[オノケンブログ前回のあらすじ]
私が自信を持ってお勧めする中華料理屋をご紹介します。このお店はケソン市、マラテ(それ以外のところにもおそらくあるが)にあるお店です。価格は日本価格よりは安く、おいしく、量もしっかり食べられます。ぜひ一度行ってみてください。
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
[ストリップ、ゴーゴーバー、KTVを求めて夜のケソンをひたすら歩く]
作業をしながらスケベ話で盛り上がっていると時刻は19時になろうとしていた。
連日の疲労と睡眠不足で、私はこんなタイミングでまさかの睡魔に襲われていた。
エナジードリンクで界王拳を使ったところで、どうにもならないほどに眠い。
私「レンジさん、1時間ほど部屋で寝てきても構いませんか?この様子だと、今晩は乗り切れそうにないです。マニラは精神と時の部屋みたいなものなので、1時間でも一日分くらいの体力回復が望めるはずです」
レンジ「実は俺もだいぶ眠気きてるんだけど、たぶん一度寝たら当分起きられなさそうな感じだから、作業してるよ」
私「了解です。では20時ごろにここに集合でもいいですか?」
レンジ「いいよー。ではまた1時間後に!」
そして1時間後。
残念ながら精神と時の部屋ほどの効果はなく、逆に中途半端に寝てしまったことによる体の倦怠感がすさまじい。
今日は乗り越えられるのだろうか?
何にしても約束の時間だ。
レンジさんの部屋に行かなくては。
コンコン…コンコン…
でない。
ドンドン…ドンドン…
でない。
ダンダン…ダンダン…
でない。
これ以上音を大きくしたら叱られそうだ。一度部屋に戻るか。
さて、部屋に戻ってきた。
今度は電話をかけてみよう。
「プルルルル、プルルルリャ
プリャリャリャリャ、オリャリャリャリャ!!
オリャア!オリャア!オンドリャア!!」
………でない。
レンジさん完全に寝たな。
それから先は電話をかけ続けた。それはもうかけ続けた。
5分ほどしてようやくレンジさんが寝起き感満載の声で電話をとる。
レンジ「ふぁい、もしもし?」
私「寝てましたね?」
レンジ「いや寝てないよ( ・`ω・´)キリッ」
私「今時、そんな嘘小学生でもつきませんよ。何分着信音鳴らしたと思っているんですか」
レンジ「瞑想してただけ!!俺の今までの人生振り返ってただけ!!」
私「言い訳が迷走しています。別に寝ちゃいけないなんて言ってないんですから、素直に寝てたと認めればいいじゃないですか」
レンジ「寝てました。気が付いたら机で寝てました」
私「じゃあこれから部屋行きますので、おそらく水たまりになっているであろう机上のよだれを拭いておいてくださいね」
レンジさんの部屋に行き、レンジさんの顔を見ると、手を枕に伏せって寝ていたのがわかりやすいおでこ中心部分の赤さ。
私「さて、そろそろ出ますか?」
レンジ「うん、そうだね、出かけようか」
外に出るとあたりはすっかりと暗くなり、KTVの光が煌々と輝いて…
いない。
というより、昼間に散策したときに既に気がついてはいたが、あたりにKTVの「け」の文字も見当たらなかった。
インターネット上で紹介されていたケソン夜遊びマップを参考に繁華街へと向かうのだが、地図を読むのが苦手な私は、自称地図プロというレンジさんに道案内を頼んだ。
しかし、あっちへこっちへとうろうろしたものの、人気もそれらしい店もないような場所ばかりだった。
1時間近く歩いてようやく見つけることができたのは、ストリップが見ることができるらしいバーだった。
私たちは足の疲れと暑さからなんでもいいから店に入りたかった。
今は女性の裸体を見るよりもビールが飲みたい。
座ってすぐに頼んだサンミゲルライトを飲み干すと、今度はやはり裸体が見たくなった。
しかし、ショーは全く始まる気配もなく、私たち以外のお客は1名のみという非常に寂しい店内。
私「やたらお客さん少ないですね。女の子がでてくる気配が全然ないんですが、いつ始まるんですかね」
レンジ「ちょっと聞いてみようか」
そういうとレンジさんはこの店のママらしき人物にいつショーは始まるのか聞いてくれたが、どうやらこのお店はあと一時間ほど後からお客さんも増え、ショーも始まるのだそうだ。
そして近くのKTV地帯はどこかと聞くと、ママから返ってきた返答は、私たちに驚愕の事実を知らせる物であった。