仕事で予定が合わないから俺は行けないと言っていたレンジさんがまさかのマラテに現れた。
「え?なんでここに居るんですか?」
「サプラーイズ」
「いや、驚きはしましたけど、いつきたんですか?」
「ついさっきよ。ホテル着いて、換金してシェラトンの喫煙所でタバコ吸ってたら、ゴリラが歩いている所見えてね。人間に紛れてゴリラがウホウホ歩いてたらそりゃ一目でわかるって。よく麻酔銃とか撃たれずにすんだね」
「誰がゴリラやねん。それにしてもこっちくるなら言ってくれればいいのに」
「言おうとしたよ?でもブロックされちゃ伝えようがないじゃん」
「いや、そんな直前じゃなくてもいいでしょうよ」
「サプラーイズ。アーンドイリュージョン。あと、こっちで色々やらないといけないことができてね。今回はそれがメインだから、実際はそんな色々ケンさんと一緒にウロウロするような暇人じゃないんだわ俺」
「なんか腹の立つ言い方ですけど、じゃあ急がしんですね。仕方がないです。ではさようなら」
「冷たっ!俺よ?俺だよ?いないはずの俺がいきなりマラテに現れたのよ?そんなご近所に住んでてコンビニで偶然出会したくらいのあっさり感じゃなくても」
レンジさんが現れたこと自体は嬉しい。
嬉しいが、タイミングが圧倒的に悪い。
ダイスケさんがいるのだ今は。
今のダイスケさんと一緒にいると当然結婚話になるやん?
そんなん相手のことも聞くやん?
そんなことしたら、これからの行く末をニヤつきながら見守ろうって算段が誤破産になる。
ってわけでレンジさん、とりあえず今は消えてくれ。
「いや、忙しいんなら仕方がないです。僕とダイスケさんだけでお店行くので。また連絡しますね」
「店!?そりゃ俺も行くでしょう。ちょうど日本で練習してきた曲があんのよ。お披露目したいやん?」
「忙しいじゃなかったんですか?」
「少しなら時間はある!せっかくダイスケさんとも再会できたんだし、1軒くらいは同行したい」
そうして来た店が…いつもはマラテに実在している店名を使っているが、この店の名前は、実際に行った店の名前を使うのはもちろん、他の店の名前をフェイクで使うのも風評被害になりかねないので伏せておくとする。
なぜならこの店については悪い点以外はかけないからである。
ヒントだけ述べておくと、旧カプリコーンの対面にいくつ店があるが、そのうちの一店舗だ。
新しく、在籍が多いとのことで入店したこのお店。
店自体は小箱だが、この大きさで在籍が50を超えてくるとは驚きだ。
少しでもダイスケさんとレンジさんが話さないように、二人の間に陣をとる。
さっそく開始されたショーアップ。
1グループあたりに並べる人数が少ないため、なんと5グループもあるとのこと。
1グループ目…うーん…ネクスト!
2グループ目…うーーん…ネクスト!
中略
ご、5グループ目…うーん…ネクスト!…あ、ないのね?
烏合の衆…
「レンジさんいましたかいい子は?」
「いや、逆にすごいねここまでレベルが低い子を集めるって」
「50、60人くらいいるんですよね?みんな揃いも揃って…なんですかここは?僕はどうしたらいいですか?」
「とりあえず…まぁ指名しとく?」
「いや、マジでいませんって…1番レベルの高い子で、その辺の高級系の1番下と張り合えるかどうかくらいなのに」
「じゃあ俺はこの子」
レンジさんの選んだ嬢は、この集団の中にあって、中の中位の子。
全然可愛くない。
「えー…ママ、ローテーションはある?」
「ございません」
「えー…じゃあ…あの子」
私が選んだのは、私の座っていたソファーの背もたれ部分から頭だけ出してこちらを見ていた嬢。
決してタイプではないが、まぁ…この子なら…くらいのもの。
だが…
だがしかし…
隣に来てびっくりの体型だ。
顔からは想像できないほどの………だ。
しかも………だ。
色々まだ整理し切れてませんけど😅とんでもないお店に入って◯◯で◯◯な子が来ちゃったんですね🤣
そんなお店でも飛ぶんでしょうね💸💸💸
とんでもない嬢です…時間とお金を無駄にしました…
穴埋め大喜利の始まりですね。
最初は体型ってことなので、『3段腹』で 次がケンさんといえば『バクラ』
顔からは想像できないほどの3段腹だ。
しかもバクラだ。笑 どうでしょう?
バクラですか…まぁ、当たらずとも遠からずですかね…
はい次々!!
早く次の展開を!!
ケンさん!
確実にSSSSですね!
僕はSSSSですね!!!
マラテには魔物が住んでいるんですね!
そうですね!魔物です!!
レンジさんの二枚目ドヤ顔どうにかして下さい!
ドン!って何?ドンって!
想像通りだったのでツボりました🤣
このイラスト作成に彼は今燃えているようです!!