【ポットブログ151】希望と挫折と真実の愛の行方

名古屋のフィリピンパブに全然行かなくなってしまった私ですが、
接待や友人との誘いで飲みに行く事は多々ありました。

フィリピン事業も軌道に乗せる為、日々精進していました。

そんな私に一筋の希望の光が見えてきました。

人というのは夢があると行動が変わります。
私はイキイキした毎日を過ごす原動力を見つけたのでした。

【ポットブログ151】希望と挫折と真実の愛の行方

２か月に１回くらいのペースでマニラを訪れている。

フィリピン事業を任せられる新しいバディにも出会えた。

そのバディはフィリピン歴も長く、経験豊富な為、様々なアドバイスをくれた。
多くのコミュニケーションを取り、事業として形が見えてきた。

マニラでは相変わらずというか、通常運転というか
なかなかワンチャンに辿り着けないモヤモヤした日々を過ごしていた。

日本では季節が変わり、ジャンバーが必要になってきた頃・・

私は大阪で新たな出会いと、衝撃を受けた。

日本ではコロナが収束に向かっており(感染者数は変わってないが報道がされなくなり)
飲みに出る人も徐々に増えていた。

ガールズバーという形態のお店は少しづつ減っていき、
コンセプトカフェ、コンカフェと呼ばれるスタイルのお店が増えてきた。

コンカフェは営業スタイルがカフェなので、未成年のバイトも働いている。
ちなみにカフェと喫茶店の違いは、お酒があるか？ないか？だそうだ。

ただ未成年であるが故に２２時から朝５時までは法律で働けない。
では、どんな事が起こるかと言うと・・・・

朝５時に１６歳くらいの子がバイトで出勤してくるのである。

こちらは夜から朝まで飲んでいるベロベロのおじさん。
片や法律でお酒も飲めない１６歳のシラフの小娘。

ポットよ！ついに犯罪に手を染めるのか？

と思われた方、安心して欲しい。

私、鬼畜だが、犯罪は犯さない。

ただ！

心境の変化と言うか・・・・

手を出したら犯罪だと分かっているが故に割り切れると言うか・・

ワンチャン狙いのポットが、全くワンチャンを視野に入れず
フラットな関係で１６歳と接する事が出来たのだった。

相手は、お酒が飲めないのでドリンク攻撃もない。
時給だけで満足している年齢だ。

ただ仲良く、最近の流行り言葉など色々を教えて貰った。

相手も相手で、私が全くワンチャン狙いでない事を知ると、
心を開いてくれて、更に仲良くなる事が出来たのだった。

「最近の若い子の遊びを教えてくれよ」

というありきたりな誘い文句にも拒否感を出す事なく、
普通に遊んでくれた。

私は年甲斐もなくスポッチャなどで声出して笑い、楽しく遊んだ。

そうか・・・

私は水商売だから鴨ろうとしてくる・・・と思い込んでいたが、
私がワンチャンしたいぜビームを出しているから、それを利用されていたのか・・・

そんな事を思うのであった。

そして全く別の日に上野で飲む機会があった。

そこで出会ったギャルっぽい子。

普通に日本語でコミュニケーションを取っていたので違和感はなかったが、
会話の流れでお母さんがフィリピンパブでママをやっているという話になった。

ん？という事は？

と深く話を進めていくと、やはりフィリピンと日本のハーフだと言う。
チビと同じパターンだが、この子は日本人が強く出たのか、
フィリピン系が少し少な目に感じた。

週４くらいがバイトで、それ以外は暇してると言うので、
休みの日にお母さん紹介してよ！とお願いし、
一緒にフィリピンパブに遊びに行った。

私がフィリピンに会社を作っている事が良かったのか、
娘の紹介という入口が良かったのか分からないが、
お客さんというより、ファミリーといった感じで接してくれて、
まったく鴨られる事もなく、激安で遊ばせてくれた。

ワンチャンの事ばかり考えていると利用されてしまうが、
ただ仲良しになりたい。私は金がない！と素直に宣言しておく事で、
お金を使わない楽しみ方を相手側から提供してくれた。

私は考えさせられた・・・

今までは金持ちに見て貰いたくて、ドリンクもバンバン出していた。

見栄を張って、お金を使って、それで女の子の気を引こうとしていた。

もちろん、それによって契約に結びつく事は多かったが、

友達になれたか？と問われると、答えはノーだ。

それよりも、お金が無いけど、面白いおっさんとして接した方が、
全然仲良くなれるし、そもそも向こうも全員から金を取ろうと思って無かった。
取れる所、取り易い所を狙っているだけだった。

こんな当たり前の事に気付くのに、一体いくら使ったのだろうか？

私の新しいフィリピンでの目標達成に大きく一歩近づいた気がした。

私は勝手にフィリピンなら夢を叶えられると思い込み、
勝手に希望を持っていた。

しかし、色々な女の子と出会い、希望は崩れ去り
出会いと別れの繰り返しに、嘆き、苦しみ、挫折した。

だが、これが良かった。

一度見栄を全て捨てて自分を見直してみて、
自分はケチだ！ケチでデブなおっさんだ！と思ってみれば、
可愛い若い子と楽にワンチャン出来るわけがないと気付く。

そんな当たり前の事に今まで気付かなかったのが不思議だと思える。

それでも仲良くして貰えないわけじゃない。

自分の心の持ちよう次第で、全然仲良くしてくれる。

多くを望まなければ良いだけなのである。

二度目のフィリピンでの起業。

明るい未来に思えてきた。

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[ポットブログ151あとがき]

ワンチャン狙いの新規開拓で契約でのワンチャンばかりしてましたが、
いざワンチャンを狙わずにお酒を飲んでみると、周りがよく見えます。

周りのお客さん全てがオオカミに見える程、目がギラギラしてました。

きっと自分もあんな感じでワンチャンしたいビームを出していたのだろう・・・
そんな事を反省しました。

仲良くなればなる程、彼女達のストレスが理解出来ます。

自分もストレスを与えていた人間だっただけに、心が痛みました。

お客さんから彼氏になる可能性はもちろんゼロではありませんが、
仕事として働いている子に対し、仕事中に口説くのはやはり難しいです。

プライベートで仲良くなれれば可能性は高いと思いますが、
ワンチャンしたいぜビームを出していると、プライベートでは中々会えません。

私はワンチャンしたいビームを出さない事に成功する事で、
プライベートでも遊べるようになりましたが、
ワンチャンへの道はそこにはありませんでした。

何が正解か分かりませんが、極論
ワンチャンしたいなら金を出す。

仲良くなりたいならワンチャンしない。

みたいなロジックが必要な気がしました。

ただ・・・

仲良くなった先に・・・ワンチャンがあるのだと信じています・・・