[レンジブログ 前回のあらすじ]
昨夜KTVで出会ったポニーという女性と食事デート。デートの後は出勤のはずが、今日は休んでレンジと一緒にいたいと言う。
[前回の記事]
【レンジブログ63】マラテのロビンソンモールでフィリピーナと食事デート、その後は!?
クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリー仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。
レンジブログを序章から読んで頂けると幸いですm(__)m
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
レンジブログ第一章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ
レンジブログ第二章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ51】マニラのフィリピーナが初めて日本の地方都市に来る
また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m
【レンジブログ64】フィリピーナがホテルの部屋にやって来る。しかも二人の女性!?
私とポニーはロビンソンモールのエントランスの外で二人でこの後のことを話していた。
ポニー「今日はもう仕事、ダイジョウブ。この後あなた一緒。ドウスル?」
私「えっ、でも急に休むとペナルティーあるでしょ? 大丈夫なの?」
ポニー「ダイジョウブ。あなた気にするな。ドウスル?」
ポニーは仕事を休んで、この後も私と一緒にいると言う。
彼女は「ドウスル? ドウスル?」と言ってくる。私の心の中は「Let’s go my hotel!」の一択だが、そんなことを言うブスな勇気はない。
私「How do you think to drink other bar or restaurant?」(他のバーかレストランで飲むのはどう?)
ポニー「んー、ダイジョウブ。でも、お店高いから。あなたのホテル、部屋で飲むか?」
私「What!?」(何!?)
彼女は、外で飲むと私のお金が余計にかかることを心配してくれているようだが、展開があまりにも早すぎるでしょう。ポニー、私はあなたに好意があるがまだ心の準備はできていない。
ポニー「レンジ、ダイジョウブ? ホテル行くダイジョウブか?」
私「Yes. I’m okay. No problem.」(はい。大丈夫です。問題ありません。)
いやいや、大丈夫な訳がない。急に緊張してきた。
ポニーは昨夜KTVで出会ったばかりのフィリピーナだ。人柄は良さそうだが、過去に日本人彼氏を持っていた女性。しかも、話の中では複数人の経験があるようだった。もしかして、日本人を喰いモノにしている危ない女性なのかもしれない。
アマンダが先ほど「お店の女には気をつけろ。」と言っていたことを思い出す。
甘い話には何か落とし穴があるはずだ。ポニーはかわいい。しかも優しい。交際相手として申し分ない女性だ。しかし、その女性がこんなに都合よく、さっそく私のホテルの部屋に来るというのは、やはり何か裏にあるのだろうか。この時、私の頭の中はブスな欲望よりも不安の方が大きかった。
ポニー「よし。買い物行くか?」
私「えっ、What!?」
ポニー「ツマミとサケだ。あなたと私で。」
ポニーはこれから二人で買い出しに行ってから、ホテルへ行こうと言う。私は当然断る理由もなかったので、その提案に従う。
[夜、パンパシフィックホテル前の通り]
二人でアドレアティコ通りを歩き始めた。ポニーは私の腕を取り、寄り添ってくる。
この後は買い出ししてから、ホテルか…。これは完全にもうカップルだ。私は昨夜、明け方の強烈な出来事などもう忘れ去っていた。ポニーと過ごすこの後のこと…どブスな妄想に取りつかれていた。
[参考過去記事]
【レンジブログ61】現地のオカマをホテルの部屋に招くと、とんでもない展開になった
[マラテ中心部、サークルと呼ばれる交差点付近]
時刻は午後9時が過ぎようとしていた。マラテの中心部はこれから朝方まで活気づく。私達は、行き交う車と人の波に乗った。二人で寄り添いながら歩いた。
まずは、ポニーが欲しいアルコール、安いシャンパンだがそれを置いてある商店へ向かった。
[マビニ通りにあるペンギンマート。日本の食材や調味料も売られていた]
シャンパンは一本500ペソ程度だった。ポニーは、「これ安い、だけどウマイ」と言っていた。お気に入りのお酒らしい。「私これ好き」と、無邪気に笑う彼女は本当に愛らしかった。
そして、来た道を戻り、今度はおつまみ、食べ物を買いに中国料理のレストランへ。ここでは、始めから「テイクアウト」と伝えてから注文した。
[中華料理レストラン” デイヴィズティーハウス ”。ここは超お勧めの中華料理屋(チェーン)です!]
私たちは先ほど食べたばかりということもあって、お腹は空いていなかった。しかし、ポニーは「いっぱい食べろ」と、メインのおかずを3種、チャーハンを通常サイズ(2~3人前)、副菜を5種ほど注文していた。
このとき、私の頭の中は完全にお花畑であったので、その尋常ではない注文の量は気にならなかった。今夜食べきれなくても、明日朝に、ポニーと二人で余ったものを食べれば良いか、くらいの安気だった。
そして、両手に飲み物と食材を抱えながら、二人でパンパシフィックホテルへと向かう。
さあ、いよいよだっ! 今夜もがんばれ、ブス!
[パンパシフィックホテル、エントランス前]
そして、ホテルのエントランス前に到着。
すると、このときポニーの電話が鳴った。相手は、どうやら職場ではなく、彼女の友人のようだった。
ポニーはしばらく、その相手と話をした後、私に質問してきた。
ポニー「私の友達、オンナ、一緒、ダイジョウブ?」
私は一瞬、意味が分からなかった。
は? どういうことだ? これから二人でブスな夜を過ごすのではないのか? もう一人、女性を追加ってどういうこと?
まさか、サンペーするのか?
それとも、盛大に薬を盛られ、身ぐるみ盗まれて警察呼ばれるのか?
ポニー「私の一番のトモダチ、一緒に飲む、一緒に部屋、ダイジョウブ?」
私なりに一生懸命考えた。しかし、返事は決まっていた。
私「Sure. No problem.」(もちろん、大丈夫です。)
私は、この予測不可能な展開に、ブスな欲情と不安と期待がごちゃ混ぜになった。もうどうなろうと知らない。昨夜の経験値があればこその返答だっただろう。
[次回あらすじ]
ポニーと彼女の親友、レンジの三人でホテルの部屋で飲み会開始。果たしてその状況にレンジは牙を剥くのか、剥かれるのか。
続きはよ!