【ポットブログ104】フィリピン業務に黄色信号

【ポットブログ104】フィリピン業務に黄色信号

ジョアンと結ばれた余韻に浸る暇もなく色々なイベントが起こりました。

このフィリピンという国はあまく想定していると、平気で想定外の事が起こるので、
あまり、こうだろうと決め付けず動く事が求められます。

そして会社も順調でフィリピン人彼女も出来てウハウハだった私に、
ついにピンチが訪れる事になりました。

【ポットブログ104】フィリピン業務に黄色信号

色々順風満帆だったポットであるが、変な所から変な問題に絡まれる事になった。

というのも、私の表の顔は上場企業と取引している事もあって、反社会的勢力との関わり合いは一切断っている。
上場企業などの大手は契約する際に、反社チェックというリーガルチェックが入り、
そういった団体との関わりを一切持たないという確約が必須なので、私達は絶対に関わらないようにしている。

しかしこれは表の顔の話であり、裏では直接の関わり合いがなくても誰かひとりクッションを入れるとすぐ繋がるのである。
これは経営者がどれだけ警戒していても、知り合いの経営者の会合などに呼ばれて顔を出した時に紹介という形でふいに訪れるので、
１００％関りを持たないという事は難しく、出来る策としては、分かった時点で距離を置くという事くらいになる。

だらだらと書いてしまったが、何が起こったかというと

私がマニラでハッピーライフを送っている頃、日本最大といわれる関西の団体が分裂し、抗争を始めていた。
その為、海外に出張しているその団体の構成員を日本に戻す必要があったようである。

私は東京暮らしなので、その分裂騒動には、ほぼほぼ関係なく過ごしていたのだが、
愛知県の古くから交友のある権力者から絶対に断れない雰囲気の中で仕事のオファーを貰い、
その大手の団体と関わり合いの深い愛知の団体の手伝いを依頼された。

あまり詳しく書いてしまうと、私の命が危ういのでサササっと書いておくが
海外のマネーを日本のマネーに変換する作業である。

俗に洗濯と呼ばれるこの作業を依頼されてしまい、断ると今後の人生にかなり悪い影響が出そうだったので断れなかった。

作業の詳細はここでは書けないが、というかどこにも書けないのだが、
知恵に知恵を振り絞って合法的に出来るようこれを工面したのである。

そして、その海外の中にフィリピンも含まれており、フィリピンでの業務も慌ただしくなってしまった。
色々な所とコンタクトを取り、適切に処理をしていたのだが、想定外の事が起こった。

何が起こったかというと、フィリピンの経営者達が絶対に勝つと言っていたロハスが負けるかも？という噂が流れたのである。
ドゥテルテというダバオの市長が民間人に人気で、この人気が想像以上だというのである。

詳しく書けないので、どんな影響が出たかというのが説明し辛いが、
私がコツコツと進めていた裏工作が全く無駄になる可能性が出てきたのである。

せっかく準備を進めてきたものがひっくり返ってしまうと影響がデカ過ぎる。

私は何とかロハスに勝って貰うよう願うしか出来なかったが、
支援者に選挙資金の調達のお手伝いなどはさせて貰った。

ドゥテルテが勝つなんて想定外過ぎる。
頼む！ロハス！頑張ってくれ！勝ってくれ！

今まで順風満帆だった私のフィリピンライフに急に黄色信号が点いてしまった。

このシグナルがレッドになった時、いや、そんな事は想像したくない。

そんな危うい状況だった。

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[ポットブログ104あとがき]

マフィアの誘いでフィリピンに来たものの、特に縛りがなかったので自由に暮らしていました。

好きな時に働き、好きな時に遊び、好きな人と一緒に過ごす。そんな幸せな日々が、
音を立てて崩れ出しました。

昼までゴロゴロして、午後から少し仕事をして夜は毎日のように飲みに行くという天国生活から打って変わり、
毎日朝からミーティングを行い、視察、契約と大忙しとなってしまいました。

またフィリピンだけの業務ではなかったので、インドネシア、ミャンマー、ラオス、カンボジア、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール。これに台湾、香港も加わり、本当に大忙しになってしまったのでした。

色々な国を飛び回り、エージェントを探し契約をし、様々な処理を短期間で行っていきました。
この頃の私は敏腕と言っても良いと思います。

若干ワーカーホリックでは？というくらい休みなしで働くようになったのでした。

そんな私の身体と心を癒してくれたのは、やはりジョアンでした。