[オノケンブログ前回のあらすじ]
日本にもフィリピンにも台風はよく直撃しますが、飛行機が台風のために欠航になったら予定がかなり狂ってしまいますよね。
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
[フィリピンマニラで自動車事故。歩きスマホは特にフィリピンではやめましょう]
車にぶつかった瞬間は見ていないため、車がどれほどスピードがでていたかはわからないが、車のサイズは一般的なセダンタイプの普通車であった。
レンジさんは4,5メートルほど飛ばされ、道に倒れこむ。
飛ばされた距離、車の大きさ、人形のように倒れこんだレンジさんを見て、
死んだ
と思った。
ドラクエでいうとスライムや強くてもドラキーくらいしかでてこない序盤で、いきなりドラキーがメラゾーマを打ち込んできたときのような圧倒的・絶望的な死の予感である。
急いでレンジさんに近寄る。
私「ちょ、レンジさん大丈夫ですか!?」
レンジ「い、いてぇ」
私「よかった。ほんとに死んだかと思いましたよ!大丈夫ですか?救急車呼びますか?」
とっさにそんな言葉がでたが、救急車の呼び方がわからない。
レンジ「ちょっと待って。いってぇ。まじでいてぇ」
私「そりゃ痛いでしょうよ!車にぶつかったんですよ!!ここ道路の真ん中なんで、安全なところまで移動できそうですか?」
レンジ「ちょっと肩貸して」
私はレンジさんをはねた若い男の運転手と共にレンジさんを道路から移動させた。
私「骨折とかしていませんか?」
レンジ「うん、それは大丈夫かな。とりあえず全部動く」
私「大事になってないようでよかったです」
その後、レンジさんと運転手で話をしていた。
レンジさんが擦り傷は至る所に負ったようだが、幸い大きな怪我がなく、そもそも携帯をつつきながら横断していたこともあり、運転手にはもう行っていいと伝えたようである。
車にはねられて運転手と別れるまでで10分ほどであろうか、レンジさんの様子も大分良くなっていた。
私「まじで死んだかと思いましたよ!携帯なんてつつきながら横断しようとするからです!!慣れてるとか調子に乗ってるからですよ!今後気をつけてくださいね!」
レンジ「はい、すみません」
私「でもあんだけ豪快に吹き飛ばされて骨折も大きな怪我もなくてよかったですね」
レンジ「うん、増量しててよかった。脂肪がなければ今ごろ死亡してたかも」
私「うまい!!頭打ったようなので、とりあえず日本帰ったら病院で頭中心に診てもらってください」
レンジ「怪我人にはもう少し優しくしてほしいなぁ」
私「可愛い彼女ばっかり3人も同時に付き合ってるし、調子に乗ってるから天罰が下ったんですよ。ちっとは反省してください」
レンジ「はい、すみませんでした」
反省したように見えたレンジさんだが、結局次の旅に来た時は、また同じように携帯をつつきながら横断しているのであった。
その度に私はオカンモードを発動し、注意をするのであるが、
レンジ「はい、すみません」
と返事は良いのだが、一向に止めようとしないレンジさんなのであった。
この人はいつかフィリピンで車にはねられて天に召されることであろう。