[オノケンブログ前回のあらすじ]
ついに最終日になってしまいました。
最終日の夜遊び前に気合を入れなおし、お風呂にも入り、準備万端だと思った矢先、私にとってはなによりもテンションの下がることが起きてしまいます。天敵と言ってもいい、やつが現れるんです。
この旅最後のマニラでの夜遊び前に、テンションが急激に下がる事態発生
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
[マラテの最高級KTV526でのおすすめのドリンクとは?欲望に揺らぐ目線と心]
雨は私の526行きを阻むかのように、アホのように降り続いた。
リビィエラマンションホテルと526は目と鼻の先、距離にして50mほどだろうか。
そのため、本気を出せば雨に打たれながらでも行けないことはない。
しかし、短距離だとしてもこの豪雨。髪がぺっちゃんこになること間違いなしである。
せっかくワックスをつけて時間をかけて形作った髪型は絶対に崩したくない。
ここまでワックスで形作った髪型を崩したくない理由はある。
実は、私は日本ではあまりヘアワックスを使用しない。
私も30代を超えて、頭皮や髪にあまり良くないことは極力したくはないのだ。
以前にも述べたことがあるが、私の父親は髪が薄く、今では滑走路のような頭上になっている。
私も遺伝的にその影響を少なからず受けるであろうと考えられるため、より髪の毛のケアには力を入れたいところである。
今回、少しでも背伸びするために、頭皮にも髪にもダメージがでるのを承知の上でワックスをつけ、気合をいれたのだ。
だからこそ、なおのこと崩したくはない。
やはり私は雨が弱くなるまで待つことを選択した。
私もなかなかに我慢強く30分ほど待ったが、ようやくその頃には雨足は弱くなり、少々は仕方がないと私も走って526へと向かった。
初めての一人526である。
今日は日曜日。
後から知ったことだが、526は普段は1セット2000ペソだが、日曜日のみ1500ペソなので、同じ1セットなら安い方がお得である。
それを他のお客さんたちはよく知っているのだろう、前回訪れた時に比べても店内はお客さんが多い印象であった。
私が今回通されたのは、入り口を入って左手のもっとも奥の席である。
一人で526を訪れた際にここに通されることが多いのだが、この席が一番好きである。
他のお客さんから見えにくい席であるため、落ち着いて指名子たちと話をすることができる。
席に着くと、ボーイにドリンクと指名子はいるかと確認される。
私はここでもアホの一つ覚えのようにサンミゲルライトを頼むのであるが、526でサンミゲルライトを頼むことは愚行であると後々わかる。
もちろん数あるアルコールドリンクの中でサンミゲルライトが一番好きであるのなら別である。
上質な雰囲気の中で、きれいなグラスに注がれたサンミゲルライトは、他店で飲むより、さぞおいしく感じることだろう。
しかし私は、何を隠そうビールがあまり好きではないのである。
30過ぎたおっさんが好んで飲むものではないのだろうが、カクテルや梅酒などの甘いお酒の方が好きなのである。
誰にも何も言われないのであれば、一杯目のみビールで、あとはずっと梅酒を頼みたいほどである。
ただ、当時の私は、フィリピンでのドリンクを注文する際、サンミゲルライト以外のドリンクは知らなかったという現実。
それしか頼めないという圧倒的一本道。
526はオープン席であるにも関わらず、花と蝶やグランドヨーコなどの高級店で、一人でVIPルームを利用するよりも1セット高い値段である。
値段がそれなりにするだけあって、526では、上品な軽食と、他のKTVでは飲むことができないフリーのドリンクも多数取り揃えている。
ボーイにどんなフリードリンクがあるのか尋ねると、目の前にずらりと並べてくれるので、気になる人はボーイに聞いてみるといいだろう。
ちなみに私は526ではブラックラベルというお酒を飲むことが多いのだが、他の洋酒にも次回以降挑戦してみたいと考えている。
さて、スッチーを指名して間もなく、私の席にスッチーは現れたのだが、今日は昨日と違い、胸元がしっかりとあいたセクシーなドレス。
そんな格好で私の目の前に現れると、どうしても胸元に目線が行ってしまう。
しかし、絶対に胸元は見てはいけない。
スッチーはきっと私が見ていることを気が付くはずだ。
そうなるとスッチーが持つ私のイメージは大暴落を起こし、ワンチャンなんて夢も希望も塵となるだろう。
がんばれ俺!!負けるな俺!!絶対に見るな俺!!