食がついて立地やコスパが良いヴィーヴホテルあたりもおすすめできる。
良い所だけでなく、悪い点もいくつか挙げておこうと思う。
まず、部屋の方向によるが、ホテルの入り口側の部屋(マビーニストリート:カジノが窓から見える部屋)だと、朝方、車のクラクションがけっこう室内でも聞こえる。
特に安めの部屋は下の方の階のため、完全な静かな空間でしか寝ることができない方にはおすすめしない。
それなりにクラクション音があるとはいえ、一応窓も隔てているため、ダイレクトに音が部屋に入るわけではないが、私やレンジさんのように、深夜まで死ぬほど遊んで、仮死状態で睡眠する人にはなんら問題はない。
むしろ朝の目覚まし時計代わりとなり、フィリピン流さわやかな朝の目覚めをサポートしてくれているようだ(ものすごポジティブ)。
騒音は苦手だが、リビィエラにどうしても泊まりたい場合は、スーペリアなどの少し値段設定が高めの部屋をチョイスすることをおすすめする。
上の方の階だと、音もそんなには気にならないだろう。
また、このホテルはwifiは高画質でyoutubeを観ることができるほどの高速wifiを使用することができるが、下の方の階だと、現地電話の通信状況(通話)があまり良くないようだ。
現地携帯を持つのは、かなりのベテランさんぐらいだと思うので、多くの方はこのことに関しては問題はないだろう。
どのホテルでも同様だと思うが、良い部屋になるかは運しだいである。
最安の部屋を予約していたのに、上級の部屋に泊まらせてもらえたり、同じ価格の部屋なのに電波の入りが悪かったり、騒音があったりなど、運次第でホテルの評価も変わってくるだろう。
しかし、私はこのホテルにもう10回以上は宿泊しているが、気分が悪くなったことは一度もない。
私が単に運が良いだけなのだろうが、日本の何倍いるの!?と問いたくなるレベルで町では頻繁に見かけるGも部屋はおろかホテル内で見かけたことはない。
私はホテルを探す際はまずリビィエラマンションホテルである。
ただ、予約をするタイミングやコツで、同じ部屋でも1泊1000円近く変わることがある。
お得に部屋を予約できるアゴダで、さらにお得に部屋を予約する方法は後に記そうと考えている。
いつも予約に使うサイトのリンクを貼っておこうと思う。以下の画像をクリックするとホテルの予約サイト「アゴダ」にリンクする。
値段も安くポイントも付いてお得なため、私たちはいつもアゴダを利用している。以下のアゴダサイトから空き状況も確認できる。
私のような、夜はほとんど外に出かけ、昼も外をちょろちょろする人間であっても、旅行先のホテルの良し悪しでその旅行の総合点がだいぶ変わってくる。
この記事が役に立ち、リビィエラマンションホテルがみなさんの旅をよりよいものにする役となれば幸いである。
次回 ロビンソンモールのうますぎるステーキ屋
こんばんは。
オノケンさん!
前回はロスマンホテルに泊まりました。
(恐る恐る通路を通ると繋がっていました)次回はリビエラマンションホテルに予約しました。
匿名さん
ロスマンホテルは気にはなっているんですが、バスタブ部屋が少し高いめの部屋のみなので、まだ実は泊まったことがないんです。
ロスマンとリビィエラの道ですよね!?
確かにあそこは雰囲気ありますね…私もいつもびくびくしています笑
ただ、あの道はものすごく便利なんですよね!!