【ポットブログ85】衝撃の事実!!圧倒的勘違いによって精神に大ダメージ

【ポットブログ85】衝撃の事実!!圧倒的勘違いによって精神に大ダメージ

 

ついにジョアンの誕生日まで一週間となりました。

私は日程を調整し、誕生日までの一週間と、

誕生日後の一週間をフィリピンで過ごせるようにしました。

 

ただ他のスタッフの誕生日を会社でお祝いしているわけでもないので、

ジョアンの誕生日だけ会社で祝いするのはアカラサマな公私混同です。

 

そんな事をしたら他のスタッフからクレームが来てしまいます。

 

しかし私だけの力ではバースディパーティを開催するのは難しいのでジルに相談するのでした。

 

 

【ポットブログ85】衝撃の事実!!圧倒的勘違いによって精神に大ダメージ

 

空港を出てすぐに部屋に向かう。

日本にいる間にジルに相談しようと思っていたのに、ジルのいまいち反応が悪い。

 

その為、私はジョアンの顔を早く見たいという気持ちよりも、

ジルと早くミーティングをしたいという気持ちが強くなっていた。

 

幸いジルは私の部屋の掃除をしているとの事で私の部屋にいるそうだ。

 

私は週に１回の部屋の掃除をジルにお願いする契約はそのまま続けていたのである。

 

一番信用出来るし、本当に部屋がきれいになるからである。

ジルは真面目なので、私が日本にいる間も掃除や空気の入れ替えをしてくれている。

 

部屋に着くと、丁度掃除が終わったジルが居た。

間に合って良かった。

 

ポット「どうだい？仕事は」

ジル「全く問題ありません。納期遅れもクレームもありません。順調です。」

ポット「そっか。流石だね。」

ジル「いえ、問題があればすぐSkypeで教えて貰えますし、仕事も単純で分かり易いです」

 

ま・・そんな単純な仕事でも、日本の他の制作会社は結構ぼったくってるんだが笑笑

 

そんなぼったくり会社が沢山あるおかげで、私達への依頼が増えるので有難い限りである。

 

 

ま、正直、仕事なんてどうでもいい。それよりジョアンだ。

 

ポット「ジョアンの誕生日なんだけどさ・・・」

 

と切り出すと、ジルは表情を厳しくした。

そして、私に黙っていて申し訳ないと謝罪し、語り出した。

 

な、なんと・・・

 

 

ジョアンは誕生日の前日から３日間休みを取って実家に帰るそうである。

そして、その事を私には言っていないと本人から聞いたとの事。

 

確かに私は何も聞いていない。だから祝う気マンマンで日本から来ている。

プレゼント用にルイヴィトンの可愛いリュックサックも買ってきた。

 

ジル曰く、ジョアンは少し迷っているとの事だった。

コミュニケーションの問題もそうなのだが、私が本気かどうかがイマイチ分からない。

日本で他の女性と付き合っているかもしれないし、フィリピンでも返事が遅い事が多く

不安になる事が多いと言っているそうだ・・・。

 

私なりに精一杯の速度で返信しているが、これでも遅いのか・・・・

というか、私は返信すら貰えない事だってあるのに、なんという不平等・・・・

 

それにしても、なぜ誕生日に実家に帰るのを私に黙っているのだろうか。

こういう事は直接聞いた方が良いだろう。ジルをスパイのように使うわけにはいかない。

 

そして、ジョアンが私に休みを秘密にしている事に若干落ち込んでいる私に対し、更に追い打ちをかけるようにジルがとんでもない事を言い出した。

 

 

ジル曰く、

 

リーガウの期間は別に決められた期間があるわけではない。

男性を見定める期間なので、長い人は１年とか２年かかったりするとの事。

 

 

なんという事だろう・・・

 

１８歳まで待てば良いと思い込んでいたのは、私の勝手な希望であって、

確かに誕生日に返事しますなんて事は言われていない。

 

私はリーガウを受け入れてくれれば高確率で交際出来るという言葉を信じ生きてきた。

 

だから、現状に悪いイメージを一切持っておらず、付き合える日を指折り数えていた。

もうすぐ誕生日、もうすぐ誕生日。これが私の頑張る源だった。

 

しかしジルの話はこれを根本から覆すものだった。

 

 

そんな長い間待てるだろうか？　私は確かにジョアンが大好きだ。

でも、キスもワンチャンも無しで１年や２年も尽くし続ける事が出来るだろうか？

 

私は簡単だと思っていたこのアプリーチ期間が、とてつもなく強大な敵に思えてきた。

 

いくらリーガウの許可が貰えれば高確率で成功すると知っていたとしても、

待っている時間が長くなってきたら、自分の衝動を我慢し続ける自信は正直ない。

 

無理矢理でも手に入れたい・・・

 

そんな恐ろしい考えまで浮かんでくる。

 

 

参った。。。。

 

想定外だ。完全なる想定外。

 

終わりのない闘いはモチベーションの維持が難しい。

 

ハッピーな２人の未来を思い描き、モチベーションを維持してきたが、

長くて２年なんて話を聞いたら、絶対に無理だ・・・・無理過ぎる。

 

 

別にフラれたわけではないのに、私はスーパー落ち込んだ。

この世の終わりくらいのテンションになっていた。

 

 

しかし悪い結果を想定してネガティブなイメージを勝手に持つのは良くない。

 

ひとまず、なぜ私に実家に帰る事を黙っているのか、本人に直接聞いてみる事にした。

 

私は、自分が伝えたい言葉をジルに翻訳して貰う。

というか、ジルに私の携帯を持たせ、私の気持ちをタガログ語で打ち込んで貰った。

 

 

ポット『愛する人よ。もうすぐ誕生日ですね。』

ポット『あなたの誕生日を一緒にお祝いしたいのですが可能ですか？』

 

すぐに返事が来た。

 

ジョアン『ごめんなさい。誕生日は家族や親戚と過ごすと決まっています。』

ジョアン『私はその日は田舎に帰ります。あなたに会えなくて寂しいです。会いたいです。』

 

くぅ・・・・

分かってはいたが、アッサリと断られた。

 

しかし、理由を知りたい。

 

ポット『だったら今から会いましょう。』

ポット『レッツ　イート　トゥギャザー』

 

私は送った瞬間に返事を待たず、ジルとタクシーに乗り込みマカティに向かった。

 

 

もう結構長い間我慢した・・・

せめていつまでとか期間を決めて欲しい。

 

全く、こんなクソみたいな制度、誰が考えたんだ・・・

 

私は全力でこの制度を決めたヤツを恨んだ。

 

誰か分からないが・・・

 

 

さてさて誕生日にお祝いが出来ないのなら、別でお祝いするしかない。

どうやってお祝いすればいいのだろうか？

 

この辺をジルと相談して決めようと思ったのに、

全然違う流れになってしまった。

 

モヤモヤした気持ちのまま私達はジョアンのもとへ向かったのだった。

 

 

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[ポットブログ85あとがき]

 

誕生日当日のお祝いは無理だとハッキリ分かりました。

ジル曰く、誕生日を家族と過ごすのはフィリピンでは当たり前の行為との事。

 

でもなぜ黙っているんだろうか？その辺が謎に包まれていました。

ジルも理由については聞いていないとの事でした。

 

まずは、その部分だけは明確にしておきたい所です。

 

それにしても、リーガウを１年や２年し続けるなんて・・・

いくら好きでもそんなに待てと言われたら絶対に無理ですよね。

 

結婚だったら分からなくもないです、でもお付き合いするのに

１年も２年も待つなんて・・・マジで考えられません。

 

長く我慢するのが本当の愛と言うならば、私は一生無理だと思いました。