[オノケンブログ前回のあらすじ]
みなさんはブラックナザレ祭りはご存知でしょうか?毎年1月9日にマニラで行われる大規模な祭りです。日本のテレビでも紹介されたことがあり、その祭りの模様はまさに奇祭といってもいいほどに多くの人が押し寄せます。そこでの私の悪ふざけで天罰が下ります。
奇祭・ブラックナザレ祭りで有名なキアポ教会へ。悪ふざけで天罰!?
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[マニラでディナーデートするならここ!!絶対おすすめのレストラン]
“ディビソリアとキアポ教会へ行く”というの2つの目的を果たしてLAカフェに戻ってきた。
サワには、良いガイドだったので200ペソだけ上乗せして、1200ペソを渡した。
サワはお金を受け取るとさっさとLAカフェ店内へと戻っていった。
道中では、タクシーのドアを開けてくれたり、汗を拭こうとしてくれたりと、あんなにもこちらに気を遣ってくれていたのに、お金を受け取ったらさっぱりしたものである。
今後、私たちは何度もLAカフェに行くが、サワに再び出会うことはないのであった。
このLAカフェに戻る少し前にリョウさんから連絡が入っていた。
リョウさんはすでに解散し、ホテルで待機しているとのことである。
リョウさんにこれからの希望を聞くと、夜までの時間を利用して、地元のモールに行くことをご所望された。
リョウさんは、色んな外国のローカルなモールを見て回るのが趣味だそうである。
ロビンソンモールは利用しやすいが、あまりというより全くと言っていいほどにローカル感がない。
日本でも良く見かけるブランドの店や日本食のレストランなど、もちろんローカルな食事を楽しむことができるレストランもあるが、外国のローカルなモールとはかけ離れている。
私がパッと思いつくのは、やはりハリソンプラザである。
まるで昭和のデパート感漂うあの雰囲気はきっとリョウさんもお気に召していただけることであろう。
レンジさんにハリソンプラザに行くことを提案すると、ハリソンプラザの道中にさらにローカルなところがあるからと、そこに寄り道しながらハリソンに向かうことにした。
さっそくホテル前に集合した3人。
私「リョウさんお疲れ様です。さすがにお疲れでしょう」
リョウ「いやぁ、全然?まだまだいけるよ!!明日の昼にはマラテ離れるわけだし、今晩もう一回LAカフェに行きたいな」
私「・・・無尽蔵体力精力ですね。ソーラー発電かなにか搭載しているんですか?もしくは日本からマムシ的な何か持ち込みました?」
リョウ「普通よ普通!はっはっはっ」
私「さて、ローカルモールですが、歩きでも構いませんか?目的のモールの道中にさらにローカルなところがあるらしいので」
リョウ「おぉ、全然歩けるよ!なんなら少し運動不足だから、ランニングで行く?」
レンジ「・・・・・」
私「そんなことしたらレンジさんが途中で死ぬのでまったり歩いていきましょう。僕も筋肉のためにランニングはしないので、是非私の筋肉にご慈悲を」
リョウ「冗談だよ、はっはっはー!じゃあ行こうか」
こうして私たちは途中でローカルなマーケットに寄り、ハリソンプラザに向かった。
[この日はタイミングが悪かったのか、多くの店は閉店していた。また写真を撮ってもいいかと聞くと、だいたいの人がポーズをとってくれる]
日中は暑くてなかなか長時間歩くのもしんどいが、この時は夕方で少しずつ涼しく感じ始めたころで、歩いてハリソンに向かうのも苦ではなかった。
ハリソンプラザでは、店内を色々と歩いて観て回ったり、マッサージをしたりして2時間ほどの時間を使った。
衣服やカバンなども安く購入することができるが、マッサージも非常に安い。いつも利用するマッサージ店の半額ほどの値段だった。
ただ、私の担当だったマッサージのおじさんにマッサージの強さを“ミドル”と伝えたのだが、腰骨を折りに来ているのかと勘違いするほどに力強いマッサージであった。
最終的に“スーパーソフト”とリクエストしたら、私にとってはちょっと強めのマッサージといった感じだった。きっとこのマッサージおじさんの力加減はバカになっている。
さて、ハリソンプラザを満喫したらあたりはすっかりと暗くなっていた。
リョウ「さて、そろそろお腹すいたね。どこかおすすめのレストランある?」
レンジ「あぁ、それならハーバービューレストランというところがあります。僕が彼女であったり、アプローチしているフィリピーナと一緒に行くんですが、なかなか雰囲気も良くて良いレストランですよ」
リョウ「レンジさんのデートスポットレストランか。それは期待できそうだね。ケンさんは行ったことあるの?」
私「いえ、私は行ったことないどころか、そんなレストランがあること自体初耳です。今この瞬間にレンジさんとの距離を感じました」
レンジ「いやいや、ハーバービューレストランは俺のとっておきよ!!ケンさんがもうちょいレベルがあがったら伝授しようと思っていたところよ」
私「なるほど、わからん。そんな良さげなレストランがあるのなら早く教えてくださいよ。ティーと行きます!」
レンジ「うん、ぜひ大切な人とも行ってみてね」
※このレストランに再び訪れることになるのは、この時から4か月ほど後のことになる。相手は…
こうして私たちはハリソンからハーバービューレストランへと直接向かった。
このレストランは屋内屋外と両方あり、屋外では風が強い日はあまりおすすめしないが、基本的には屋外で食事を楽しむことをおすすめする。
非常に良い雰囲気で食事を楽しむことができる。
気持ちの良い夜風に当たりながら、マラテの街の光を観、そして波の音が聞こえる雰囲気で食べる食事は本当においしい。
しかも運が良ければ近くにある水族館から花火が上がるのを見ることができる。
料理のお値段もよっぽどの料理を選ばない限りはそんなに値段は高くはない。
[この時は3人で飲み食いしても2000ペソ程度。特に肉はとても美味であった]
以前レンジさんはマルコとここのレストランに来たとき、よっぽどの料理を選ばれたらしく、その時は一食で1万ペソを使ったそうである。
そんな料理はさぞ美味なのだろうが、別に安めの料理を選んでもどれもおいしく、雰囲気も良いのでデートで使えるレストランとしてはオススメだと言えるだろう。
私はこの時、次回このレストランへはアプローチしているフィリピーナ(or 彼女)と一緒に来ようと心に決めた。
さて、良い雰囲気、おいしい食事に会話も弾み、楽しい時間を過ごしていた時、レンジさんが携帯をつつく時間が長くなり始めた。私はその時点で嫌な予感を感じていた。