[オノケンブログ前回のあらすじ]

長い月日追い続けてきた目標が達成されるとき、それはもう歓喜でしょう。そのタイミングがついに私に訪れました。訪れ...

圧倒的な歓喜・圧倒的な至福間近で訪れた圧倒的な.

オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m

転落と後悔

私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。

【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

[言い訳のプロのものまね。やはり付け焼刃は賢い女性には通じない?]

マヤがシャワーを浴びている間に寝落ちしてしまった。

よほど深く眠りについていたのか、彼女が私の横に寝に入ろうとも全く気が付かなかった。

起きがけで夢現な私の近くで鳴り続ける私の携帯。

 

ランランララランランラン♪

 

マヤ「うーん・・・うるさい」

私「あ、ごめん」

 

とりあえず電話を取らなければ。

相手はレンジさんだ。

 

私「はい」

レンジ「おはよう。よろしくやってる?ヤッた?それともヤッてた?」

 

私「・・・中二め」

レンジ「なによ。で、ヤッたの?ヤレたの?ヤッてたの?(ヤレた三段階活用)」

 

私「やかましいわ。色々あったから後で話しますわ」

レンジ「えー...じゃあヤッたのかだけ教えて!!」

 

私「NO」

レンジ「ヘイヘイ何やってんだよブラザー!!」

 

私「いろいろあったの!!」

レンジ「まぁいいや。ところで今日の予定は?」

 

私「特にありませんが、マヤが横で寝ているんで、僕はあまり出られないかもしれません」

レンジ「そうなんだ。もう少ししておもしろいところに行こうとしているんだけど」

 

私「どこです?」

レンジ「グレースの家」

 

私「それのどこがおもしろいんです?」

レンジ「いやいや早まるなマッチョよ。貴様さては早漏だな?グレースの家ってパサイの中でもけっこうローカル感強いところにあって、前に写真で見せてもらったんだけど、なかなかスラムよ!?スラムよスラム!ケンさん、クレマニの血が騒がない?」

 

私「おもしろそうですが...マヤがいるので厳しいですよ。あと早漏ではありません。どちらかといえば遅漏です」

レンジ「スラムよスラム!ケンさん、クレマニの血が騒がない?」

 

私「同じこと二回言うな」

レンジ「だってスラムよスラム!一人で行くの怖いじゃん危ないじゃん!守ってよ」

 

私「そっちが本命か。いや、レンジさん柔道有段者でしょ?自分の身は自分で守れるでしょ?」

レンジ「一対一ならね。しかも襲ってくる人が丸腰ならね」

 

私「いや、刃物とか銃持ってたら、僕一人いたくらいではどうにもなりませんって」

レンジ「だからハナから襲われにくいように、強い日本人っぽいオーラを近くで出していて欲しいの!なんのための筋肉だ?」

 

私「少なくともそんな筋肉ではありません。でも僕は顔にそんな凶器感でていませんので」

レンジ「そこは昨日KTVでしていたサングラスでカバーよ!」

私「おっぱい見てますサングラスで?バカな。新手のお笑い芸人かと思われますよ」

レンジ「大丈夫。KTVならともかく、ローカルな場所に住むフィリピン人がそれを読めるわけないから。あとは左向けば右乳首、右向けば左乳首がオフサイドするみたいなめちゃくちゃ露出度が高いタンクトップを着たら完璧」

 

私「そんなタンクトップ持ってません」

レンジ「何にしてもお願い!!一緒に来て!!盾になって!!」

 

私「言い方よ。盾って」

レンジ「お願い!!」

 




 

 

私「・・・ちょっとマヤと相談します」

レンジ「前向きにお願い!!ケンさんが盾になってくれたら俺どんn...」

 

ピッ←電話を切った。

私「・・・」

 

マヤ「どうかした?」

私「・・・緊急事態だ」

 

マヤ「何が?」

私「緊急事態なんだ」

 

マヤ「だから何が?」

私「レンジさんが、緊急で非常に危険な場所で取引をしようとしている」

 

マヤ「どこ?」

私「国に関わる機密情報だから言えない。ただ、かなり危険なミッションだ」

 

マヤ「そうなの」

私「機密事項だからあまり多くは話せないが、俺は彼のボディーガードなんだ。そのために日々トレーニングを積んでいるんだ。だから俺があらゆる危険から彼を守ってあげなくてはいけない。そう、俺が彼の盾にならないといけない」

 

マヤ「ふーん...で、行くの?」

私「(あれ?響いてない?)あぁ、だが俺にとっては君との時間も大事だ。君が言ってほしくないと言うのであれば、俺は自分の任務より君を優先するよ」

 

マヤ「いや、行っていいよ。夜まで帰ってこられる?」

私「いや、夜までには難しいと思う」

 

マヤ「ふーん...じゃあ、私帰って家で寝る」

私「ここで仕事まで寝てていいよ。ルームキー渡すし」

 

マヤ「いや、私ID預けているから、ケンが部屋にいないとでられないんじゃないの?」

私「そ、そうか」

 

そういうとマヤはむくっと起き上がり、手早く準備を済ませてとっとと帰っていった。

雰囲気は完全に怒っている様子だ。

 

やはりこの手の言い訳はレンジさんじゃないと駄目だったのだろうか。

 

まぁそうだろ

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

8 コメント

  1. レンジブログの裏ではこのようなストーリーがあったのですね。
    オノケンさんが書くお二人の掛け合いがやっぱり楽しいです!

    • レンジブログの裏の出来事とお分かりになる時点で、かなりしっかりとお読みいただいていると推察します!!

  2. フィリピン関連ブログで確かに一番おもしろいですね!
    知って以来、こちらの大ファンです。応援してますよ!!
    よろしくお願いします?

  3. 何とかもっとメジャーになってほしいっ!
    マニラ旅行ではこちらのサイトが大変参考になりました。お陰様で充実した旅になり感謝、感謝、感謝です。
    今月もフライト予約しましたよ。
    ブログ村クリックしたり、こうしてコメント書いたりするとお手伝いになりますかね汗
    微力ながら応援させていただきます。

    • ありがとうございます!!そういった読者の皆さんの一人一人の応援こそクレマニに触れていただける人が増える方法なんだと思います!!これからも是非応援をよろしくお願いします!!

  4. わーいスラム!
    実家の裏山に入っていくようなワクワク感があります。
    冒険心が掻き立てらてます。

※コメントアイコンが欲しい読者様、DMでお知らせください。

 

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