[オノケンブログ前回のあらすじ]
日本人と比べるとフィリピンではぽっちゃりが好かれる傾向はありますが、一番モテるのはやはりマッチョであることはゆるぎないです。ぽっちゃりも度が過ぎるとただの・・・になってしまいますので、お気を付け下さい。おそらくは一番モテるのはむっちりマッチョです。
衝撃的な服装と体格。フィリピーナにモテるためにジムで肉体改造!!
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[大失敗。筋トレ、ダンス、日焼け。モテるために色々がんばったが悲劇が…]
ジムでの私とレンジさんのトレーニングは続いている。
私「・・・レンジさん」
レンジ「はい」
私「トレーニング中に気になって仕方がないんですが、その布面積の少ないウェアのせいで、さっきからレンジさんの乳輪がいないいないばぁを繰り返しているのを何とかしてください。フロントで絆創膏でも貰ってきましょうか?」
レンジ「どこ見てんのよ」
私「いや、それだけ白い肌に赤いものがチラチラ視野内に入ってきたらそりゃ気になるでしょうや。しかもなんですかその1本だけある長い乳毛は!?飼っているんですか?育てているんですか?水でもやっているんですか?」
レンジ「いやぁ、なぜかわからないけどね。これだけ育つのよ」
私「剃ってください。そのロング乳毛に愛着があるのなら、二度とその金太郎タンクトップは僕の前で着ないでください。次回見つけたらその場で剃り落します」
レンジ「わかりました」
トレーニングは1時間程度続き、レンジさんは逃げるようにジムを出て行った。
私はそれから1時間程度トレーニングをし、その日のトレーニングを終えた。
次の日、レンジさんは元気に会社に出勤した。
“俺は筋肉痛は来ない人種”
と、わけのわからないことを言っていたので無視をしておいた。
しかし次の日の朝、レンジさんは筋肉痛すぎてベッドから起き上がることができず、昼過ぎに出社してきた。
その日の仕事終わり。
私「2日後に筋肉痛で朝出社できないって笑える」
レンジ「俺、筋トレやめる」
私「妥協はやっ」
レンジ「だってトレーニングするたびに朝来られなかったら仕事に支障でるじゃん」
私「最初だからですよ。ちょっとずつ筋肉痛の度合いも減っていきます」
レンジ「いや、俺には筋トレはあわない」
私「入会して1日しか行っていませんが、もうやめるんですか?」
レンジ「ジムを辞めるとは言っていないよ。エアロビとかに入ろうと思って」
私「あーそっちですか」
レンジ「うん、今度HIPHOPに入ろうと思っているよ。ケンさんもどう?」
私「いえ、僕は結構です。そんな時間があるなら筋トレします」
レンジ「フィリピンでクラブとかに行った時に踊れるようになると思うよ?ほら、俺らのダンスってなかなかへたくそじゃん」
確かに私たちのダンスはお世辞にも上手だとは言えない。
特に私だ。
はじめて自分のダンスする姿を写真で見た時は戦慄が走った。
[その時の写真の一部]
写真は当然静止画であるため、下手さなんて写真では分かりにくいはずだが、どの写真を見てもはっきりと“めっちゃ下手”だとわかった。
動画なんて見た日には自分のことを嫌いになりそうである。
そのため、私の中でダンスに対する課題克服に対する思いは常にあった。
一人ではHIPHOPなどハイカラ(←死語)なものに参加するのは恥ずかしいが、レンジさんと二人なら参加しやすいかもしれない。
これを機にHIPHOPにも挑戦することにするか…
そしてHIPHOPレッスンに参加する当日。
レンジさんはHIPHOPレッスンを意識したようなダボダボのTシャツとハーフパンツを穿いてきた。
レッスンに参加する他の人たちは年齢性別様々だが、同じような格好をしている人が多く、レンジさんのその場の雰囲気へのなじみ方はカメレオンも驚くほどだ。
浮いている。トレーニング用のピッタリした格好をしている私はとんでもなくその場の雰囲気になじめていない。
出ばなをくじかれ、レッスンが開始した。
レッスンに参加する周りの人たちは、多くの方が私より年上だったので、自分が少々下手でも目立たないだろうと高をくくっていたが、まさかのほとんどの人が上手にHIPHOPを踊りだした。
どうやら常連さんばかりのようである。
目立つ。目立っている私とレンジさんの下手さが。
多くのダンスパートにはついていけず、二人でただ揺れているだけ。
やっとHIPHOPの先生の動きについていけたかと思えば、皆はかっこよくダンスになっているのに、私たちが躍るとなぜか阿波踊りに見える。
腰を動かしてリズムをとるものも、私とレンジさんだけなぜか卑猥な動きにしか見えない。
恥ずかしい。止めたい。スタジオから走って逃げ去りたい。
そうして“二度とダンスレッスンには参加したくはない”という強い思いだけを残して私たちの初ダンスレッスンは終了したのであった。
私「地獄でした。生き恥でしたね」
レンジ「あんなにも踊れないものなんだな。足を動かせば手の動きがおろそかになるし、手に集中すると足動かないし…挙句の果てに阿波踊りだし」
私「僕にはやはり筋トレのほうがいいですね」
レンジ「俺はどこにいけばいいかな?」
私「筋トレでいいんじゃないですか?筋肉つけば基礎代謝が上がって痩せやすい体になりますよ」
レンジ「俺脂肪がたくさんあるから、脂肪が筋肉に変わってすぐにムキムキになれるかな?」
私「ものすごく多くの人が勘違いしていますが、脂肪は筋肉には変わりません。全くの別物です」
レンジ「え?そうなの?」
私「はい、だってその理論が正しければ、ガリガリの人がアホのように太って、トレーニングしたらいきなりボディービルになれるようなものですよ?そんなバカな。ワッタッファック。だから今レンジさんがただ単に痩せたところでガリガリボディーがお目見えするだけです」
レンジ「そうなんだ・・・あ、日焼けしたら見栄えはよくなるんじゃない?」
私「確かに日焼けすると絞れて見えますが、レンジさんくらい脂肪があればあまり変化はなさそうですけど…」
レンジ「いや、きっと効果ある!!明日、仕事に行く前に日サロ行ってくる!」
私「でも日焼けしたらフィリピーナにはモテなくなりますよ?色が白いほうが人気ですし」
レンジ「そんなことよりまず見栄えを良くしたい」
こうして人の忠告も聞かずにレンジさんは日サロに向かった。
私も日サロにはボディーコンテストが近づくと行くが、最初は光が弱いマシンで日焼けの下地を作り、徐々に強いマシンに入るというのが常識である。
しかし、レンジさんは
“強いマシンに入ったほうが早く日焼けができる”
と店員さんの忠告も無視し、最強度マシンで60分入ることを要望した。
店員さんは何度も危険だからと言ったそうだが、本人の強い意志は変わらなかった。
押し問答の結果、40分にすることには本人は承諾したようだった。
そして40分後。店員にあれだけ言われたにも関わらず、体に大した変化はみられなかった。本人としては
“やっぱり60分にすればよかった”
と思ったようである。
しかし、その日の夕方より体が熱くなり始め、すぐにそれが刺す様な痛みに変わった。
鏡を見ると、真っ赤になった自分の顔に驚愕した。完全に日焼けではなく、単なるやけどになっていた。
あまりの激痛に早退を決意し、上司に相談するも、上司からもあまりの顔の真っ赤具合を心配されていた。
結局レンジさんはその日から3日間仕事を“体調不良”ということで休んだ。
職場内では“季節外れのインフル”や“癌”、“単なる失恋”など様々な噂が立っていた。
事情を知っている私は、“そのどれよりもしょうもない理由なんだけどね”と思っていた。
ようやく出勤してきたものの、元々色白のレンジさんはオセロをひっくり返したように真っ黒になっていた。
事情を聞いた同僚は“うちの会社に松崎しげるが入社した”といじっていたが、大激怒したのは上司である。
“体調不良だと嘘を言ってバカンスにでも行ってきたにか”
とがっつり叱られていた。
後日、“真っ黒な俺どう?”
とマルコに自撮り写真を送ったそうだが、
“だせぇ!!今すぐ白に戻せ!!”
と言われてしまい、肌の色を黒くしたことを真剣に後悔したそうである。
レンジさんの空回り具合さすがだ!!と思った人は下の2人の画像を応援クリック!!
※架空請求等につながるサイトにとぶことはありませんので、安心して応援クリックをお願いします!!
フィリピンで初めてクラブに行きましたけど、確かに踊れたら最高に楽しいでしょうね!酔っ払ってれば関係なく楽しいですけど!
特にフィリピーナはダンスが上手な子が多いので、皆本当に楽しそうですよね!
それが相応しい言葉なのか分かりませんが…
レンジさん、可愛いですねw
すーさん
ふさわしいと思いますよ!マスコットにしたらそれなりに人気出るかもしれません!
レンジさんのカラ回り振りが好き過ぎて、可哀想に感じてしまう…
ラジャー5さん
本当ですね笑
でもあまり本人はいちいち気にしていないのがすごいです笑