[ポット目線]

つまらない時間を過ごしていた私、ポットであるが、

1時間だけの我慢だと必死に耐えていた。

 

そう、私はレンジとオノケンに、

この店は顔出しだけだからワンセットで帰ろうね!約束ね!

と契りを交わしている。

 

固い契り、男と男の約束を交わしているのにも拘わらず、

ママの「間も無く時間ですよ?」のコールに対し、レンジがマイクで叫んだ。

 

ハバ!

ハバ

ハバ(←エコー)

KTVでカラオケを熱唱する日本人男性

 

な、なんという事だ!!? レンジがハバと言うのである。

 

こんな事があっていいのだろうか?

 

一応解説するが、ハバというのは長さを伸ばすという意味で

フィリピンパブでは延長を意味する。

 

そう! レンジは私との契りをいとも簡単に破り、

自分の楽しみを優先したのである。

 

気遣いと包容力の塊と呼ばれた私が自分よりもふたりを優先したのをいい事に

レンジはここで自分を全面に押し出してきたのである。

 

これには私も驚きを隠せず、オノケンにクレームを入れた

 

ポット「オノケン!レンジが延長しやがった」

オノケン「いやーこの子、めっちゃタイプっす」

ポット「俺、入る前にワンセットだけって言ったよね?」

オノケン「僕、こういう形のおっぱいが本当に好きなんですよね」

 

ダメだ・・・・こいつでは話にならない。

キャッチボールが全く成り立たない。おっぱいの話しかしていない。

目が完全におっぱいになっている。

 

釣った魚に餌をやらない男で名が通っている私であるが、

この状況ではそうも言っていられない。

 

私は腹をくくり、全然顔がタイプではない指名子とイチャイチャする事にした。

 

先ほどの性格は悪魔だが、顔が天使であるマキに比べ積極性が極端に下がっているが、

酔いは先ほどより回っているので、テンション的にはいってこいのイーブンだ。

 

私は相談を聞いてくれる優しいおじさんからハグしてベロチューしまくる痛客に変身した。

 

しかしこのままでは、私がこの嬢を気にいっていると周りに思われてしまう・・

 

私は何を思ったか、オノケンが指名した嬢の誕生日が今日であると聞き、じゃんけん勝負を挑む事にした。

 

ポット「よし!じゃんけん勝負だ!勝ったらチップで1万円!負けたら1千円ね!」

オノケン指名嬢「勝っても負けても貰える?」

ポット「TAMA KA!(その通り)」

 

私は意味もなくじゃんけんに挑み、そして敗れた。

 

ふふふ・・・

 

私は約束を守る男、ポット。

 

財布から1万円を出して、嬢に渡した。

 

貰った本人は勿論喜んでいるが、

このイベントに一番反応したのは私の指名嬢である。

 

なぜ自分ではなく、違う子にチップあげるのか?!!

完全に怒っている。怒りを通り越して泣きそうになっている。

 

私はそれを丁寧に説明した。

 

チップをあげるのは下心がある時だよ。

本当に愛している時はお金なんか渡さない。

渡さないという事は本当に愛してるって意味なんだよ。

 

全く納得していなかったが、私は押し切った。

勝負には負けたが、駆け引きには勝ったのだ・・・・多分。

 

 

そして時が過ぎ、そろそろ時間かな?と思っていると

 

なにやら変な話になっている。

みんなでご飯を食べに行こうという流れに・・・・

 

嫌だ!嫌過ぎる!

 

この子はタイプじゃないんだ・・・。

 

私は全力で拒否した。

そしてレンジがトイレに行った隙に、

女性陣も全力で断るように促した。

 

もっと飲みたい。もっと楽しみたい。

この店では楽しめない。

 




 

そんなやり取りをしているとレンジがトイレから戻ってきた。

 

そして・・・

 

 

レンジ「次、いきましょうか!」

 

と言っている。

 

ポット「ん?あれ?会計は?」

レンジ「あっ!先に済ませました」

 

ちょ・・・・おま・・・・

 

私はマキの店を出る時に、次に財布を出したら命がないと思え!とレンジに言っていた。

にも拘わらず、レンジは財布を出さないよう、キャッシャーまで行って、

コソっと支払いを済ませてきたのである。

 

更に、指名の子の携帯ケースに1万円を挟んでいた。

さりげなくチップまで渡している。恐ろしい男だ。

 

それにしても、1軒目に続き、2軒目まで全部払うとは。。。

 

通常の人ならば、ご馳走様です!と喜ぶ所(オノケンは筋肉出して大喜び)であろうが、

私はレジェンドである。これは由々しき問題である。

レジェンドにはレジェンドのプライドがあるのである。

 

次は時間を聞かれる前に私が支払いを済ませてやろうと決意し

クレイジー3兄弟はアテもなく次の店を探しピンパブストリートを歩くのだった。

 

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ポット
クレマニのカモ担当。アラフォー。日本じゃシャッチョさん、マニラじゃカモネギさん。 日本の恩人のススメでマニラで起業を試みるが、仕事より女性を優先してしまうダメ男。 果たしてビジネスは成功するのか?マニラで性交できるのか?

6 コメント

  1. 延長ですか🤣
    いや、しかも、ポットさんおごられてるし🎉
    1万円じゃんけんはなかなかドキドキしますね😅
    マニラでも、1000ペソ紙幣の束をテーブルにのっけてチップでばら撒いたりしてましたけど💦
    さて、次の地獄はどこですか?w

    • そうなんですよ。あの人、勝手に払っちゃうんで対応のしようがないんですよ。
      酔わせて潰せば払いたくても払えないんで、結果潰してしまえばいいんですけどね。

      1000ペソをばら撒くなんて・・・・富豪ですね。
      俺は100ペソに両替してからやってましたwwwwww

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