[ポット目線]
私達は男3人でマキを待つ事になった。
本題に入る前に同伴について少し解説しておく。
皆さんが想っている同伴は、嬢が出勤する前にお客さんと会い、食事や買い物をして一緒に店に入るという通常の同伴だと思う。
これが鴨になると、店前同伴といって、店の前で待ち合わせて店に入る。
全く一緒に過ごす時間などなく、支払いだけ上がるという同伴が存在する。
しかし、鴨のレベルがあがると、全く同伴もしていないのに伝票上にだけ追加料金が加算される、伝票同伴というものが登場するのである。
これは本当にただのボランティアなので、オススメしない。
これをしないとポイントが・・・とかペナルティが・・・とか
そんな事を理由にして会計を上げてくるのだが、
タレント→マネージャーにガミガミ言われるのが面倒
アルバイト→売上の半分以上が懐に入るので単純に給料目当て
(タレントとアルバイトについては後ほど詳しく解説します)
というのが現実なので、特に誘いに乗る必要はない。
私クラスのレジェンドになると、許可も取らずに伝票に同伴と書いてある。
・・・・・
脱線し過ぎて悲しくなってきたので、話を戻す。
さて、前述した通りレジェンドの私は店を訪ねれば伝票同伴が当然の存在である。
私クラスの鴨になると、同伴にしていい?と尋ねられる事もない。
どうしよっかな?などの駆け引きさえも許されないのである。
さてさて、8時に来てね!絶対だよ!とLINEをしてきたマキはまだ家にいるので
私は女性が誰も座っていない店内でレンジとオノケンのドリンクを作り、
まるで店員のような働きを見せていた。
あまりマキを悪く言うのもかわいそうなので、なぜそんなキャストを指名するんだ?!と思われた方の為にフォローしておくと、マキは仕事以外では非常に対応が良く、お店が休みの日でも呼び出せば出てくるし、ネクタイを選んでくれ!と頼むと快くデパートまで来てくれる。
その際に別に自分のものを買ってくれと言うわけでもないし、私の眉毛を整えてくれたり、爪を綺麗にした方が清潔に見えるからといってネイルサロンの予約などもしてくれるのである。
脱毛サロンもフィリピーナは毛が少ない方が好きなので、小まめにシェーブするか、レーザーで抜いた方が良いとアドバイスされ私は数か月前からメンズ脱毛サロンに通っているのである。
更に、給料が入ると必ずご飯も奢ってくれるし、友人などと飲んでいる時に全然違う店にいても、「顔出してよ!」と頼めば、朝でも昼でも来てくれるのである。
同伴目当てでしかお店の外で合わないキャストと比べ、時間があればいつでも対応してくれる子なので、店に行った時くらいは同伴にしといてあげよう。というのが本音である。
おっと、いけない。あまりマキの良い所を書いて、マキがこれ以上人気になっても困るので今回はマキの残虐な所を中心に書いていこうと思う笑。
マキを待っている間に私達は乾杯をし、そうこうしている間にレンジとオノケンの隣には女性が座った。
オノケンは隣の女性が気にいったようで楽しく話している。
しかし・・・ オノケンの隣の女性は顔は可愛いが細い子だった。
おかしい・・・・おっぱい星人はどこに行ったんだ・・。
レンジの隣の女性は少しふくよかな女性で30歳くらいの女性だった。
女性自ら、私は若くない。ごめんねーと謝っていたが、レンジは僕のストライクゾーンは極端に広いので、あなたも僕のタイプです。という意味の分からないフォローをしていた。
私が驚いたのはオノケンのトークである。
オノケンのトークは徐々に仲を深めるスタイルではなく、序盤からシモネタ全開である。
特に驚いたのは、女性から私達の関係はどんな関係なの?と聞かれた時の答えが
穴兄弟 である。 アナキョウダイ この言葉を聞いても女性はピンと来ない。
アナキョウダイなに? と質問されてニヤニヤするという
独特のコミュニケーションを取っていた。
レンジもオノケンも英語が話せるし、隣の女性陣も日本語がそこそこ話せるのでコミュニケーションは問題ない。
私個人としては日本語が話せないくらいのスレてない子が好きなのだが、このコロナ過で全然入国させて貰えないので、来日間もない嬢は数少ない。
さて・・・
入店して30分くらい私が孤独に過ごした頃だろうか?ついにマキが登場した。
普通の嬢ならば、遅れてごめんね~ くらい言うものだろうが、マキからしてみれば、普段より早く来たくらいの気持ちなので、そんな言葉は一切なく、私より先にオノケンに挨拶をする。
マキ「はじめまして。マキです。」
オノケン「あ、穴兄弟になれますか?」
!!!!!!!!!
おっ!!!オノケン!!!!!
私が40年以上生きて来た中で聞いた事のない挨拶が飛び出した。
幸い、マキは穴兄弟の意味が分からず愛想笑いをしてくれている。
しかし、オノケンは英語で穴兄弟の意味を説明し出した。
内容を理解したマキは バリュウ!と一言。
バリュウというのは英語でクレイジーである。
オノケンはマキの顔を見て、めちゃめちゃレベル高いですやん!
レベチですやん!と凄く褒めてくれた。私も鼻が高くなる。
オノケンに引き続き、レンジにも挨拶をし、やっとマキが私に謝罪するステージが整った。
マキ「ひさしぶりなーイカウ!」
ポット「いや、先週来てるから1週間だけだよ?」
マキ「1ウィークはひさしぶりね。だからシャンパン飲んでいい?」
早い!席について2分の出来事である。
全く遅れた謝罪もしない。なのに、ドリンク攻撃はしてくる。恐るべしである。
通常シャンパンというのはバースディなど、特別な事がある時に出すものである。
しかし、マキは一週間ぶりに来たというのを特別なイベントにしようとした。
しかし、今日の私は3本の矢。
折れない。怯まない。顧みない。
私はマキにこの2人は今日初めて会う2人なんだ。
もちろん、このお店に来るのも初めて。
だから、どんな飲み方をするのか?どんな女性が好きなのか?
そういうのが全く分からない。勝手にドリンクOKも出来ないよ。
と普段なら断れない私が、マキの請求を却下した。
しかしマキは・・・
マキ「おねーさんたち、なにも飲んでないなー。かわいそうなー。」
いや、、、それは君が来ないからであって・・・
確かにオノケンとレンジの隣には既に女性が座っており会話も進んでいる。
しかし現状、この3名の中で指名をしているのは私だけだ。
2人は初めてお店に来て、ローテーションの一発目の女性が座っている。
唯一指名している私がレディースドリンクを出していない、
正確には出せる相手がまだいない。という状況だから、
レンジやオノケンの隣の女性も飲んでいいですか?とは聞き辛い。
せめて、マキが来てから一緒に飲んでもいいか聞くというスタンスだったはずである。
だから、女性達が飲んでいないのはマキの遅刻が原因だと言っていい。
穴兄弟、穴家族、穴、アナ、アナル、アナリスト、グーグルアナリティクス、マトリックス、ラックススーパーリッチ。
危うくスルーする所だったわ
なぜかここを飛ばして読んでました😅
アナの話だらけですなぁ🤣
アナ3兄弟は最強だと思います!🎉🥰
ここを飛ばしてはいけません。
ここが最後に一番重要な内容になります。(嘘です)