KTVで出てきたのはお相撲さん。コミュニケーションもとれない

フラッと入ったKTVにて指名した嬢。

隣に来て驚いたこと。
それは顔からは想像もつかないほどのお相撲さん体型だ。

おいおい、なんかこんな相撲取り、前の旅でもいたなおい。
確か朝青龍とか名付けたか？
あいつもやばかったなぁ。

しかし、こいつの体型はなんだ？
だらしなさしか感じない。
まわしか？廻しつけてんのか？
そんな腹回りだぞお前。

小錦か？小錦なのか？
顔とのバランスどうした？いったい過去に何があった？
顔だけ脂肪吸引して普通体型顔にしたのか？

しかも何がしんどいってこの小錦には私の英語がほとんど通じていない。
初対面の嬢との英語での会話など、だいたい同じようなもの。

・年齢
・この店での勤務歴
・以前は何してたか
・地元はどこか
・乳首の色

（興味がある嬢には）
・彼氏はいるか
・子どもはいるか
・好きなタイプはどんな男か
・乳首の色

などで、その辺なら返答も大体予想ができる。

そしてさすがにその辺の質問なら非常に流暢に口にできる。

自分にも他人にも体つきに人一倍厳しい私は、怠惰が可視化しているこの小錦に1ミリも、1ミクロンも興味はない。

急にこの小錦が自らの乳を放り出してきてもなんの感情も湧かない自信がある。
おっぱい星人の私だが、乳ならなんでもいいと思っていたら大間違いだ。

なので、適当に年齢やら聞いて、あとはカラオケやレンジさんやダイスケさんと話をして時間を潰そうと考えた。

「小錦よ、お前たいじゅ…年齢幾つなの？」
「？？？」

聞こえなかったのか？

「小錦よ…年齢幾つ？」
「Thank You😁」

…は？
年齢聞かれてありがとうと返事を受けたことは生まれて初めてだ。

「はう　おーるど　あーゆー？小錦」
「あーー！！31😁」

ようやく通じたやん。てかふざけんなや31だと？なんでそこ正直やねん。
嘘をついてくれよ。
俺が30歳の時に初めてのソープでお世話になった嬢は当時20歳だったのに、６年後くらいにシティヘブンでチェックしたらまだ20歳だったぞ？それくらいの嘘をつかんかい嘘を！

31歳か…逆にレアだわ夜の世界では。
子ども幾つやねん。

「子ども何歳？」☜いる前提
「？？？」

「はう　おーるど　いず　ゆあー　ちゃいるど？　早く答えんかいボケ（☜ここだけめっちゃ日本語で早口）」
「あーー…いない」

「そうなの？」
「嘘❤️実は11歳❤️」

なぜ一回嘘をついた？そこは嘘言えるんかい。
てか11歳やと？
日本やと小学生高学年やん。もう少しで中学生やん。バチバチの人生の先輩やん。

てかなんでそんなに英語通じんのや…ごっつぁんですとかの方が通じるんじゃないのか？

その後もことごとく私の英語は聞き返され、自らのスピーキングの自信は完全に地に落ちた。

レンジさんはこれまた普通にブスをリクエストしたわけだが、彼もまた指名嬢の顔面の現実に気がついたのか、ほとんど話をすることなく、さっきから馬鹿みたいに飲んでいる。

「レンジさん、ちょっと飲むペース早過ぎやしませんか？」
「俺この後すぐ行かないといけないことがあるから、この１セットにかけてるのよ。宇宙平和に関わる重大な任務なの」

「いや、宇宙平和に関わる任務控えてるなら飲むなや。しかも宇宙平和て。そんなもんにいちいち騙されるのってマルコくらいですよ」
「…飲むしかないやん！！指名子ブスだもん」

「おいストレートやな。日本語わかる子だったらどうするんです。さすがにそれはかわいそう」
「いや、それは大丈夫。ここが初めての店で、働いて1週間くらいみたい。だから絶対日本語なんてわかるわけない。つーか、なんか知らんけど、この子英語が通じない」

「そっちも！？こっちもそうなんです。どないなっとんねんこの店！」
「もういいじゃんケンさん。ここはカラオケボックス。なんか隣にフィリピーナがいて、グラスが空になったら注いでくれるってサービス付きのところって割り切ろうよ」

「そうですね。僕も飲みとカラオケに集中します！」
「いくぜカラオケ！！」

そうして受け取ったデンモクで曲を選ぶ。
この日のために幾つかの英語の曲もマスターして来たんだ。

さっそく1番歌いたい曲をリクエスト…

…が…

…だがしかし…

予約曲数7曲…

前6つが全てレンジリクエストっていう暴挙。