grandeur 時間無制限KTV、グランドール マカティの人気KTV 店内の様子

 

[前回のあらすじ]

マカティでの仕事を終え、KTVエリアのピザ店で夕食を取ろうとするレンジ。そこへ入店してきた美女軍団。彼女らはマラテのKTV526のスタッフで、レンジの知り合いだった。声を掛けられ一緒にディナーを楽しむ。そして、その後近くのKTVへ誘われるが。

[前回記事]
【レンジブログ133】マカティで526の女性達とディナー&KTV

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

[序章第一話]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

[第一章第一話]
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ

[第二章第一話]
【レンジブログ51】マニラのフィリピーナが初めて日本の地方都市に来る

[第三章第一話]
【レンジブログ71】マニラでビジネス開始。フィリピーナのコンサルティングで法人設立。

 

レンジブログは第三章で完結しています。

それ以降のエピソードが「オノケンブログ」の内容になります。

[オノケンブログ第一話]
オノケンブログ第一話「転落と後悔」

 

また、レンジ個人のその後のエピソードは「外伝」という形で記述しています。

[外伝一章第一話]
【レンジブログ101】フィリピーナをフィリピン国内旅行に誘ってみた

 

 

【レンジブログ134】フィリピーナの巨乳をガン見して、ホテルへ誘う

 

ーーマカティのKTVグランドール。

 

一人2,000ペソ、時間無制限で飲み放題。

 

女性同伴の場合ならむしろ安くつくだろう。

ライブバンドのショーもあるので、意中の女性と飲みデートに使うのは有りだ。

 

しかし、今の私は女性7人を同伴し、テーブルには他に店内在籍女性2人を指名。

アンドレの飲め飲めは当然予想されていた展開。彼女らは一体何本のサンミゲルを空にしたのだろうか。

 

入店して3時間が経過していた。

 

grandeur 時間無制限KTV、グランドール マカティの人気KTV 店内の様子
[グランドール Grandeur 店内の様子]

 

私たちが入店した時間が早かったのか、次第に店内は混雑していった。

明らかに富裕層である男性客たち。多数の女性を同時に指名し、テーブルでお酒を楽しんでいる。

 

そんな中、私たちのテーブルが店内で最も華やかだったのは間違いない。

周囲からは「あの日本人、クソヤローだな」と思われていただろう。

 

しかし、このスペースで私の心境は全くその逆だった。

 

早く店を出たい。

アンドレのドリンクオーダー暴挙もそろそろ止めなければ。

何より、ミユキに会いにマラテへ向かいたい。

 

 

ーー午前0時。

彼女達も時間を気にし始めた。おそらく明日からの仕事や都合もあるだろう。

永遠に続きそうな雰囲気から一転、店を出て解散しようとなった。

 

マカティの時間無制限KTV、グランドール
[グランドールのテーブルの上]

 

伝票を受け取った私。金額を確認する。

 

ぶふえっ!

 

徐々にその手が震えてくる。

シェイクに変わりそうな震えを我慢。体中の力を入れる。そのエネルギーは自家発電出来るレベルだ。

 

ーー27,000ペソ。

 

血圧の上昇により鼻血が噴き出そうになるのを深呼吸で堪える。

急に視力が無くなったのを感じながら、セカンドバッグの中の1,000ペソ札を数える。

先ほどのピザ店での出費を合わせれば、軽く30,000ペソを超えた。こちらは計8人。そりゃそうだ。

 

お代を伝票に挟んで渡す。

一連の動きに滞りはない。

この場で恥はかけない。

 

スマートな動きとクールな表情を心掛けた。

本音は母の顔を思い出す程に悲しかった。布団に入って夜通し泣きたかった。

 

支払いについて、好きな女性と一緒なら良いのだ。自分の中でそれに価値があると感じていれば良いのだ。

しかし、この飲みで得るものはほとんどない。

526の女性たちと親しくなったくらいだ。それにどれほどの意味があるだろう。

女性たちは皆、バレーボール選手の一団かと思うほど、身長が皆デカすぎるのだ。

彼女たちは私の恋愛対象にはならない。相手も同様だ。

 

ーーグランドールを出た。

アンドレたちに「またみんなの店にも行くからね!」と伝える。

 

マカティのピザ屋
[グランドール隣にあるピザ屋外観]

 

彼女が挨拶ハグをしてきて感謝を伝えてくる。

いいよ、いいよと笑顔で返す。

しかし、その私の笑顔に目線も合わせず、すぐに彼女らは次の目的地へ歩みを始めた。

 

…シェイクが止まらない。

フィリピーナたちよ。何とわかりやすいものか。

 

私はグランドールの前で彼女たちを見送った。

 

ーーよっし。

心外な出費だったが忘れよう。前を向け。

これからマラテに戻って、午前一時頃だ。

今度こそミユキと店で過ごし、その後はアフターデート。奇跡のワンチャンに向けて切り替えていこう。

 

私は通りに出て、タクシーを拾った。

 

ーーそして、待望のグランドヨーコ前に到着。

 

マニラのKTV グランドヨーコ
[マニラのKTVグランドヨーコの外観]

 

現金の手持ちに不安があったが、カードはある。

私は一刻も早くミユキに会いたかった。

 

タクシーを降りて、駆け足で店へ。

 

店先の女性スタッフに声をかける。

私「VIPは空いてますか?」

 

ーーエントランスを開けると、ウェイティングスペース。多数の女性が待機していた。

この中にミユキがいるはずだ。

 

しかし、私はその女性たちの群れには目線は向けられず、VIPエリアへそのまま足を進めた。

 

通り過ぎるラウンジスペースに客の姿は無かった。

日曜の夜と言うことで、店内は空いているようだった。

 

私は、2、3人用のVIPルームに一人で入り、腰を降ろした。

そしてボーイに女性のリクエストを伝える。

 

ボーイ「Sir. Sorry, Miyuki has other request. Okay? (ダンナ。申し訳ありません、ミユキは他に指名客がいます。大丈夫ですか?)」

 

くっ。

そうだ。到着が遅かった私が悪い。

 

私「Yeah. no problem. Please Miyuki. (ええ。問題ありません。ミユキをお願いします。)」

 

問題有りである。

ミユキとゆっくり話が出来ると思っていたのに。

このようなリスクに対して、最近は鈍感になっていた自分に腹が立ってきた。

 


[グランドヨーコのVIPルーム]

 

そして、そもそもはあのアンドレたち。

私が失ったお金、時間、それらはもう良い。

今はミユキの笑顔が大切なのだ。彼女に会いたい。

 

ーー私はヘルプの女性は必要ありませんと伝え、一人で豪華な部屋の中、水割りを飲みながらミユキを待った。

そして、20分ほど待っていると、彼女は現れた。

 

美人フィリピーナ
[ミユキ似顔絵]

 

ミユキ「こんばんは。レンジさん、今日もお店に来てくれてありがとう。でも私、酔っちゃった」

 

顔を見ればわかる。頬は赤く、足元もおぼつかない。

彼女は泥酔していた。

 

この時点で私は未来が見えた。

『今日のアフターはない』

そう悟ったのである。

 

私「大丈夫? ほら、座って」

私はミユキの手を取り、隣へ座るよう導いた。

 

彼女は「はーっ」と大きいタメ息を付き、額を抑える。

辛そうだった。

 

私「もう良いよ。接客なんて忘れて、今は少し眠って」

ミユキ「ごめんなさい。ありがとう。レンジさん優しい」

 

そう言うと、彼女は頭を私の肩に預けてきた。

噴き出そうになる鼻血を我慢し、彼女の頭を撫でる。

その瞬間、彼女の髪の臭いを盗み嗅ぐ。ブタ鼻が鳴る程度のレベルではない。鼻が壊れても良いと思うほど強靭に吸い込んだ。

何十台のダイソンを足した吸引力にも負けない。

隙を見つけては、ミユキの髪の臭いを吸引していた。

 

 

ーーミユキ「レンジさん、ありがとう。少し楽になった」

私「良いよ。もう少し休んだら?」

 

私はこのままの状態の方が良かった。時間までこのままミユキを横に、髪の香りを嗅いでいたかった。

 

ミユキ「レンジさん、何しているの?」

私「えっ?」

 

私が彼女の髪を盗み嗅いでいたのがバレてしまった。

ヤバい、完全にキモいやつと思われたか。

 

私「ごめんなさい。ミユキの髪の香りがすごく素敵だから」

ミユキ「えーっ、もう止めてよ! 恥ずかしいっ」

 

そう言うとミユキは、私の体にもっと強く接触してきた。

 

…これって、もしかして良い感じなのか?

 

彼女は安心したのか、私の腕の中で眠り始めた。「すー、すー」と寝息が聞こえる。

かっ、かわいい。

 

私はその隙に、ミユキの乳を上の角度から見まくった。超美乳かつ巨乳である。

それはもう、目の白目部分が全て黒目に変わるほど見た。まばたきの時間すらもったいなかった。

見た。それは見た。ガン見である。

 

目を瞑った彼女はもう私に抱かれた後だと脳内で設定した。

 

彼女の乳を洗濯物のように揉みしだく。

乳に顔を埋めて「Happy birthday to me!」と叫ぶ。

お風呂に一緒に入り、後ろから彼女の乳を揉み、乳の出汁で満たす。

乳首を弄くりまわし、ピンと立った様子を見て「Good morning!」と叫ぶ。

その立った乳首にデコピンの構えをして「一打目からパター」と言って優しく弾く。

 

あらゆるブスな妄想をしながら、まばたきせず彼女を見ていた。

 




 

ーー『コンコンッ』

部屋のノックで私は正気に戻った。

 

ボーイが「ミユキ、客が呼んでる」と伝えに来た。

しかし、彼女の眠りは深く寝たままだった。

 

その様子に私は首を振り「No. She drunk.(ダメみたい。酔い潰れたよ。)」と伝えた。

ボーイはその様子に納得したのか、笑顔で親指を立てながらドアを閉めた。

 

その物音に気付いたのか、ミユキが少し目を開けた。

私「Are you Okay? (大丈夫?)」

ミユキ「大丈夫。もう少し。こうさせて」

 

彼女は居心地が良さそうだった。

 

私は懸けてみた。ミユキという女性に隙を見た。

 

私「ミユキ」

ミユキ「何?」

 

彼女は23歳。もう大人だ。

男女の色恋についてはもうわかっているはず。

フィリピーナと言うより、むしろ日本女性に近い内面の人。

私も回りくどいことはしたくない。

気があるか、ないか。Yes か No と言うシンプルな返事で良いのだ。

時間を掛けて口説くと言うことには今は疲れた。

 

私「今日、部屋に来る?」

 

私も多少お酒が入っていた。

そして、今夜は何だか行ける自信があった。

 

ーー彼女は目を擦っていた。

 

返事を待つ。

 

ミユキ「うん」

 

セクシーな女性の言葉に鼻血を吹き出す

 

さぁ、皆さんご起立ください。

 

『こぉけぇのぅおぉぉぉ…』

 

 

ミユキ「レンジさん。でも、ちょっといい?」

 

私はこの言葉から再びマニラで狂わされるのである。

 

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

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