[レンジブログ第一章のあらすじ]
レンジは日本で働く普通の30歳代会社員。人生二回目のフィリピン マニラの街を、知り合いの田原とともに楽しんでいた。田原は50歳代、マニラでもビジネスをしている日本人であり、東南アジアを飛び回る多忙な男性。レンジは、彼のパートナーであるフィリピーナのパーリーのような女性が自分にも現れてほしいと思っていた。田原はレンジにマニラの闇や夜遊びなどを教えながら、若者が楽しんでいる様子、成長していく様子を見守っていた。
ある夜、田原の友人で現地に駐在する武本という人と三人で飲むことになる。その後、田原は抜け、レンジと武本、そして彼の友人達とディスコへ行くことになる。そこで、レンジは、フィリピーナのマリーという女性と出会った。
クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。
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【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
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【レンジブログ32】プライベートで、フィリピン超絶美女二人との出会い
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それでは、レンジブログ第一章のスタートです。
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ
私達四人はお互いに挨拶と簡単な自己紹介を済ませ、目的の場所へ向かった。
この時間帯では再び賑わいをますアドリアティコ通りを南下、パンパシフィックホテルからはほど近いディスコ Exklusive へ向かう。
ホテルから徒歩五分ほどであったろうか。
武本さんと彼の女友達は腕組みをしていた。明らかに友達以上の親しさである。
[アデリアティコ通り 夜の街の様子]
私ともう一人の女性マリーは少し距離を取りながら二人の後ろを付いて行った。私は気を遣い、マリーに話し掛ける。
私「Are you okay?」(大丈夫?)
それに対して彼女はニコッと笑顔で返してくれる。私の英語は通じているのだろうか。
マリー、それにしても美しい人だ。整った顔立ちにアーモンドアイ。
そして、現地女性には珍しい、そのおしとやかで静かな雰囲気が魅力的な印象だった。
賢そうな落ち着いた大人の女性、第一印象はそのようなものだった。
[マリー似顔絵 巻き髪が良く似合っていた。]
多くの車に側を追われ、人々とすれ違いながら、その入り口に着いた。
武本「レンジさん、ここ来たことある?中入ったら相当うるさいからね!」
私「はい!」
武本「あとね、店内でもスリとか気をつけてね!怪しい女性達も出入りしているから!」
(後日、一人でここを訪れた時、たしかに怪しい女性に声を掛けられてかなり困った時があった。)
ディスコ Exklusive のエントランスは無機質な扉で、忙しく人々が出入りしていた。
[マラテのディスコ エクスクルーシヴ EXKLUSIVE 外観]
中に入るとまず簡素な受付があった。
武本さんが素早く皆の支払いを済ませる。このとき、入場料は前払い制。それほど値段は高くないようだった。
店内に入ると、ガンガンのクラブミュージックと素早く動くレーザー照明。四つ打ちのビートが胸を強く突き上げ続ける。
耳から入る音量は莫大で、BPM早めのテンポが脳を震わせる。その音量に慣れるまでに軽い眩暈を覚えるほど。
中央のステージでは多くの人々が手を挙げ、激しく身体を躍らせていた。
それぞれのダンスを楽しんでおり、とにかく店内の空間全体がウェーブしているような騒がしさだった。
[マラテのディスコ エクスクルーシヴ EXKLUSIVE 店内の様子]
おおー!
日本のこのような場所は何度か足を踏み入れたことはあったが、ここマニラでは初めてであった。
雰囲気はやはり海外。日本のそれとはかなり違う、いや、こちらが本物なのだろう。人と建物内の全てがノリ良く、本来のディスコとはこうなのだろうという印象だった。
声をかけて来たボーイに、私達はボックス席へと通された。
武本「どう!? レンジさん大丈夫!?」
私「はい!良い感じのところですね!」
ステージ近くには立ち飲みスタイルのブースがあり、私達はその外周りのソファ席に座った。
武本さんと女友達はお互い肩を組み、その女性の方は手を挙げ、中央ステージとすでに同期していた。武本さんはボーイに話し掛けて、私達にドリンクをそれぞれ尋ねた後すぐにオーダーしていた。
[マラテのディスコ エクスクルーシヴ EXKLUSIVE 店内の様子 ボックス席の写真。他にもVIPスペースや二階にも席があった。]
マリーはこのような場所が初めてなのだろう。初めて都会へ出て来た田舎の女子高生のような目で、ステージ上をただ眺めていた。
表情は少しの笑みがあったので、嫌ではなさそうだった。
私「Marry!! Are you okay!?」
マリー「Yes! I’m okay!!」
とにかく爆音のBGM。お互い耳元で大声を交わさないと、言葉が届かなかった。
日本で言うジーマのようなドリンクがバケットで出てきた。おそらく10本入り。武本さんがボーイと私を制し、皆の栓を開けてくれた。
皆「乾杯、チアーズ!!」
四人ともすでに可笑しなテンションであった。早く周りの客達のノリに追いつかなければという勢いで、皆は飲み出した。
いや、店内の雰囲気に押し潰されないようにアルコールの力で跳ね返すだけだったかもしれない。
しかし、その努力は報われ、すぐに我々は出来上がった。完璧だ!
武本さんの女友達はその場で立ち上がり、腰を振りながらステージとリンクする。こう言う場所には慣れているのだろう、その振る舞いはエロスを感じるよりよりカッコよかった。
私も立ち上がり、その場でステージに向けて手を挙げる。
楽しいー!イェーイ!
すると武本さんは彼女の手をとり、ステージへ誘う。
彼女は一瞬躊躇ったが、恥ずかしそうな振りをしただけで、逆に武本さんを引っ張りステージへ向かう。
[武本さんの似顔絵がある記事はこちら 武本さんは日本のグルメリポーターの痩せた時に似ている。]
とても微笑ましかった。
二人に過去どんな関係があったかはわからない。年齢差のある”友人関係”に憶測は尽きない。しかし、二人はとても仲良さそうにステージ上でダンスし始めた。
意外にも武本さんのダンスは素人ではないとすぐに感じた。このカオスな空間で、しっかりと基礎を感じるヒップホップダンス。若い頃からディスコ通いが趣味だったと聞く。
彼女に気を配りながら踊る仕草は男から見てもカッコいいと感じた。年配だからこそさらにカッコ良かった。
武本さんの、ステージ上で意中の女性にアプローチするようなダンスは、明らかにダンス上級者のものだった。
[マラテのディスコ エクスクルーシヴ EXKLUSIVE の店内の様子 とても楽しいところなので、旅行の際にはぜひ!]
また、まるで娘を励ますようなイメージのプレイがあったり、本気でオスとしてメスを口説き落とすようなエロエロ風ダンスもあったりと、どれもカッコよかった。
彼のダンスにはどれもストーリーが感じられ、美しく、正直そのプレイに魅力された。武本さん、年配でもそりゃ、モテますわ!かっこいい!
ステージ上、例える言葉はカオスしかないが、確実にとにかくこちらも心地よさを感じた。全てが微笑ましかった。
武本さんのようにダンスが形になっている観客もいれば、ぎこちないながらも心からダンスを楽しんでいるような観客。それぞれ国籍も多種なようだった。
次回 フィリピーナのマリーと会話スタート。マラテのディスコ EXKLUSIVE にて
[次回のあらすじ]
レンジはその女性達の一人マリーとBOX席で二人っきりに。フィリピーナのマリーと初対面ながらもなんとかディスコ内で会話し始める。しかし、少し雲行きが怪しくなってきたようだが、果たして。