[レンジブログ 前回のあらすじ]
マラテのディスコでマリーというフィリピーナと出会い、彼女と恋の予感に浮かれるレンジ。夜明け方まで遊んだ後、ホテルに戻る。そして、お昼頃に目が覚める。仮眠程度には寝ることができたが、酒はまだ残っており体は重かった。
[前回の記事]
【レンジブログ36】フィリピーナがトイレへエスコートを求める。マラテのディスコ EXKLUSIVE にて
レンジブログを始めから読んで頂けると幸いですm(__)m
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
レンジブログ第一章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ
【レンジブログ37】プライベートで、フィリピーナと連絡をとる方法。
パンパシフィックホテルの南側のラウンジへ向かうと、田原さんとパーリーがコーヒーを飲みながら私を待っていた。田原さんは白いマスクをしていた。体調を崩したのだろうか。
[パンパシフィックホテルの南側の1Fラウンジの写真]
田原「おはよう!昨夜大丈夫だった?」
私「はい。最高に楽しかったです。」
田原さんのマスク越しの声は元気そうだった。
(田原さんの似顔絵、人物紹介がある記事 【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ )
田原「何時まで行ったの?」
私「ディスコを出ると明るかったので、たぶん6時くらいだと思います。」
田原「えー!」
パーリー「レンジさん、酒クサイ」
(パーリーの似顔絵、人物紹介がある記事 【レンジブログ2】フィリピン人女性パーリー、美人現地責任者 )
田原「いやいや、若いねー!武本君も最後まで?」
私「はい。でもその後、武本さんはまだ何処かへ行く予定があるみたいでしたけど。」
田原「はははっ!さすがタケさん、最高だねあの人。で?レンジさん、ディスコはどうだったの?」
私は昨夜の出来事を田原さんに伝えた。武本さんと後に現れた二人の現地女性のこと、そして、マリーと言う女性のこと、彼女との別れ際の挨拶の場面まで全て伝えた。特に、私の発言から始まった彼女の号泣のこと、その後何故かトイレへのエスコートを求められたことについては、詳細まで話した。
田原「へー!なるほど、そうなのか…どう思う、パーリー、その女の子さ。」
私にとってもパーリーの意見は、フィリピンでは最も貴重だ。彼女は時折私の目を見る。じっと何かを考えているようだった。
(パーリーが考えるフィリピーナの恋愛事情についての記事 【レンジブログ21】フィリピーナが外国人と交際する理由とは。 )
パーリー「うん。まー、良いんじゃない。アプローチしてみれば良い。」
よかった。パーリーの許可が出た。ただし、重要な事を伝え忘れていた。
私「それがですね、彼女の連絡先を聞きくのを忘れていまして。」
田原「はっ、なんだそりゃ!」
パーリーはそんな男子はあり得ない、レンジ無いわーあんた、と言う表情。はい、分かっている。私も自分自身が残念だ。
私「武本さんと連絡先の交換はしたんですけど、彼女のことはその時それどころじゃなかったので。」
田原「ははっ! なるほど、良いよ! 武本君に聞いてみるよ」
田原さんはすぐに電話を取り出し、武本さんに連絡してくれた。電話口の様子から察するに、武本さんは既に仕事をしているらしい。また、田原さんは私が話した昨晩のディスコでの内容を武本さんに確認していた。
田原「今朝は明るくなっちゃってた? ハハハっ… うん、うん、ははっ! なるほど… うんうん! ハハハっ! そうだね、また行きたいね! 昨夜はごめんね、本当に! あっ、レンジさんに変わるね。」
田原さんと電話の先の武本さんはおそらく爆笑していた。そして、私にその電話を取り次いだ。
私「お疲れ様です!昨夜はありがとうございました!」
お礼をしっかり伝えて、武本兄さんと今朝までのお互いの健闘を称え合った。
そして、本題のマリーについて聞いてみる。
彼女の連絡先を聞きそびれたこと、私も好意があってまた会いたいのですが、と伝える。
しかし、この時は武本さんもマリーの連絡先はよくわからないようで、とりあえず後で、ルームメイトのマリーの親友に聞いてみるとのこと。私のLineIDかフェイスブックの名前を彼女に伝えておくよ、と言われたので一応どちらも伝えた。
ちなみに、現地の女性と連絡をできるだけ頻繁に取りたい場合は、やはり現地の電話番号を用意した方が良い。
まず、フィリピン国内は電波事情が日本ほど良くはない。
加えてインターネット(現地の方はデータ Data もしくはオンライン Online とも言う)へ接続するにはルーターやパケット料など別途必要なため、日本のように常時ネット接続している女性は極めて少ない。
インターネットが有効な場所、フリーのWifiを使える場所も限られている。
多くのフィリピーナにとっては、インターネットを利用するには常にお金がかかるというイメージである。(ただし後に、豪快にお金を注ぎこみネット利用する女性もいることを知る。)
[マニラで購入したプリペイドカード(300ペソ)、新品ガラケ(600ペソ)、中古スマホ(1200ペソ)の写真]
また、現地電話番号のテキストメッセージ(SMS)であれば、通常の電話回線を利用しているので、端末の電源が入り電波があれば、ほぼリアルタイムで連絡を取り合うことができる。
利用する料金もインターネットのパケット消化よりコストは少ない(もちろん、お金持ちの方は日本のように常時ネット接続している。現地では、日本のNTTのような役割はPLTDという会社が担っている)。
この時まで「LINEの返信がない。既読すら付かない」と言うのは、日本の通信事情しか知らないためであった。
インターネット利用のLINEやMessenger、カカオトークと言ったアプリについては、フィリピン国内ではその利用が難しいことがある。
フィリピーナ達の背景を考慮した上で、現地電話番号でのSMSでやり取りする方が確実に返信率は高くなる。
したがって、とりあえず1,000ペソもあれば現地のモールで「電話機+通話料」が揃うので、旅行者の方で本気でフィリピーナにアプローチしたいのであれば、この項目は必須であろう。
また、日本でのSIMフリーの端末があれば、現地でももちろん利用することができる。その場合は現地SIMのみを手に入れればよい。
この当時の私は、日本の大手通信会社のスマホしか持っておらず、国際回線かインターネットでしか連絡手段がなかった(SIMフリーではなかった)。
確かに、マリーがインターネットを利用する保証はどこにもない。とにかく、 あまり期待せずに待とう。武本兄さんも田原さんも応援してくれているみたいだし。
何よりフィリピーナのパーリーの許可も得た。大丈夫だろう。
田原「OK!さて、お腹空いたんじゃない?」
私「はい」
田原「何か食べに行こうか!」
[次回タイトル] マラテのレストランにて、物乞いに囲まれる。フィリピンの貧困について
[次回あらすじ]
田原、パーリー、運転手ボブ、レンジの四人でマラテの有名レストランへ向かう。その駐車場では様々な方法で、お金を手にしようとするローカルな人々の姿が。街中で目にする物乞いや物売り。フィリピンの貧困について紹介。