[レンジブログ 前回のあらすじ]
ほとんどのKTVは午前3~4時頃に閉店する。その後は当然働いていた女性達が店外へ出てくる。ホテルへ帰るまでのあいだ、フィリピーナの通りを歩く本来の姿が微笑ましい。
[前回の記事]
【レンジブログ11】マラテの夜は午前4時頃から再び活気づく。お店の子のプライベート姿も。
クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。
また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m
[レンジブログの第一話はこちらから]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
【レンジブログ12】パンパシフィックホテルの朝食。食べ過ぎ必至、絶対おすすめ!
午前9時半。ぱっと目が覚めた。この感覚は日本の生活ではまずないもの。スマホのアラームは10時にセットしていたが、鳴り始める前に起きた。
マニラマジックである。
それは、マニラに滞在中は過度の睡眠時間の減少に陥るがなぜか元気に目覚める現象のこと。変な薬物をしているのではない。不思議と元気なのだ。
多少アルコールが残っている感じがしたが、いつものこと。
[パンパシフィックホテル 宿泊した室内からの朝の写真]
よし、限界に腹減った。今ならギャル曽根より食える。
旅の楽しみの一つに食事があるが、私の場合、このパンパシフィックホテルの朝食がそれだ。とても美味しいのである。田原さんも「ここの朝食が、この辺りの食事で一番美味いよね」と言っていた。一番とまでは言えないが、最高に美味しいのは間違いない。
「日本で同額払えばもっと美味しい食べ放題があるぞ」、と言うのはご容赦ください。
お腹ペコペコの私は、寝起きから速かった。部屋着を脱ぎ、簡単に身支度をする。朝食会場は最上階だ。駆け足気味で部屋を出て、一人でエレベーターに乗る。
最上階までのエレベーター、途中止まることはなかった。思い通りすぐ会場につく。
朝食にはもう遅い時間のため、宿泊客の姿はまばらである。
一通り回ってみるが、田原さん達の姿は無い。
とりあえず、パンパシフィックホテル名物の朝食ビュッフェを楽しむことにした。たくさんの多国籍料理が並んでいる。両手に持てる2つのプレート、器用に盛れるだけ取っていった。
[ホテル朝食ビュッフェの写真]
そして上の写真に加えて、白飯大、みそ汁、牛乳、デザート。部活学生並みのカロリー摂取だ。
バクバクと食べた。よく噛まなかったが、すぐ腹は十分に満たされていった。
食事を終え、ふらふら歩きながら周辺を見渡すが、やはり田原さん達の姿は無い。
一旦部屋に戻ることにした。
部屋に戻ると、ベッドに寝そべる。幸せだ。満腹感とともに全てが満たされたよう。
眠い。いや、寝るな。いや、やっぱり眠い。
私はすぐに再び眠りについた。
[次回タイトル] 50代男性とフィリピーナの夜。焼き肉レストラン牛門Gyumonについて。
[次回あらすじ]
田原とパーリーとレンジの三人で焼き肉に行く。その後、田原から彼女との夜を相談される。