[オノケンブログ前回のあらすじ]

フィリピンはマニラ、マラテにある高級KTVグランドヨーコでの出来事です。チェックをしたい私に対し、延長を申し出る先輩。先輩を立てたいところだが、もう帰りたくて仕方がない私が取った行動とは?マラテの地で殺人の罪を犯してしまうのか?

延長?チェック?殺害?帰りたい私がグランドヨーコでとった行動

オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m

転落と後悔

私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。

【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

 

[マラテのKTVで変な女に遭遇。指名した子の口臭がきつい時の対処法]

旅の初日、夜遊び最後に訪れたシンシアでのショーアップ。

私の目の前に並んだフィリピーナの中に変なフィリピーナがいた。

 

私(心の中)「なんだあいつ。なんかくねくねしてる。顔は30歳オーバーに見える老け顔に、低身長・ずん胴・短足・貧乳...加点するところがまるでない。てかなんでくねくねしている?あれもアピールか?どこかの部族の儀式か?」

 

そのフィリピーナは、私にセクシーさをアピールしたいのだろうか、なぜかくねくねと常に動いていた。あれが一体何のアピールなのか、彼女とは部族的な違いがある私には全く理解ができない。

 

くねくね女は論外としても、残念ながら指名できるレベルの子はその時いなかった。

 

私「...ローテーションできる?」

ママ「指名代が代金に含まれていますので、指名をしてください」

 

私「じゃあ、あの子」

くねくね女「えっ?私?やったーラッキー!!」

 

くね女が歓喜の声を上げたが、私が指差したのは彼女の“2つ”右にいる子である。どの角度で見たら自分が指差されていると勘違いできるのだろうか?

 

私「いや、違う」

くねくね女「えー、私でしょ?」

 

私「うん、大丈夫。あなたじゃないよ」

くねくね女「じゃあ私も指名してニッコリ」

私「しないしない」

 

くねくね女は肩を落として去っていったが、私が指名した子も決してかわいくはなかった。

ショーアップに並んだ女の子の中では純粋そうで、落ち着いて飲むことができそうだったために指名した。ただそれだけである。

ショーアップが終わり、ほどなくしてザリが私たちのところに来た。

久しぶりにザリとは会ったが、元々細いザリはさらに細くなっていた。胸の部分が空いた服からは鎖骨がくっきりと見え、痩せすぎていることは一目瞭然であった。

 

私「ザリ、久しぶり。元々スレンダーだったけど、さらに痩せたね。ちゃんと食べてる?」

ザリ「そう?食事には気を遣っているかな。仕事終わりはなるべく食べないようにしているし」

 

私「もうちょっと食べないと、体調崩しちゃうよ」

ザリ「そうかな?まだ痩せたいくらいなんだけど」

 

拒食症とまではいかないにしても、このまま痩せてしまうと間違いなくその部類に入るような痩せ方であった。

拒食症は性格的に神経質で真面目な人間ほどなりやすいものである。

 

ザリは仕事に関して非常に真面目に取り組む子であり、“痩せ型の方が日本人は喜ぶ”という情報の元、黙々と努力を続けた結果だとは思うが、さすがに度が過ぎてしまっている。

 

マリー、リョウコ、黒髪のエミリー、ザリ...

私が初めてフィリピンに旅行に来たときに会ったフィリピーナ達である。

やはり初めての旅行で出会った人たちというのは思い出深いが、今となってはザリしか残ってはいない。

 

ザリのことは友人として好きである。

今後も彼女が元気でマニラで働いていてくれることを願うばかりである。

そう、元気があれば何でもできるのだから。

 

さて、私の指名した子は、KTV歴1ヵ月の新人であり、以前はディビソリアで働いていたそうだ。

その当時は、朝から夕方まで立ちっぱなしで働いたとしても給料は200ペソ程度というとんでもなく低い賃金だったそうである。

 

それに比べてこのシンシアでの給料は300ペソと、KTVの給料としては低い方であるが、“涼しい空間でゆっくりしているだけでそれだけの給料がもらえるので最高だ”ということである。

ディビソリアでの給料の話こそ興味のあるものであったが、それ以外でいうと顔は街ですれ違えば一瞥もしないレベル、私の大好きなお山も大したことない高さ、挙句の果てには口が臭いときたものである。

 

しかもそんじょそこらの口の臭さではない。ハエが喜んで集合するレベルの臭さである。

ドリンクを飲ませて口臭をちょっとでも和らげたいものだが、彼女の口臭ケアに数百ペソも支払うのはもったいないにもほどがある。

しかし、あと数十分の間に左からの悪臭に耐えられる自信がない。

何かしら対策は打たないといけない。

 

私は自分の口臭には気を遣っているため、常にミンティアを携帯している。

強烈なミントで眠気もいくらかは抑えることができ、口臭も長くはもたないにしても良い状態にすることができる。

 




 

 

私は自分のポケットからミンティアを取り出して一粒食べた。

 

口くさ女「なにそれ?」

 

私(心の中)「よし、食いついた」

 

自分がミンティアを食べる→「それなに?」→「ミントだよ。食べる?」→「うん食べる」→口臭ケア→ニッコリ

作戦である。

 

私「日本で有名なミントのお菓子だよ。おいしいよ。食べる?」

口くさ女「いらない、私ミント嫌いだから」

 

私(心の中)「このアマ...」

 

ミントを食べさせて口臭ケアをさせる方法は失敗に終わった。

 

私「そうか、じゃ残り数十分の間呼吸を止めているか、このミントを食べるかどちらかを選んで」

 

 

 

 

 

 

と言いたかったが、もちろんそんなことは言えない。

なるべく話をしないように私もレンジさんとザリの話に加わりつつ時間を過ごした。

そして時間は過ぎ、そろそろチェックの時間が来てもいい頃となった。

初日からなかなかハードな一日となったものである。

 

飛行機の度重なる遅延により大幅に到着時刻が遅れ、KTVに来てまでぽっちゃりロシアンハーフと営業スマイル&トーク。挙句の果てには口くさ女のブレス攻撃を1セットの間受け続けた。

明日だ。明日からはメイにフォーカスするのである。

長かった1日がようやく終わる。やっと寝ることができる。

 

レンジ「この4人でアフター行かない?」

 

私の中で再び殺意が芽生えた。

 

次回 レンジ、再び死す ダイイングメッセージは“フィリピン童貞野郎”

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

4 コメント

  1. 初めてコメントします、よろしくお願いします。
    五月の連休でマニラに初旅行へ行ったのですが、それまでこのブログを知りませんでした。
    現地のネットに接続して調べ物をしていた際、こちらを見つけたのですが、時すでに遅し。文量の多さに読む時間が全く足りませんでした笑
    事前にしっかりと予習しておけばと強く後悔した次第です。
    次回のフィリピンは8月を予定しています。その時には結果を出せそうな気がします。
    オノケンさんにもいつかお会いしたいなと思っています。
    ブログこれからも頑張ってください。

    • モリモリさん
      初コメントありがとうございます!
      そうですね、クレマニがどれだけお役に立てられるかわかりませんが、少しでもフィリピン遊びのお供になれれば幸いです!
      これからもよろしくお願いいたします!

    • とくめいさん
      話をすることが多くなるとどうしても臭くなりがちですが、それはケアをしてほしいものですが、自分の口臭はわかりませんからね…私も気をつけています

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