[レンジブログ 前回のあらすじ]

現地ガイドのマークが案内する「アパート」という場所へ向かう。しかし、その道中でレンジは恐怖を抱く。甘い言葉から始まった観光がやっぱり危なかった?

[前回の記事]
【レンジブログ27】女性と出会う場所、通称アパート。現地ガイドが必要な危険地帯

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m

オノケンブログの一覧はこちらから

 

[レンジブログの第一話はこちらから]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

 

【レンジブログ28】女性と出会う場所、マニラのアパートは危険地帯だった

 

そして、しばらくすると、おっさんが戻ってきた。後ろをぞろぞろとドレスアップした女性達が奥から出てきて、右手前のソファーから詰めて順に座っていく。二十名ほどだろうか。

 


[ アパートの内部のイメージ。二十畳ほどのだだっ広い空間があった。部屋の四端には赤いソファーが隙間なく配置されている。その一番入り口側に私達は座った。]

 

マーク「どうする?みんなカワイイよ。」

 

なるほど、そういう場所か。もう、入り口前の雰囲気が危な過ぎて、そういう気も全くなかったし、逆に生きていることにホッとしている。カワイイとか今は良いよ、マーク。

 

田原「ハハッ!レンジさん、腰抜けたでしょ? 女性どころじゃないみたいね。」

 

私「いや、私さっきね、割りと本気で殺されるのかなとか思っていましたから。」

 

田原「ハハッ、わかる、わかる!」

 

マークも日本語がわかるので、ニヤニヤと私を見ている。

 

座ってからしばらくすると落ち着いてきた。さて、気をとりなおして、女性達に目を向けると…

 

んー、分かりやすく点数を付けさせて頂きます。

 

75点が三人くらい。55点が五人くらい。残りは30点くらい。私の正直な印象だった。

 

田原「結構可愛い子居るねー。レンジさんどう? ここの女性は親切らしいし、デート代も安いよ。」

 

私「いやいやとんでもないです。私は見学だけで大丈夫です。」

 

マーク「ディスカウント、オネガイシテミル。」

 

マークがおっさんと交渉しいるみたいだ。ありがたいが、このような場所で交際相手を探すつもりは全く無い。

 

田原「先月かな、アメリカ人の友達とマニラに来たの。別行動だったんだけど、その時、彼は一人でここへ来て、同時に三人の女性をデートに誘ったらしいよ。ヤバイでしょう。次の日感想聞いたら、最高に楽しかったってさ!」

 

マーク「そう、そのときはいっぱい楽しい! もっとOK! 何日もダイジョウブ、いっぱいなら、ディスカウントもある!」

 

田原「ははっ!無理無理、マーク。」

 

マーク「じゃあ、一人でもいいから! 一日デート! 楽しいじゃん、楽しいじゃん!」

 

田原「でも、もうこの時間帯だからね。可愛い子はだいたい早い時間からデートに行ってるみたいだし。あんまり女性が残ってないね。ここはね、日本人以外の外国の男性が多く訪れるんだってさ。レンジさん、本当に誘わなくて良いの?」

 

私「はい。結構です!」

 

これ、ダメなやつだ。人として、知ってはいけない事実のダメな方のやつだ。今、大人になってから知ってよかった。

 

普通に日本で生活していると決して出会うことのない世界。漫画か映画で見るだけの架空の世界。マニラの闇はまだまだ深いのか。

 

現実だった。

 

女性達は、思った以上に必死にこちらにアピールしてくる。よく見ると、結構可愛い子もいる。若く、スタイルも兼ね揃えている感じで印象は良かった。




それでも私は、田原さんに目で合図を送り、マークにはごめんねと伝え、その家を出ることにした。

 

再び警戒しながら、タクシーへ小走りで戻る。

 

 

田原「ハハッ。どうだった?」

 

私「メチャクチャ怖かったですけど、勉強になりました!」

 

田原「でしょー。しかもね、いくつかこういうアパートがこの辺りにあるのよ。」

 

マーク「うん。いっぱいある。他にイクカ?」

 

私「いやー、ありがとうございます!でも止めときます。」

 

田原「OKじゃ、マラテに戻ろうか。」

 

私達はその怪しげなエリアからマラテ方面に戻ることにした。

 

この時、私は明かりのある通りに出るまで安心できなかったことを覚えている。強烈に怖く、刺激的な社会勉強であった。

 

 

[次回タイトル] マラテに帰還、続いてはフィリピンパブ KTB ヴォーグ Vogue へ

[次回あらすじ]
危険地帯からマラテへ帰還したレンジ。今度は田原の旧友である駐在日本人とともに現地KTVで飲み会へ。

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