[オノケンブログ前回のあらすじ]
フィリピンでは車が多く、信号や陸橋もあまりないところが多いため横断するときは車の間を縫って練って横断するためけっこう緊張します。歩きスマホは厳禁です。
フィリピンマニラで自動車事故。歩きスマホは特にフィリピンではやめましょう
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
[フィリピンマニラのおすすめコスパ最強飯がロビンソンモール内にある?]
車にはねられたレンジさんは多少は体が痛むようであったが、通常通り歩くことができていた。
正直、一瞬は死んだと思うほどに飛ばされていたので、骨一本は折れていてもおかしくはないのだが、もちろん運もよかったのだろうが、レンジさんはなかなかタフのようだ。
心はアホのようにタフなレンジさんが、体までタフとなると、それはもう鬼に金棒、レンジに身体的タフネスである。
ドラクエでいうところの上級魔法、回復呪文を唱えることができるのにも関わらず、体力・守備力も兼ね備えたチートキャラというやつである。スーパー魔法剣士といったところであろうか?
さて、色々あったが、私たちはロビンソンモールに到着した。
レンジ「昼食どうする?」
私「前回食べた、あの謎のソースがかかったステーキを食べたいです」
レンジ「オッケー、そのあとでいいからアマンダの店に行ってもいいかな?マルコに何かプレゼントでも買っておこうかと思ってね」
私「いいですよ。彼女ランキング最下位のマルコがそんなに大きな存在になったんですねぇ」
こうして私たちは目当てのステーキがある3階のフードコートに到着した。
このフードコートはいつ来ても人が多い。
多くの食べ物屋が軒を連ね、10種類以上から選ぶことができるのだが、実は私は何回来ても、このステーキ屋以外で食べたことがない。
[どのステーキも安くておいしい]
また、このステーキ屋がこのフードコートで一番人気があるのか、どの時間帯においても客が多い。行列ができているとしたらだいたいこのお店である。
私もレンジさんも同じTボーンステーキを注文した。
他の肉を今までで注文したことがあるが、私の好みはこのTボーンステーキ一択である。
ちなみにレンジさんがステーキのみを2枚にしたいと注文したことがあるが、それはできないようである。
私&レンジ「うめぇ!!!」
男二人、昼間からアホのようにステーキをむしゃぶり食う。
私「やっぱりこの店のステーキは旨いですね」
レンジ「だね。フィリピン来たら一回はこのステーキを食べないとね」
私「さて、満腹になったところでアマンダの店に行きますか?」
レンジ「そうだね。アマンダ元気かな?また太ってるかな?」
そうして私たちはアマンダの店が深層部にある怪しい空間に歩を進めた。
怪しい空間に近づくと相変わらずのレンジさんの人気っぷりである。謎女からどんどん声をかけられている。
私はそんなベテラン感漂うレンジさんが羨ましい。
私もいつかこの界隈を歩くと至る所で
謎女「Hey、Ken!!」
と声をかけられたいものである。
だが、そう遠くない将来。私も少しずつこの周辺では様々な人に顔を覚えてもらえるのだが、顔を覚えられるということは色々なリスクを伴うということをその時思い知らされるのであった。
自信を持って言えることであるが、顔は自分が遊ぶ界隈では知られない方がいいということは確かである。
顔が知れ渡っているのにも関わらず、この界隈中心で今だに遊び、彼女を3人も作るレンジさんはやはり魔法剣士、いや、勇者である。