ポット似顔絵

レンジは恐ろしい男だ。

 

正直、私達は精神力だけで自分を支えている状態だ。

時には精神力が切れかけて、倒れそうになる時もあるくらいだ。

 

それなのにまだ飲もうとするとは。。。。

 

 

私達はキャッチにお願いし、私が行った事のない店を案内して貰う事にした。

やはり、知っている人がいると通常モードが紳士なだけに、このカオスモードでは会い辛い。

 

キャッチは私の希望通り、初めて行く店を紹介してくれた。

これだけ飲み歩いても、まだ行った事のない店があるのがこの街の凄い所だ。

 

ラスト1軒という事で店に入った私達であるが、

体力も精神力も限界、いや限界を超えている私とオノケンである。

一人頭がおかしいレンジは、むしろ今日一番のテンションだ。

 

特にオノケンの状態は悲惨だ。

帰りたい、もう無理ですと何度言おうと、ハイテンションパリピレンジに引きずられて、ここまで連行されてきた。

 

入店して5分も経たない時に事件は起こった。

 

オノケン「すいません!!失礼は重々承知していますが、無理です!帰ります!!」

 

突如オノケンが帰ると言い出した。

もう限界だったのだろう・・分かるぞ!オノケン!俺もだ!

 

オノケンが帰ると言っているのにレンジは気に留める素振りもない。

むしろ女性と踊っている。どれだけパリピやねん・・・・

 

話が通じないレンジをスルーしたオノケンは、私にだけ挨拶をし、店を後にした。

 

そしてレンジはマスコットキャラクターのように女性陣に弄ばれ

楽しそうに踊っていた。

インスタグラムで笑顔 浮気写真流出

 

そんなダンシングタイムが10分くらい過ぎた頃だろうか?

 

レンジの元に恐怖のドリンクが運ばれてくる。

 

テキーラだ。

 

もう5軒目だ。通算で10時間以上飲んでいる。

この時間帯にテキーラ・・・

 

テキーラモンスターと恐れられた私であるが、

長時間戦った後の締めにしては厳しい相手である。

 

そしてオノケンが帰った事により、一人あたりの分配量も多くなる。

レンジめ・・・・恐ろしい男だ・・・・

 

 

しかし、レンジの本当の恐ろしさを知るのはこの後だった。

 

テキーラがショットに入れられ、前に並べられたその時

 

私の横の気配が消えた。

 

妙な違和感を抱き、横を向く。

 

なんと・・・

 

レンジが倒れていた・・・。

ポット「レンジさん、大丈夫?え?死んだ?」

レンジ「ポットさん、楽しいっすね~」

ポット「どうする帰る?」

レンジ「本当にありがとうございます」

 

 

 

ダメだ・・・会話にならない。

 

目の前には満タンに入っているテキーラボトル。

右には戦闘不能になっているマスコットキャラ。

 

私達についている女性陣は、今日はあまり飲んでなかったようで、

この席で飲まずにどこで飲むねん!という狩人の目をしている。

 

ここはクレイジーマニラの一員として、筋肉とブスのケツを吹くしかない。

私は腹をくくった。もう記憶がなくなっても仕方ない。

今日の10時間を超える闘いで私は既に焼酎を3本以上は飲んでいる。

3杯ではない、3本である。4合瓶を3本なので余裕で1升を超えている。

 

1軒目のマキの店で既に私は1本開けていた。

レンジとオノケンが2人でウイスキー1本を空けるより早く、

私はたった一人で焼酎を1本空けていたのである。

 

そんなペースで飲んでいたのに、ラストがテキーラ。

ふふふ・・・相手にとって不足はない。

 




 

私は狩人達の輪に飛び込み。テキーラと戦った。

アングリーおじさん、じゃんけん、テキーラキッスゲーム、ボディショット。

あらゆる遊び方でテキーラを消費したのである。

 

そしてテキーラをしっかり空っぽにしてガッツポーズをした。

やりきった。戦い抜いた。

 

もう動く事のなくなかったマスコット、いや、ぬいぐるみを横目に

クレイジーマニラの本気を見せつけたのである。

 

狩人達はもう1本いこう!と言っていたが、

ぬいぐるみの口から異臭のする液体が流れてきた為、

狩人の1名は清掃に追われる事となった。

 

一生懸命清掃をしている狩人を横目に、やっと2人っきりの時間を手にした私は、

テキーラでテンションは上がったが、思考能力が低下しているもう一人の狩人に対し

今日一番のセクハラを行う事により、失っていた精神力を、いや精力を回復させた。

 

そして、動く事が出来ないクセに周りを汚す事だけは止めないぬいぐるみの面倒が見切れなくなったのか

清掃狩人は、私にチェックを勧めてきた。清掃狩人があまりにも不憫だったのか、

精力増強狩人も今日はチェックした方が良いと判断したようだった。

狩人達も疲れていたのだろう。

 

狩人討伐にかなりの時間を使ってしまった為、私は体力の限界を完全に超えていた。

酔っているのか眠いのか疲れているのか、あるいはその全てか判断が出来ないレベルだ。

 

しかし、今動けるのは私ひとり。

 

私は意を決して、

動かないぬいぐるみを抱えつつ、会計を済ませ店を出たのであった。

 

次回 クレマニオフ会ポット目線最終回!動かないぬいぐるみのその後はいかに!?

ブログランキングリンク-ボトム
ブログランキングのトップを目指しています。
応援よろしくお願いしますm(_ _)m

 

 

 

スピンオフ小説『クレイジーマニラ』電子書籍、単行本出版決定!Amazonで販売中↓ フィリピン 小説 マニラ

 

ポットオノケンblog前の記事
ポットオノケンblog次の記事

 

ポット
クレマニのカモ担当。アラフォー。日本じゃシャッチョさん、マニラじゃカモネギさん。 日本の恩人のススメでマニラで起業を試みるが、仕事より女性を優先してしまうダメ男。 果たしてビジネスは成功するのか?マニラで性交できるのか?

8 コメント

    • 大変だった・・・。
      頼むだけ頼んで全く飲まないんだもん・・・・。
      ただ5軒目にしてやっと支払いする事が出来た。
      通算成績1勝4敗。。。orz

  1. とんでもないオフ会でしたね😅
    レンジさんの電池の切れ方が唐突過ぎて笑いが止まりませんでした🤣
    オノケンさんは離脱したのが正解だったようですね。
    ポットさんも結局生き残った最後の一人ですので尊敬です🎉🥰

  2. その節は大変お世話になりました。ありがとうございました。お店の方々、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。ただこれだけは言わせてください。この日顔を合わせた全ての人へ、愛してるよ!てへっ

    • 出入り禁止になりかねない汚し具合でしたが、
      隣でもうおっぱじめるんじゃないの?くらいにパンツに手を突っ込んでいる私でも出入り禁止にならなかったので大丈夫だと思います。

  3. >ぬいぐるみの口から異臭のする液体が流れてきた・・・

    >狩人の1名は清掃に追われる事となった

    もう大爆笑でございます。
    いくら仲間とハシゴを繰り返しても、ここまでの威力は持てません。。
    精進精進。

    ごちそうさまでした(涙)

    • レンジさん面白いですよねw
      女の子も僕がやったら怒りそうですけど、
      レンジさんだとなんかキャラ的に許せちゃうみたいで、
      全然嫌がらずに掃除してましたw

※コメントアイコンが欲しい読者様、DMでお知らせください。

 

コメントを書く

Please enter your comment!
Please enter your name here